Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

生活の潤いは草花を愛でる気持から

2016-06-25 23:05:18 | くらし

個展が終わったが、これまでの疲労感がいっきに出て、精気を取り戻すのに時間がかかった。

個展準備から終了までに期間に目をかけずにいた庭の花々は、自由に育っているのが嬉しい。

それらの花たちに癒やされる時間が、疲労回復に最も良いことだ。

           

放っていた林檎や梨などの果樹たちは、順調に育っているし、成長の早い草花の咲き競う姿を見てまわる時間が楽しい。

             ラ・フランス

 

            アヤメ/ミヤコワスレ

 野生化した多様の草花が混在する庭の一隅は趣がある。

特に移植したのではないので、それぞれにこの場所を自由に選んで繁殖している。

      

セントーレア・モンタナ/カモミール/ダイアンサス/ビオラ/アリッサムなどが、共演するステージを見るようだ。手を入れていないので野生味満点だ。

          

大好きな紫色のビオラも和ませてくれる。こぼれ種から育ってあちこちの点在しているが、集まって一カ所にまとまって生き生きと咲く姿は一段と美しい。

特筆する程でもない草花だからこそ、愛おしく見える。

新種の珍しい花などが出回って注目されるが、雑草扱いされて何処にでも咲く花にも同じ生命力があるのだ。

人間が勝手に雑草と決めつけ、人間が花の価値に差をつけているが、どの植物にも大小の差はあるにせよ花は咲くことを忘れているようだ。

生活に潤いを与えてくれる草花を愛でる気持ちを忘れたくはない。


森づくしの個展

2016-06-11 00:13:58 | 展覧会

旭川市での3月と4月の個展に加えて、上海市での個展が続きました。

3月個展のテーマは「ふるさと旭川」として風景を、4月はがらっと分野を変えて、「立体造形」作品で遊び心をテーマとしました。

上海での作品披露は、木版画による北海道風景でした。

今度は、旭川市のヒラマ画廊で6月14日から個展を開くことになり、気の抜けない準備期間は続き、しばらくはブログとは離れてしまいました。

6月14日からの個展「萩原常良展」は、近年シリーズで山麓の森をテーマにして、空想表現の人と森の関係を、木版画作品を中心に、森‥森・森の森づくしの展覧会にすることにしました。

     

大袈裟に言うと、森を通して関心深い自然環境保全を考えてみる機会になれば、との気持ちを込めています。         

     「Forest zone-3」54×85cm

峠の道を随所に織り込んだ空想の風景を、旧作の版画を部分的にコラージュしたり手彩色したり、新しい試みに挑んでみました。         

     「Forest zone-15」57×77cm

失われて欲しくない北海道の原風景を思い浮かべて、近年は針葉樹と広葉樹(闊葉樹)が混在する森の風景シリーズを続けています。

6月15日(水)には、個展会場で午後6時から個展を記念して来場者招待のささやかな「レセプション」を開きます。

元々レセプションは招待客が主役ですが、同日が節目の誕生日にあたるので、勝手に誕生日パーティーを兼ねて感謝の気持ちを込めようと計画しています。 フルート演奏の応援もあります。 多数の参加者が気軽に歓談している様子を想像します。

「萩原常良展」は、ヒラマ画廊で6月14日(火)から6月20日(月)まで開催。 19日までは午前10:00時から午後6:00時で、20日は午後4:00時まで。