Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

朝顔が咲き出して、今日思い出すこと

2010-08-14 21:40:43 | インポート
朝顔の育ちが遅いと思っていましたが、葉が大きくなり蕾が沢山見えてきて、8月9日から開花しだしました。

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去年と同じ種類なのですが、何という種類かはわかりません。

最初に咲いた中の一つが、すでに虫食いにあって無様であわれな姿だったのです。
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気温の高さの他に、朝顔が咲き出すと夏だなーと実感します。

幼い頃に母が花を愛でていた記憶はあり、近頃になって花を観賞する気持ちの余裕ができましたが、先の忌まわしい戦争中を思い出せば、花についての記憶が全くないのです。

明日は、終戦記念日ですが敗戦記念日でもあって、遠くなった過去の記憶をたどっています。

親から離れて姉と二人だった時に、姉に連れていってもらって、直立姿勢で玉音放送を聞い時の異様な雰囲気は、幼心に浸みています。

ラジオの前に不動の姿勢で聞いていた大人達の涙と落胆する姿を憶えています。

姉の説明で、何の放送かを知ったのですが、神国日本と軍国日本を洗脳されていた少年の心情は、複雑で衝撃的で戸惑いましたが、一緒に泣いていました。

その当時のことを姉に詳しく聞こうと思っていましたが、その機会を失いました。その姉が12日天に召されたのです。

今、近くの神楽町で花火大会があり、ドカン、ドカン・・・と大音響が耳に届きますが、今は心にまで響かず、何とも空虚に聞こえます。

明日は急いで神奈川に向かいます。