Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

こしたみさえ絵本原画展

2013-02-25 12:07:30 | Arts
絵本作家のこしたみさえ展が、旭川市のギャラリーリーフ(旭川市宮下通24丁目104-37就労継続支援B型事業所ふたば1階喫茶リーフ)で開かれている。

        

既版の絵本「ふわふわ ぽー ふわふわ プカリ」(1987年ニッサン童話・絵本グランプリで入選)の原画と新刊「Heart」の原画の他昨年から手がけ始めた版画(ドライポイント+手彩色)の小品などが展示されている。

  

     
        
ストーリーは簡明で温かい心が伝わる描き方は、豊かな発想と独自表現が際立つて会場は明るい雰囲気に包まれている。

絵本作家として控えめな発表だが、可能性を秘めている作家の意欲的な活動を期待している。
こしたみさえ絵本原画展」は、3月9日まで(日・月・祝日休み11:00~17:00)


卒業記念学生レストラン

2013-02-24 12:06:48 | インポート
卒業シーズンを迎えつ話題が始まる頃だ。
卒業記念に行われるイベントなど各種あるが、時代の流れで多様になってきたが、自分の卒業時期に記念になったイベントなどの印象が薄いのか記憶にリンクしない。

昨日は、旭川調理師専門学校の「卒業記念学生レストラン」で日本料理の会席料理を賞味した。
卒業料理展に替えて、2年間の集大成として学生自らの企画した本格的レストラン実習だった。

学校は1階が洋食フルコースのレストラン、2階が和食料理店にさざやかに変貌し、高級感が漂っていた。
自信に満ちたプロの仕事並の言動や料理提供は勿論のこと、駐車場誘導・出迎えから会計・見送りまで、担当学生がプロになりきっている姿は頼もしく見えた。

          
全紙判に書かれた「感謝の献立」には、料理の絵が上手に描かれいたのに感動し、描写力を磨く授業の成果なのかと勝手に喜んだ。

   前菜              御椀

   造り              蒸し物

   焼き物・八寸           口直し

   煮物           お食事・止椀・香の物

 甘味

洋間を和風にセットし、内部のカラーコントロールやBGM、接客態度などに気配りされた中での美味しい食事に満足した。
会席料理を食べる機会は少ないが、日本料理の良さを十分満喫でき、実践力をマスターした学生に拍手。
就職率抜群の人気の証が確認できた「卒業記念学生レストラン」だった。

ドカ雪・深雪・厳寒・PM25

2013-02-22 11:22:57 | インポート
北海道のドカ雪の様子が報道されている。
北海道全体がこのような状態ではなく、石狩・空知南部などの局地的なドカ雪なのだ。

JRの499本運休や、旭川~札幌間では除雪が間に合わず缶詰状態で立ち往生した。
道路も寸断されバスも不通となれば乗客だけでなく物資の流通にも甚大な影響が出ている。

盆地の旭川地方は、10cm未満の降雪が続き豪雪情報も肩すかしで、今朝は約15cmのふんわりとした雪が積もったが、豪雪地域とは別世界の穏やかさだ。
今朝は除雪車が来て積もった雪を押しのけて行った。(このことを除雪車が入ったと言う場合がある)

      
          22日11:00撮影

昼間の気温は連日氷点下4℃~7℃くいらいだが、2月中旬の陽は雪をわずかに溶かし夜に凍らせるので、カチンカチンの固い雪となってしまう。
そんな雪が道路脇に積み上げられて、除雪が十分ではない生活道路は狭くなって不自由だが、積雪量は平年並みだから我慢するしかない。

今シーズンは、21日現在で札幌の方が積雪116cmなのに、旭川は76cmだから旭川の深雪はこれからのドカ雪の回数しだいだ。
結局はシーズン終盤に、ドカ雪で帳尻を合わせるように降りまくる気まぐれな天候をことを覚悟している。

積雪期の真夜中に15cm以上の降雪があった時のみ除雪車が入るが、このところの10cm未満の日が続くので、積もった雪は累積してしまい雪退けの後の移動(排雪)する場所に苦労する。

21日、大掛かりな除雪と排雪作業のため、ロータリー車と除雪車・排雪運搬車の3車が入った。

 
除雪車が前方の翼のような部分を広げて雪を押し退け、狭めてかき集めた雪を、ロータリー車が巻き上げて遠くにとばす他、ロータリー車から直接雪捨て場所に運搬するトラックに、吹き付けるように積む見事な連携作業だ。

  
懸命な協同作業で、狭かった道路を広く除雪して行った。

このような大がかりな排雪作業は、シーズン中の回数は少なく、年の暮れ以来かもしれない。
これも又、深雪地帯の風物詩ということか。
        
盆地は空気の動きが少ないせいで、低温の日には冷えた空気が地表に下りてくるためなのか、スモッグが発生してpm25が国の基準を超えた日がこのシーズン中6度もあったそうだ。
中国から流れてくると予想されるpm25とは無関係なのだそうだが、大気汚染の方が心配になっている。

