Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

April showers

2012-04-29 23:42:01 | Arts
一昨日に、今年初めてウグイスの鳴き声を聞いた。
はっきりとカタカナで鳴いているようにホーホケキョと聞こえたのは、ウグイスの鳴き声をカタカナで能に刷り込まれたためだろうか。

一日中曇りだった今日の夕刻になって、小降りだが久しぶりに雨が降った。
ぎりぎりの4月の雨だが、4月の雨は5月の花を持ってきてくれるような気分になるのは、Al Jlson(アル・ジョルスン)が歌う「April showers」を思い出したからだ。

Al Jlson(アル・ジョルスン)の映画で、ステージ脇で「April showers」を歌うシーンが一番感動したシーンだったが、随分昔のことだ。

今日の丘の上の雲はラッパスイセンのようには見えなかったけれど、この小雨の翌日(明日)は晴れの予報なので、再度彼の鳴き声を聞いて幸せな気分になれるかもしれない。

You soon will see clouds of daffodils. So keep on looking for a blue bird. And listning for his song.

手持ちのDVDで、Al Jlson(アル・ジョルスン)がApril showersを歌うシーンをゆったりと視聴しようか。

急ぎ足の春に戸惑う

2012-04-28 23:16:20 | 自然の恵み
昨日も今日も、20℃を越える気温になったので急に雪解けが進み、河川は濁流だ。

気温のあがるのは歓迎だが、雪解け期に緩んだ土砂に又雪解け水がしみ込んだためか、土砂崩れのあった地域もあって、例年とは違った気候に戸惑っている。

自宅の屋根からの落雪は、同質の雪が積もったので、ぎっしり固まって残り、昨日はまだ150cmくらいあったが、今日は5月並の気温のためグンと減った。

           
道路側の例年並みの量にまで減ったので、例年この最後の雪塊で雪のオブジェつくりをしているから、今年も一日限定の造形遊びを楽しんだ。

  
雪だからこそ扱える長さ約3mの素材は、造形遊びのは十分のサイズだし、気温が高いためにスコップの他に、素手でも造形が可能だった。

今朝は、すでに半分の大きさになっていたので、スコップで崩して舗装道路面に広げて溶かしたので、自宅の西側は積雪ゼロになった。

急速に進む春の陽気で「はぎわらギャラリー」の裏庭は既に積雪無しで、スタンバイしていた草花の芽は、一気に伸びて開花’始まっている。

               
先日一部が開花しだしたカナダケシは、揃って満開の姿は元気いい。

             
ヒアシンスは、例年だと紫色の開花の後に咲き出す白っぽいヒアシンスも、殆ど同時に咲き出したが、まだ控えめだ。

            
水仙の幾つかの種類の内で、八重の水仙の後で咲き出す白黄のラッパスイセンも開花順序とおりに開花した。
      
             
咲き始めのプリムラデンティクラタは、まだこの程度で存在を主張しているが、これからの成長が楽しみだ。

            
プリムラポリアンサの仲間は、クロッカスが朽ちた後に開花した。

遅い春なのに、旭川市の桜の開花が5月4日と報道されたが、そんなに早いのかと、とても信じ難いのだが、今日この頃の高温が続くのなら有りかもと、科学的根拠での発表を信じるしかない。

春なのに秋の陽気

2012-04-25 22:54:45 | 自然の恵み
暖かくなったといっても10℃くらいだが、真っ白い雪に覆われていた大雪山連峰も、急に融雪が進んでいる様子が遠望できた。

   
4月23日旭川市東旭川町で撮影。手前のスキー場にはまだ雪が残っている。

はぎわらギャラリーの駐車場脇に積み上げられた雪は2.5mもあったけれど、今日はぐんと痩せて名残の残雪だ。
  

               
残雪での彫刻は毎年のことで、殆ど抽象的オブジェなのだが、スコップ一丁で楽しみながら今年は頭像を彫った。
夕刻には融雪が進み、ノッペラボウとなり普通の雪塊になっていた。

