Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

民音のタンゴコンサート

2012-02-28 23:47:35 | Arts
普段はタンゴを聴くことはなく、まして生でダンスを見ることはありませんが、プレゼントでチケットが手に入ったので、旭川市民文化会館で開催のアルゼンチンタンゴのコンサートに行ってきました。

           

旭川市民文化会館の大ホールのほぼ満席の観客が、民音タンゴ・シリーズ ドラマチック/タンゴ「ファビオ・ハーゲル・セステート」の魅力的な演奏と妖艶なダンスに魅了し興奮しました。

目を見張る見事な字幕・照明などの演出で、主役のファビオ・ハーゲルの巧みなバンドネオン演奏と男女6人のダンスに、歌手ノエリア・モンカーダの歌声で2時間びっしりのアルゼンチンタンゴを浴びるようにたっぷり鑑賞しました。

バンドネオン演奏は忘れる程前に1度ありましたが、生でまともに聴くには今回が初めてのことです。
バンドネオン・ピアノ・ヴァイオリン2・チェロ・コンロラバスの6人が奏でる本物の響きは、まさしくアルゼンチンタンゴの世界です。
演奏された30曲あまりの内で、馴染み深い曲はエル・チョクロ、黒い瞳、ラ・クンパルシータ、ジェラシーの他わずかでしたが、どの曲も迫力満点で魅力的な演奏とダンスに圧倒され、熱っぽくなったまま聴きほれました。

タンゴのダンスを観るのも初めてですが、からめるような軽快な足さばきと、忍者のようなすり足で、巧みにステージをフルに活かしてリズムカルに移動するパフォーマンスは、華麗で妖艶です。これまでのタンゴのイメージが変わりました。

タンゴの歌姫のつやのあって伸びやかな歌声は、まさしくアルゼンチンの心地よい風のようです。

クラシック音楽やジャズの演奏会とは全く異なる会場の異様な雰囲気も初体験です。
アルゼンチンの音楽文化を理解する機会に恵まれて幸せな気分でした。

サクラランの花

2012-02-27 13:27:10 | 自然の恵み
梅の花が咲いたニュースがあるのに、そんな春の気配のない冬まっただ中の旭川です。
暖気の日がない今冬は、屋根の雪が積もったままなので、その重みで3条通り8丁目の元中華料理店・去年廃校になっていた北都商業高校の体育館など崩壊した建物が多発しています。
他人事ではありません。自宅の北側屋根上の雪は、一度も落ちずにどっさりぎっしり積もっているので不安に感じてきました。

室内は暖房がきいているので20℃近辺の温度を保っているので、観葉植物の幾つかで室内の緑色を保っていますが、鉢植えの花はデンマークカクタスが咲き終わってから、オキザリス・セントポーリア・カランコエが咲いているだけです。

ところが、花が咲かない観葉植物だと思っていたサクラランに変化は現れました。
             
        サクララン
サクラランの長く垂れ下がった茎の一部に、蕾らしいブツブツの異様な突起ができてきて、その後長さ約45mmの花茎の先に五角形のきれいで可愛い蕾の姿になりました。

            
        サクラランの蕾 
開花の時期をねらっているように、下向きのままでその姿が続きましたが、ついに開花して三日前に満開になりました。

          
窓外の雪景色と季節感との対比が面白いですね。

     

肉質で花径15mmくらいの樹脂製とも見える五弁のしっかりした姿が、30個以上かたまって咲いています。
大小二つが重なっている絶妙の造形美です。

この姿を桜の花にみたててサクラランと呼ぶようですが、別の特有な雰囲気と存在感があります。

自宅のサクラランは、相当前から室内育ちの鉢植えで、分厚い光沢のある斑入りの緑葉植物は、もっぱら観賞用でしたから、決して花が咲かないものと思い込んでいたのに、今回の開花には感動しました。。

サクララン(桜蘭)の別名はHoya carnosa/ホヤ カルノーサ、マダカスカル原産です。
花言葉は「人生の出発、同感、満足」
つるで伸びるガガイモ科で、一般的には夏が開花期のようですが、開花環境がこの時期に合っていたのでしょうねー。

我が家の花の主役はこのサクラランです。

「三丁目の夕日」のカラーテレビ

2012-02-25 22:05:05 | インポート
断片的だったけれど、TVで観た「三丁目の夕日」の続きが気になっていたので、映画館近くの買い物ついでに、映画を2年ぶりぐらいで観ました。

久しぶりに時間に余裕ある日だったので、丁度上映開始時刻の5分前ということもあって、ロス時間がないことから衝動買いみたいに「ALWAYS三丁目の夕日’64」のチケットを買ったのです。(数編の予告編が15分あったので、ロス時間と上映開始時刻とは関係なかったけれど)

           

ALWAYS三丁目の夕日’64の時代背景は、丁度東京オリンピックのあった1964年(昭和39年)であり、私的には2度目の海外旅行(東南アジア一人旅)をした同じ年だったし、親類縁者に預けられて肩身の狭い思いをする経験もあり、自信の身に置き換えてノスタルジーと深い親近感がありました。
それに又、自宅住所も三丁目なのです。

今の世相とは違う何かと言えば、発展著しい日本の活力の源みたいな明るい家族愛や親子関係と、下町の素直な人情と人間関係や、一生懸命さで未来に希望を持つ前向きなくらし方、後継ぎ問題将来性と可能性などがぎっしり詰まっているので、観る人の胸中に届きます。

他人の足跡だけに頼り、物欲に走って裕福になることを考えるよりも、自分の意思で自分の身の丈の幸せに向かって前進することで、必ずくる明るい明日を確信できる象徴が夕日なのでしょうか。

