Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

花を愛でる-65  ビロードアオイ

2008-08-31 21:30:33 | 自然の恵み
旭川市内でも見かけることがある花なので、珍しくはないと思いますが、これは確かにアオイアオイ科)の仲間です。

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これは「ビロードアオイ」の類だとしても、葉の形状や幹が下部から枝分かれして茎頭に上を向いて開花することが決定的に違うのです。

葉は(タチアオイ)なのですが、花の姿は色も肌も花びらの筋も、見るからに優雅で、畑の端や農家の脇にコケコッコー花として咲いている野性的な種類とは異なります。

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2002年のドイツ旅行中に見かけたこのきれいな花が、とても気に入ったので、レーゲンスブルグの量販店で入手した種で育てたものから採取し、その後毎年咲いてくれます。

今年は、種を蒔く時期が遅かったためか今が盛りです。

花を愛でる-64  バーベナ

2008-08-30 23:50:20 | 自然の恵み
鉢植えから種子がこぼれて自生したバーベナ(Verbena/美女桜ビジョザクラ)が殖えて、何の手もかけずに、春からずーっと長期間咲き続けてるのです。

   

耐寒性・耐暑性が強く、土壌を選ばないからなのか、生き生きと可愛い花を咲かせて楽しませてくれます。

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多分これはバーベナ・テネラどんな花http://www.tcu.or.jp/awa/hana/ )だと思われます。     ?

庭のバーベナは、薄紫と白混じりのサクラソウに似た小さな花で、まさしく「姫美女桜」ですが、園芸種では250以上の種類があるそうです。

矮性で鉢植えに向くと思い今年園芸店で入手したバーベナは、葉の形状が違います。

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バーベナの種類について、いろいろ調べるてみても葉の形状が全く異なることだけで判断出来ないことがわかります。

花言葉は「迷信」ですが、バーベナそのものは「家族愛・一致協力・魔力・魅惑する」などと幾つもあるなんて、どうしてなのかなー。

徳島県阿波町は、「バーベナ・テネラの咲きあうまちづくり」 で町おこしに成功したいい例であり、「バーベナ・テネラ」や「町おこし」について大変参考になります。

身近な帰化植物と環境展

2008-08-29 23:02:26 | インポート
帰化植物をもっと知ろうキャンペーン」で開催中の「 身近な帰化植物と環境展」を見てきました。

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会場の日本製紙旭川工場のリサイクルプラザ「紙遊館」の2階の展示場には、旭川帰化植物研究会塩田惇さんの研究成果の一部が、写真を中心に子ども向けなのか分かり易く解説を加えて展示してありました。
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見慣れている山野草の多くが帰化植物で、多くの悪影響の恐れが懸念されていることが理解できます。

   

特に、水芭蕉の群生地である「春光台公園」で繁殖している帰化植物オオハンゴンソウの悪影響から守るための活動と、宅地開発や放置された荒れ地の関係で、帰化植物が猛烈に繁茂する状況の展示でした。

旭川地方の帰化植物研究に執念をもって打ち込む研究物から、貴重で価値ある優れた研究だということがわかります。

別室の環境展で、リサイクル関係の解説を聞いて、新しい知識を得ました。

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古新聞紙は80%再生でき、10kgでA4再生紙が2,000枚1リットルの牛乳パック48枚で45mのトイレットペーパー80ロール再生できるそうです。 現物の数量での展示でリサイクルの認識が変わりました。

この「 身近な帰化植物と環境展」は、惜しくも31日までです。

何気なく普段使っている「紙」について、多くの知識が得られ体験ができるリサイクルプラザ「紙遊館」は、地元でも案外知られていないのが残念です。

今は生産中止になった「ウエビーウエビー」と言う特殊な紙に興味があるので、また来場しようと思っています。

花を愛でる-63 野菜・山菜の花3種

2008-08-28 12:24:21 | 自然の恵み
園芸種だけでなく畑の野菜や野性の山菜の花も趣があります。花壇に植えて鑑賞するわけではないけれど、花は花ですからね。

ウド(独活ドッカツ)
ウドの大木」って言われるウドの花にも目を向けました。

近所の土手から採取して畑の一隅で育っています。 春先には若い茎下を茹でて酢味噌あえで食用にします。 ウドは数少ない日本原産だとか。いろいろとバリエーション多い食用としても、薬用にも用いられているようです。

2m以上に伸びて、目立つこともなく花穂にウドの小さな花が集まった地味な姿です。

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スズメバチがこの花たちを好むのか、羽音をたてて飛来しています。

ブロッコリーBroccoli(緑花野菜・芽花野菜)
お馴染みのブロッコリーを栽培していますが、収穫後にそのまま栽培を続けると、かわいく爽やかな薄黄色の花を付けます。

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いつころブロッコリーを食べ始めたのか忘れたけれど、子どもの頃にはなかった野菜です。

初めて口にした時は違和感がありましたが、現在は茹でてマヨネーズで、サラダ・スープが定番の食材野菜です。

20ほど前のカナダ旅行で生のまま食べたのが初めてで、遅ればせながら欧米では生で食べることを知りました。

ニラ(韮)
ニンニクに似た独特な匂いのある細い葉の野菜は、お馴染みで韓国料理や中国料理に欠かせない食材ですが、一般家庭でも多く使われています。

畑に2mほど1列に植えて、葉を時々切り採って食べています。卵とじ・おひたし・レバニラ炒め・餃子の具など、スタミナ・新陳代謝を促すなどなど、栄養成分豊富な野菜です。そのニラの花が咲いています。

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この花を食べる種類のニラもあります。

隣に植えてある三つ葉で育ったアゲハチョウの幼虫が大きくなってから、このニラに茎にしがみつき、やがてどこかへ消えました。

花を愛でる-62 ヤブラン(藪蘭)

2008-08-27 21:49:25 | 自然の恵み
ヤブラン(藪蘭)Liriopeリリオペは、 北海道には自生しないので、どこからか持ち込まれたのか不明です。

本来の自生場所は緑林や明るい谷間なのだそうですが、、庭の日当たりのいい場所に咲いています。北海道は早くに夜の気温が下がるためでしょうね。

ヤブラン(藪蘭)は、初秋の花ということですが、8月初旬にはもう開花始め、まだ健在です。花が少なくなった庭で穂状に小さい薄紫色を沢山付けて存在感があります。

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昨年8月8日のブログでも採り上げたのですが、今年の ヤブラン(藪蘭) はしっかりと直立で姿勢良く咲いています。

ヤブラン(藪蘭)リリオペは、ギリシャ神話のナルキッソスの母ニンフのレイリオペにちなんだ名前なのだそうで、 花言葉「謙遜・忍耐・隠された心」のいわれに関係がありそうですね。

常緑の多年草で耐寒性があり、路地植えで放っておいても平気です。園芸種にはシロバナヤブランもあり、斑入りの葉もあるようで観賞用として親しまれています。

ヤブラン(藪蘭)の乾燥させた根は、漢方に配剤されて咳止め・滋養強壮などの生薬にするとか。

黒っぽい紫色の果実を付ける秋の深まりが楽しみです。