このところマイナス10~20℃の最低気温が続いたが、ドカ雪や猛吹雪より厳寒の方がいい。
今日はこの後どれだけ雪が積もるのだろうか。
9台分の駐車場の除雪作業が待っている。


隕石落下のクレーターに築かれたネルトリンゲン

2013-02-16 23:39:01 | 旅行
ロシアのウラル地方に隕石落下の瞬間映像が、突然TVに現れて驚いた。
超高速の明るい閃光を放つ謎の物体の衝撃波と爆発で、甚大な破壊と負傷者が出た衝撃的な惨状が報じられた。
予想もつかない宇宙からの脅威は他人事ではなく、何時我が身に起らないとは限らない自然現象だ。

平成15年2月に広島市安佐南区の倉庫に隕石の直撃があって、日本での直近の隕石落下だが、平安時代(861年)に隕石落下の目撃記録が残る世界最古の事例は日本なのだそうだ。

興味深いことであり、特に関心事の一つだから報道内容を注意して読み視聴した。隕石落下の痕跡は、天体物の大きさによって異なるが、地形がクレーターとして確認されているので、隕石落下について思い出すことがある。

10年以上も前のことだが、ドイツ旅行中にひとりでは心細いが鉄道を乗り継いで滞在先のヴュルツブルグから、巨大隕石落下でできたクレーター地形に築かれた都市「ネルトリンゲン」という町を訪ねたことだ。
かねがねそのような隕石落下の現場に行ってみたいと思っていたので、ネルトリンゲンでの散策に感動した。

1500万年前に落下した巨大隕石できた、直径23kmクレーターの中心辺りに築かれた人口約2万人の都市で、円形城壁に囲まれた中世の面影が残る町並みの美しい都
市だ。
            
スケッチ中に雨が降り出したので、仕上げられずままの「赤い壁のカフェ」15×20cm(水彩)

第二次世界大戦では空爆で破壊されたが、歴史的旧市街は殆ど無傷だったそうで、街の中心に建つ「聖ゲオルク教会」の高さ89mの「ダニエルの塔」からは360度ぐるっと街を眺めることができる。

リースクレーター博物館では、周辺地域の生成過程に関する地学上の教材が豊富に展示され、NASAから贈られた本物の月の石も見学できた。
宇宙の中の小さな惑星に生きている実感が湧いたことを思い出し、今回の隕石落下と結びつけて一層関心が深まった。

気象異変による天候不順や、地震と津波・火山の爆発による被害や宇宙からの隕石落下など、予測不能な自然現象が多い。
その上昨今の物騒なミサイル飛来の憶測や原発事故の放射線汚染もあって、無差別殺人事件など不可解な何が起きても不思議ではない何かにおびえながらの世の中は嫌だ。

オキザリスと雪の結晶

2013-02-04 16:14:32 | 自然の恵み
暦は立春でも、戸外は真冬だから季節感がずれていて、節分も豆まきや恵方巻きなどとは身近に感じないこの頃の気候だ。

2日の暖気で、冬のまつりには欠かせない雪像が、型崩れして修復に苦労しているはずだが、旭川市の「冬まつり」オープンは間近かだ。

暖気の後の荒天の来襲は定番で、節分の日は一時猛吹雪になった。
地吹雪の雪道は、視界が効かないためにライトを付けての慎重な運転でも、神経を使いストレスになる。

こんなストレスを解消させてくれるのは、心地よい暖房が効いた室内で、けなげに咲くオキザリスの清楚な姿だ。

 

  
夜には'花びらを閉じているので、昼間限定での開花だが冬期間の室内で花の主役を務め、年中通して優しく咲いて癒やしてくれる。

冬期間の花を愛でるささやかな時の他にも、自然の造形に感動できるのは、低温時の空から舞い降りる小さな天使のような、生まれたままの雪の結晶だ。

      

 
         
宇宙からキラキラと届く贈り物を、紙を広げて着地させた後の寸時に、綺麗な結晶の姿を探し、急いで慎重に撮影するのも厳寒時の楽しみの一つだ。
 
わずか2mm足らずの結晶の型崩れが始まる前に撮影を終わらせる緊張感と撮影後の満足感があるのは、共に雪に親しむことのできるストレスにならない至福の刻なのだ。

様々な雪の降り方や積もり方があり、陽の光の角度や時刻によって雪面の様子も異なるので、一様に銀世界を眺めない観察をするように心がけているが、ドカ雪が降った時には観察どころか邪魔な雪だと思ってしまう時だってあるのだ。

今日の午後は、比較的明るい空から粉雪が降って、300m先の景色ががかすんでいた。このまま大振りになれば、明日は又除雪作業が待っている。