Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

春を乗り越えて夏になった

2013-05-30 22:15:18 | 自然の恵み
冬続きの寒い春を通り越して、夏がやってきたような天候に戸惑っている。
せいぜい15℃くらいの最高気温から、急に20℃を越え出すと真夏並の体感気温だから、身体がついてゆくのが難しい。

植物たちは活気づいて、一斉に芽が伸びて一斉に花を咲かせたので、華やいだ庭を眺めるのが楽しい。
一斉に咲いた花達を一度に全部紹介することができないのが残念だ。

今になって、桜の話題はおかしいけれど、2日前に散った今年の桜の咲き方は異常だった。

 
5月28日撮影 3日目に満開、既に黄緑の葉が大きくなっていた。花の中央の赤が広がり美しいが、散り出すのが早かった。
エゾヤマザクラの類と違う仲間の桜のようだが、エゾヤマザクラより1週間遅く開花する例年より早く咲いた。
この種の桜についての詳細は不明のまま。

     
八重桜の開花は例年より早く、まだ咲いている姿は美しい。

  
雪解け後にすぐ咲いたスノードロップの開花期が延び、草丈が長く伸びたので5月の風に横倒しになってしまった。

 
今年はムスカリの開花期も長い。

気温が7月並みにもなったり4月末になったりの、天候不安定なので慌てて半袖シャツを出したりで、外出の装いに戸惑っている。



たかが水仙されど水仙

2013-05-25 23:15:42 | 自然の恵み
各種の水仙が咲きそろった。
植えっぱなしで咲き出すので、どこででも見ることができるので、春の草花として特筆するまでもないのだが、咲きそろうと愛らしい。
花びらと普通に呼んでいる6枚だが、外側3枚は咢(がく)で、内側3枚が花弁なのだ。
ラッパに似た筒状の花びら部分は副花冠(ふくかかん)という。

その咢・花弁・副花冠の色と形と大きさなどの違いを品種改良で多様な品種があるが、いつの間にか種類が多くなった我が家の庭に咲く水仙たちを区別しながら鑑賞するのが楽しい。

 


この3種は、我が家の水仙の中では優美さと気品の良さでは私的感覚でベスト3であり、いかにもラッパ水仙といった感じだ。 

  

 
短いラッパ状の姿と色付きの変化を見比べて楽しんでいる。

 
ニッポンズイセンの仲間なのかどうか不明だが、小型で清楚な姿が魅力的だ。

 
園芸品種では筒状部分が様々な姿で出回っているようで、花びらがランダムな八重咲きなのが情熱的だが、ラッパ水仙の方が好きだ。

ところが、水仙は有毒植物なので、葉がニラに似ていることから間違えて食べると、中毒症状を起こし大変なことになるらしい。

「そんなの関係ない・・・」と、水仙の学名Narcissusの由来を思い出し、ギリシャ神話に登場するナルキソスが美少年ゆえの興味深い言い伝えと、自己陶酔型人間(ナルシスト)とオーバーラップして趣が倍増する。

だが、水仙は海外では「希望」のシンボルとされているから、たかが水仙されど水仙ってわけだ。

やっと開花した旭川の桜

2013-05-20 23:52:14 | 自然の恵み
昨日は気温21℃になったが、今日は17℃で曇天。
日の出は、はなばなしい勢いの陽光だったが、日中は曇天で一時小雨だった。

    

18日には、神楽岡の桜の標準木に開花した花が発見され、開花宣言があった。
すいぶん遅い開花なので、これでは開花からすぐ満開になり、開花期は短いだろう。

常盤公園に行ってみると満開だったが、既に葉が出てきているし、寒いので何となく勢いがないように見えた。
じっと待っていた間、たまっていたのエネルギーが開花前に葉の方に作用したのだろうか。

   
           
    
      花壇のチューリップは蕾のまま

山沿いの自宅の桜まだ蕾のままで、今日のような気温だと開花は数日後だろう。
「はぎわらギャラリー」の庭の桜は、どうやら10個くらいの開花を見ることができたので、他2本の桜の木も満開は間近だといいのだが。


一斉に咲き出した草花

2013-05-18 23:05:55 | 自然の恵み
昨日になって気温4℃から20℃近くまで上昇し、今日も続いたのでずいぶん暑く感じた。
曇天から晴天への急変は、パァッと気分が高揚する。

やっと自宅の屋根雪の落下で積もった残雪が消えた。
大雪山連峰も十勝連峰も全容を現し、山の雪解けも進んでいることが、岩肌が暗色に見え出したことで想像できる。
春が来ない内に夏になるのかなっ、と思ってしまう寒い日が続いたけれど、うららかな春が近寄っている。

札幌は桜の開花が始まっているが、旭川はまだまだ先の開花だろう。

     
      5月14日撮影 
今日は少し膨らんでピンクが見えだした。
山桜の数日後に八重桜が開花するが、今年は同時に開花する勢いで、八重桜の蕾が膨らんでいる。

気温の上昇を待っていた草花たちが急いで競うように咲き出した。

 
    カナダケシ       プリムラ

 
    ムスカリ        エンレイソウ

4種のヒヤシンスも一気に咲いて、競演の舞台のようだ。
 

 
例年だと白が先に咲き、続いて日をおいて別種が次々に咲き出すにだが、今年は一度に咲き揃った。

その他の草花たちも急に咲き出したので、庭が一気に彩り豊かに賑わって来たのは嬉しい。




雪たっぷりの大雪山

2013-05-09 21:20:31 | 自然の恵み
昨日の気温14℃を越えた今日は朝から晴天で、昼間の気温が16℃近くになり風も爽やかに感じた。
柔らかな日差しは駆け足の春が、植物の生育を促している。

今頃になって、木々の梢が僅かな黄緑っぽく見えだしてきたのは、平年より遅い春を象徴している。
農作業は2週間遅れなのだそうだから驚きだ。

昨日の寒い風にしては陽光が明るく、少し雲のかかった大雪山は輝いて見えたが、撮影チャンスを逸してしまった。

今日の大雪山はすっきりしてはいないが、久しぶりの勇姿は美しく、ふすさとの山にふさわしく、心の支えとして眺めることができる。

   
神居町から富沢方面に岡を越える峠の途中から眺める大雪山。中景の森は上川神社のある神楽岡公園

この峠は、伊の沢峠と昔呼んでいた峠道を、新たな道筋で自衛隊の工事によって改修し昭和31年開通し、富沢街道と呼ばれている。

毎日のように通る峠で、富沢方面から峠を下る時には、大雪山が見える旭川市街地が劇的に展望できるお気に入りのスポットだ。

5月の大雪山が雪たっぷりに覆われている景色を、毎年見る事ができないので、今日の雪たっぷりの大雪山の眺めは格別な思いがする。

     
    「五月晴れ」10×15cm 多色刷り木版画

20年以上前に創った木版画「五月晴れ」を見ると、その年も今年のように雪が多かったようだが、一気に若葉いっぱいになった年でもあったのかなー。

これから、日ごとに山を埋め尽くしている雪の融けるスピードが速くなり、雪の山容に岩肌が現れ出して変化するので、こんな峠のように展望の効く場所からの観察は楽しみだ。