Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

ヒラマ画廊で水彩展

2015-06-30 22:41:00 | くらし

6月30日から旭川市のヒラマ画廊で「Watercolor painting水彩画展」が始まった。

          

会場には、旭川市と近郊在住の作家の作品が32点展示されている。

 

水彩画といえば、一般的に水を溶剤とする絵具で描かれた絵画のことで、紙に描かれることが多い。

日本では幼児のころから描画材の一つとして水彩絵具の類は使われていて、学校教育では小学生の時代から授業で使われる描画材である。

今回の水彩画展においても、絵の具の種類や紙の違いなど、多様な表現方法での個性的な作品が展示されているので、日本人なら幼い頃から描いた経験があって親しんだ水彩画だけに、関心をもって鑑賞できるので楽しめる展覧会だ。

 

          

          

         

 今回の出品作は近作の「峰への道」で、旭川市西神楽の就実の丘のイメージを誇張して主に透明水彩画法で描いたものだ。

             

おおざっぱに言うと、透明水彩画(Watercolor)は顔料とアラビアゴムなどの溶剤により紙に吸収される度合いの関係で薄塗りに適していて白い紙が透けるので、基本的な技法を習得すれば透明感のある絵になることが多いようだ。

一方、ガッシュはグリセリンなどの増粘剤が多いので色を重ねると下の色を覆い隠すことになり、より自由に重ね描きができ、つや消し状態のなり重圧な作品が生まれる。

透明水彩画(Watercolor)は、18世紀頃にイギリスで広く普及し、日本では明治時代から教科書に手本として現れている。不透明の水彩絵具Gouache/ガッシュが使われるようになってから、混在して技法は多様になった。

ガッシュは、技法を気にせず自由に描けることが多いためか、学童水彩絵の具として普及しているが、透明調絵の具も使われているから、現在ではWatercolorとガッシュの区別を気にせず描かれている。

どうやって描かれたのかより、何を表現しようとしたのかの方に注目して親しむ鑑賞できればいいにだが‥‥‥。

「Watercolor painting水彩画展」は、7月6日まで。

 

姫ナデシコと「なでしこジャパン」

2015-06-29 00:31:02 | くらし

サッカーワールドカップ女子の4強が決まった。

みごと4強入りした日本チームの呼称は「なでしこジャパン」だ。

                   

日本女性のことを、ナデシコの花に由来して、日本女性の美徳を称えて、清楚な美しさ・上品さ・おしとやかさ・控えめ・芯が強い・気配り・繊細さなどを挙げ「大和撫子/ヤマトナデシコ」と呼称している。

撫子/ナデシコは、な(撫)でるように可愛がっている子ということなので、個人的にはか弱い子どものイメージが強い。

 

だがしかし、サッカーの「なでしこジャパン」は、良い意味で大和撫子にあやかった愛称で、強靱で賢い活動的な女性をイメージできる頼もしいナショナルチームとして大活躍している。

 花の「なでしこ」も「なでしこジャパン」にも興味があるので、我が家の花園にデビューした「撫子/なでしこ」(撫子か石竹かは不明)にも強い関心をもって鑑賞している。

                

 

庭の一隅には、撫子の仲間の「姫撫子/ヒメナデシコ」又は中国原産の「石竹」の仲間が、独特な赤紫色の鮮やかさは抜群だ。  

    

放任したままで、踏みつけられても良く育ち、耐寒性があって時期が来れば元気に咲き出してくるのが嬉しい。

                

総称のナデシコで呼んでいるが、ナデシコと石竹の区別が付かず、種類も多い。

普段は粗末にして、雑草扱いで目も止めないのに、咲き出すと立ち止まって癒やされている。


変異したジキタリス

2015-06-26 22:59:36 | 自然観察

庭の入り口付近に、主に新種の草花を最初に移植する一隅が設けてあるが、今年も多種の花が咲いているが、もう満杯になった。

        

近年になって我が家の花園の仲間入りしたジキタリスは、別の場所に移植したが、放任栽培のせいか野生化したようだ。

        

繁殖力が強いので、こぼれ種からニョキニョキと突出して目立ちだし増えてきた。草丈が高く一本立ちでなので、誇らしげに咲いている。

ジキタリスは、別名が英名Foxgloveを直訳してキツネノテブクロというのが興味深い。

ちょうど指が入るくらいの花のサイズで、指サックに似ていることから、ラテン語の指を表すdigitalに名前の由来があるそうだ。

         

全草に猛毒があるので栽培には取り扱いに注意が必要と言われ、コンフリーと葉が良く似ているので、間違えて食べると大変なことになるけれど、鑑賞用に栽培すれば大丈夫。 

花の内側の不気味でランダムな斑点が毒性のサインのようだが、花言葉が《熱愛》とか《あつい胸の想い》《隠されぬ恋》というのも一層興味深く面白い。

                                 真上から

どの花もうつむいているのに、花茎の先端に空に向かって大きく咲く不思議な花を発見した。

こんな咲き方は、もしかして突然変異なのか別品種か。

自然界は不可思議で面白い。

 

個性の競演Viridian展

2015-06-23 21:14:00 | Arts

2015第11回Viridian展が始まった。

          

会場のギャラリーリーフは、旭川市宮下通24丁目の喫茶リーフ内のギャラリーで、設計当初からギャラリー仕様で建築されてオープンしたので、展示壁と喫茶スペースが程よく融合されている。

          

専用スペースは勿論、椅子席の壁も画廊並みの照明が完備されているので、展示作品が良く映えて鑑賞しやすい。 

          

絵画教室や個人レッスンで学習したり、自立して制作を続けているアマチュアやプロ作家のグループの作品展だから高質の作品が並んでいる。

それぞれの表現技法は水彩画/パステル画/木版画/銅版画/イラストと多様で、それぞれ独自に追求した個性的な作風の鑑賞が飽きなく楽しめる。

2015第11回Viridian展は、7月18日まで開催。


薔薇のカクテルに魅せられる

2015-06-21 23:09:23 | くらし

現在、花園の主役は四季咲きで繰り返し開花する薔薇のカクテル(コクテールCocktail)だ。

一般にイメージする薔薇の花姿のイメージではないが、ポピュラーなつる薔薇の多花性で、満開時の景観は圧巻だ。

               

文字通り目が覚めるような鮮やかな紅色の花が、華麗に沢山咲き始めると、よく目立つので花園の主役となって華やかな景観となる。

他の花もきれいに咲き誇っているが、この花の抜群な魅力にはかなわない。

               

開花時は中央が黄色だが白く変化する。

まだまだ蕾が沢山見えるので、満開時の華やかな景観を想像してわくわくする。

文句無しで元気付けられる花なので、大事に育ててアーチを覆うような姿にしたい。

花言葉の「愛」はなるほどと思うが情熱的な愛か。「無邪気」といのもあって、子どもがはしゃいでいるイメージも連想されるが、大人の華麗さのイメージが勝っている。