Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

花便り-65 小町草(ムシトリナデシコ)

2009-07-31 21:42:39 | 自然の恵み
昨日のNHK-TVで「富良野(全て富良野としているが、本当は富良野市・中富良野町・上富良野町・美瑛町などをまとめて富良野地方のことですが、)」のことが放映されました。
中富良野町の「富田フアーム」の花園で、「小町草」が紹介されていました。 群生させると紅の面が広がり見事なものですね。

南ヨーロッパ原産で江戸時代の末期に鑑賞用として帰化植物で、雑草のように生命力が強く、こぼれ種でどんどん増えます。
我が家の庭でも、まばらですが芝桜に似た美しい紅色の小花を咲かせています。

今の時期としては紅色の花が少ないので、お気に入りの一つです。

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     7月17日撮影
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小町草の別名はムシトリナデシコ(虫取り撫子)で、茎の上部に粘着性の液を分泌している帯状部分があります。

この部分で虫を付着させることがあるからですが、食虫植物ではないので、粘液には消化酵素が含まれず捕獲した昆虫を消化吸収することはないそうです。

褐色を帯びた粘液部分を触ると、ベテベタとしつこく粘ります。

花言葉の「青春の愛・未練」はきれいな花のイメージからなるほどですが、 別に「しつこさ・裏切り・罠」というがあるのも、そのまんまで納得です。

葉は対生して茎を抱くように見え、白みを帯びた黄緑色です。
花が終わると花下の筒状部に、小さな種がびっしりできます。

白い小町草モあるそうですが、まだ見たことはありません。

昨日に引き続き晴天の今日は、夏の日差しで小町草は輝いていました。

明日も天気になーーれ!

花便り-64 コスモス

2009-07-30 21:22:31 | 自然の恵み
朝から晴天は久々で、25℃を越えた正午の気温で夏日を記録しました。やっとこれが夏なのだーと感じる日でした。

午後8時が過ぎてから、遠くで花火の音が聞こえます。そうかー、今夜は花火大会だったのかー。

旭川夏まつりが今日から始まるので、石狩川河畔の旭橋付近は、混雑していることでしょう。
雨があがって天気でよかったなー。

やっと夏本番でも、庭のコスモスは「秋桜」と書くのに、秋の花というより夏の花で、すでに7月初旬から咲いています。

コスモスは、外来品種ですが、日本の風景に馴染んで秋の代表的な花です。

  

  

  

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こぼれ種がちらばって、赤白の微妙な花色に変化し、あちこちに咲き出しいます。

今年は、花びらがラッパ状になって咲く種類の珍しいコスモスは咲かないので残念です。

開花期が長く秋遅くまで花園の彩りを絶やさない役を果たします。

花言葉は「乙女の真心、愛情、たおやかさ」などです。

ノシメトンボとコエゾトンボ

2009-07-29 22:21:22 | インポート
雨降りが続いたので、今日の太陽の日差しが突き刺さるように暑く感じます。帽子を忘れてしまったことを嘆いたくらいです。

トンボがゆったりと飛んでは、止まりするのを見ると夏の盛りを感じるより、秋かなーとも思ってしまいます。

昨年7月のブログにクルマトンボについて欠きましたが、よく見られるこのトンボは、ノシメトンボとわかりました。

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      ノシメトンボ 7月29日撮影

子どものころは、このノシメトンボのことをクルマトンボと呼んでいました。
ムギワラトンボより 珍しいくらいに数は少なく、クルマトンボをみつけると、ラッキー(当時はこんな言葉をつかいませんでしたが)と思ったのです。

ですが、このころはノシメトンボ(クルマトンボ)しか見ることができませんが、コエゾトンボらしいトンボを見ました。

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入り口ドアを開放していた「はぎわらギャラリー」の天井に止まっていたのです。