庭の雪は、やっと殆ど消えているし、春を待っていた花たちは次々に開花していて、今日のような17℃くらいの気温だと、いよいよ春だーっとすっかり春の気分で、ゆったりと眺めるがことができてうれしい。

      
      我が家では毎年咲く水仙ではこれが一番早い。

      
      何カ所かに増えてきたエゾエンゴサク

  
カタクリはわずか数株のみ

           
30株以上に増えてきたカナダケシは、葉が開かない内に開花した。昨年花が終わった後で種をせっせと蟻が運んでいた。

             
         カナダケシの花

柔らかい日差しと涼しい風で、晴天の秋の日のように感じた一日だった。

絵本の原画「こしたみさえ展」

2012-04-21 22:34:12 | Arts
2011年11月に初めて個展(11月26日グログで紹介)を開いた越田みさえさんが、明日(4月22日)から4月29日まで「はぎわらギャラリー旭川市神居7条13丁目で開かれる。
     
     

          
会場いっぱいに、3冊分のB5版の原画を中心に展示される。

              
ニッサン童話・絵本グランプリ展入選作の「ふわふわ ぽー ふわふわ プカリ」は、繊細で繊細なモノトーンの表現は銅版画のアクアチント表現を思わせるが、巧みな鉛筆書きだ。

  
独自の筆致が冴えるくっきりした輪郭や豊かな色彩で爽やかに描かれた単純明快なイラストが魅力的な2種の絵本も又、心ひかれる表現だ。

            
ユーモアのあるイラストも、個性的な作風で魅せられる。

            
最近「はぎわらギャラリー」の版画体験工房で学習を始めた凹版画作品は小品ながら、ドライポイントとエッチングは、さすが得意なシャープな線描きが活かし、調和のとれた独自の手彩色で彩られていて美しい。

将来性のある作品を直に鑑賞して、率直な感想と励ましの言葉での応援が必要だ。

春を告げるスノードロップ

2012-04-21 00:18:22 | 自然の恵み
今日の最高気温は14℃を越えたので、雪解けが進んだ。
4日前の旭川市の残雪は56cmと報道していたのに、一昨日でゼロになったとか。

8台分の駐車場の氷割りが続き、今日で残雪ゼロになったが、庭の残雪はまだ30cmほどだ。   
   

明るい壁の反射で、建物側は土が露出し初めているし、花たちの一部が芽吹いている。
既にクロッカスが開花して暖かく日照があると、しっかり花びらを広げて咲いているが、曇ってくると蕾のように閉ざして寒さをしのいでいる姿がいじらしい。

  
水仙やカタクリは蕾のままの姿で、開花のチャンスを待っている。(4月17日撮影)

春の代表的な花で輝く黄金色を誇るのは福寿草だ。
いつの間にか、1mくらいの範囲に約20株も増えたようだが、半分は元気に満開になって、残雪のある庭の一隅で庭の主役を主張している。
     
    

     
       
深くて重い雪の下から姿を現したばかりのスノードロップは、折れ曲がっていて哀れな姿に見える。
待ちきれなくて既に蕾を付けているが、その勢いのある生命力に感嘆した。

      
         4月17日撮影
       
         4月20日撮影
今日は陽光を浴びてすっくと立ち上がり、恥じらうような下向きに開花している姿は清楚で可憐だ。

           

スノードロップの純白の小さな花と、すぐ近くに広がる汚れた残雪の対比は、興味深い光景だ。
スノードロップの別名が、マツユキソウ(待雪草)だが、春を告げる花にふさわしいネーミングだし、花言葉の「希望・慰め」もイメージぴったりだ。

スノードロップにまつわる幾つかの言い伝え話には、どれも興味深いものが有り、親しみ深い代表的な春の花だということが理解できる。

昨年球根を購入したスノードロップだが、こんなに元気に育ったことを思うと、拍手をおくりたい気分だ。

自然の恵みを受けて、いよいよ花の便りを送る季節がやってきたので、庭の花たちから目を離せない。