コミックな場面には素直に笑い、哀愁だけではないじんわりと伝わる思いに、心を揺さぶられる感動的な映画でしたから、何度も流れ落ちる涙をぬぐいました。

漫画本や原作のことなど、何の予備知識も無かったけれど、東京タワー・模型飛行機CGでの見事な特殊撮影には脱帽です。  
トヨペット、パブリカ、オート三輪車やエレキギター、シェーなど懐かしかったー。

映画の内容とは別に、テレビジョンの普及が始まった頃に関して、上映中のストーリーにからんで出てくるモノクロTVやカラーTVのことに興味深く感じながら観ていました。

資料によれば、モノクロテレビは1953年に、カラーテレビは1960年に本格放送開始され、テレビの普及率はモノクロで1958年(昭和33)15%です。
カラーテレビの普及は1964年(昭和39年)の東京オリンピックを契機に急に普及し始めたのす。
1966年(昭和41)サンヨーカラーテレビCMソング「うちのテレビにゃ色がない」をエノケンが歌うなどPR合戦盛んでしたが、普及率は1966年(昭和41)0.3%ですから、あの時代に高価なTVを買うのは富裕層でした。

 
  
当時のカラーテレビの価格は、東芝は1960年(昭和35)7月に国内初のカラーTVを発売し17インチで42万円、日立のCT-150型で52万円、三菱が1965年(昭和40)発売した19CK-650型19万8千円、パナソニックはカラー1号機1960年(昭和35)50万円
SONYは1968年から発売開始
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/sonyhistory-c.html
パナソニックTVの価格は当時大卒初任給が1万円でTVは20~25万円(ちなみに電気冷蔵庫5~6万円 電気洗濯機2~3万円)

最初の頃は、夕刻の時間帯だけのTV番組で、TV放送の時間帯にはTVのある裕福な家庭の座敷は、ご近所さんに解放されました。
そんな光景を思い出し、時代と人情の移りゆく様を痛感したのは、この映画「ALWAYS三丁目の夕日’64」でした。

猫好きには見逃せない二つの「猫展」

2012-02-23 22:31:37 | Arts
昨日は2.22とにが続いたことで、ニャンコの日だったんですねー。

これに時期を合わせたように、旭川市内で二つの猫の絵やクラフトなどの展覧会が開かれています。
珍しくもNHK-TVでハートプラザギャラリー以外の展覧会の紹介があり、場所は伏せられていましたが、会場は「ギャラリー舞・ふれんど」です。
(今日の新聞には「ギャラリー喫茶」とありましたが、独立したギャラリーです。)

         
第12回猫大好き展」は、10人のクラフト作家が出品していますが、猫好きにはたまらない魅力のグッズ揃いで、仕草の可愛い猫の姿をとらえて作られた質の高い作品が数多くあって、見逃せない展示即売会です。

 

 

 

 
  
3月18日まで開催されます。

一方、ヒラマ画廊では「猫の絵小品展」は、普段は美術団体などで作品を発表している美術造形作家17人が、猫のいる情景をテーマにした絵やクラフトの猫の造形展です。
   
   
 
     

  
    小林みのり        土井義雄

        森 ヒロコ         原 紀子

表現方法が確立している作家だけあって、それぞれの異なる素材や画材による巧みな表現は、可愛さよりも猫を題材にした深い心情までも追求しています。
ネコっ可愛がりを連想するのとは別の魅力があって見応えがあります。

3月5日までの開催です。

除雪用具のジョンバーは必需品

2012-02-21 22:07:07 | インポート
今日は朝から地吹雪混じりの吹雪でした。一時止んだ時間帯もあったり、わずか陽も照りましたが、夕刻までに15cm近くの降雪がありました。
15cm以下なので除雪車が稼働しないので、道路幅は狭く最悪状態です。

午後から除雪作業でしたが、除雪機で雪をとばす技術に慣れてきたので、思いのほか早く終わりました。
雪をある程度集めて積み上げておいてから雪をとばす方向を定めて作業を進めることにすると、時間が短縮されるのです。

雪を押したり、かき集めたり、運んだりするのは、各種の除雪用具を使いますが、一般的な家庭の除雪用具ジョンパーは用途に応じて使います。

昔は木材と竹材でできたジョンバーを使っていましたが、現在は樹脂性が多く、耐久性の悪いのもあるので、5年くらいで更新しているので消耗品扱いです。

                
今年2本の新型を、新しく入手したしました。
幅50cmある大型は、仕事の能率が上がります(左)。
一般的な幅40cmの黄色い方(右)ですが、ブリップがあるので力が入りやすく優れています。

               
自分で使いやすいように、従来の柄の先にグリップを付けて長目ですが使っています。雪を遠くにとばすのに有効です(左)。
ジョンバーではなく、スノープッシャーという商品名のラッセルのように押して使う用具で、グリップが付いています(右)。
グリップがない従来型の普通のジョンバーは、樹脂製部分の左右の雪量のバランスが均等でないと力が入らず、あまり雪の量が運べません。スコップにグリップがないのと同じです。(中央)

               
旧型の重い鉄板製のジョンバーで、頑丈ですが現在は市販されていません。固くなった雪面に使います(右)。
安価ですが、長い柄の先が樹脂製部分に固定されている長さが短いので、当然ながらすぐ折れてしまいます。柄が細い場合もあるので握りづらいのもあります(左)。

ジョンバーは、積雪地には必需品なので、見てくれでは無く実用になる優れ物を作って販売してほしいものです。