暗くて見づらいのでフラッシュで撮影しましたが、最近見かけないので、虫取り編みで捕獲しようと思いましたが、窓へ誘導し逃がしました。

後刻、写真でよく見るとどうやらコエゾトンボのようです。

飛ぶ宝石なんて言われるコエゾトンボなので、捕獲してゆっくり観察すればよかったなーと残念に思いました。

黒く見えて堂々と飛んでいるトンボをコエゾトンボだと思って、今後は、トンボ群をよく観察しようと思います。

感動的な鑑賞の授業 

2009-07-28 23:55:02 | インポート
第59回全道造形教育研究大会上川・旭川大会が今日旭川市立永山中学校で行われました。

幼稚園から高校までの造形教育に携わる教師などが集って、研修する場です。

【「身体で感じ・心はずませ・創造する」喜びを】の大会テーマで、研究主題【「いま・ここで」「つなげる」造形教育を求めて】の研究提言などが日程に組まれ、大会最初の日程に特設された公開授業に参加しました。

私は、幾つかの公開授業の一つである小学校3年生の授業に関わりを持つことになり参加しました。

授業で生の絵を直接鑑賞するため、「雪の日」が共通の主題で描いた郷土旭川市内の建物と人々の日常生活水彩画を貸し出し、話し合い活動に加わったのです。

北海道教育大学旭川校附属旭川小学校3年生38名が、初めて目前に現れる私の水彩画作品4点を鑑賞して、作者の思いを探る話し合い活動の授業が進み、その終盤に作者の私が突然現れて、その話し合いに加わるという50分間の授業です。

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教師の巧みなトークの導きで、多様な観点にわたって率直で鋭い感想や意見がどんどん飛び出す活発な学習に、作者の私は驚きました。

広い音楽室なので、50~60人くらいの関係者の参観がありましたが、同じような感想を持ったのか始終うなずきながら見守っていたように感じました。

小学校3年生が、こんなに集中してしっかり絵を見つめてくれたことには感激です。
それは、作者のふるさと旭川市の風景への特別な思い・寒さを表現しようと工夫した表現法・吹雪の中での日常生活の表現・写真ではなく絵でに表現する意図など、作者の心の奥深くまで立ち入って考えをめぐらす真剣な授業態度でした。

途中からトークに加わった私は、自分の思いを絵で表したこと、大好きなふるさとを描く特別な思いのこと、晴天の雪景色ではなく吹雪など雪の降る街をわざわざ選んで描いた思いのことなどを、端的に披露しました。

授業のねらいに合致したのかどうか確認出来ませんが、楽しくも嬉しい気分のいいひと時でした。

写真や図での鑑賞は無理があり、無茶です。
情報いっぱいの巨匠の描いた評価の高い古い時代の絵を、写真で見る機会はあっても、学校教育の現場では、生で現代の絵を見る機会は少ないのが一般的だと思います。

十分な準備と巧みな話し合い活動を導く技能が揃えば、今日のような授業形態は大きな教育的作用が期待出来るのだと確信することが出来ました。

自分の作品を中心に、久しぶりに子どもたちと触れあうことが出来たし、学校現場の教育活動に役に立ったと思い、とても感動的な出来事でした。

平間文子パステル画展

2009-07-27 22:00:34 | Arts
明日28日から9月3日まで「はぎわらギャラリー」で、「平間文子パステル画展」が開かれます。

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春陽会会友・全道美術協会会員で、花を主題に大作から小品まで花が現れるけれど、花の美しさを追求するだけでなく、花を巡る様々な思いを、時にはシュールに幻想的に、また可憐な花の優しさを童画風に表現するなど、女性作家らしい味わい深い作品が特徴です。

今回は、パステル画とドライポイントに手彩色画の小品18点が展示されました。

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     平間文子パステル画展会場の一部

「はぎわらギャラリー」で、萩原常良作品展意外で個展が開かれるのは2回目です。

豊かな色彩表現と特異な画面構成が混在して、独特な雰囲気をかもしだし、安らいだ癒しの空間が広がっています。

会場の「 はぎわらギャラリー」は、Cafe風に感じられますが、喫茶店ではありません。純粋にアートを鑑賞できる空間です。
距離的に遠くのはずれに位置している印象がありますが、 旭川市中心部よりバスで約10分の距離です。

駐車場も広くとってありますので、どうぞご来場ください。