Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

大勢で咲いても、ひとり静

2017-05-23 23:08:20 | 自然観察

桜が散って地面がピンクに染まった。八重咲桜は散り終らずに、まだ絢爛と春の名残りを楽しませてくれる。

           

この時期なって、競うように草花が急いで開花しだしたので、毎日目をこらして地面を見回していると、気が付かないうちに咲く花を発見して生命力の素晴らしさに感動する。

 

興味をそそられる草花の一つは、「一人静」で、花の名がたった一人の静かな様子を思い浮かべるが、樹陰などに群生している。

          

歴史上の人物「静御前」が一人で舞っている姿を連想して「一人静」と名付けられたとか。

            

光沢のある濃緑色の四枚の葉の中央から、1本の花穂にブラシ状のような白い花が、何ともつつましく涼やかに見えるのが、自然の造形美に魅せられる。

しかし、その花は花のように見えるだけで、花弁も萼もない特殊な形状なのだ。

白く見えるのが雄しべで、近くに寄ってルーペで観察すると、雌しべは雄しべの根元にある。

不思議な構造?には、繁殖を確実にするしたたかな仕掛けがあるのだろう。


待っていたリンゴの花が咲いた

2017-05-18 23:23:46 | 自然の恵み

果樹に花が咲き始めると、果物の木に花が咲いている風景に憧れながらみかんの花咲く丘という童謡を愛唱していた幼い頃を思い出す。

みかんの花咲く丘は第2次世界大戦終戦直後の1946(昭和21)年にNHKラジオから流れた人気童謡歌手の川田正子さんの、明るく軽やかな歌声で大ヒットした童謡だ。

ミカンの花を見たことがないので、どんな色の花かも知らないし(現在も)、青い海もお船も知らないうえに、汽笛がどんな音かも知らなかった。

それでも、歌詞からあれこれ想像して明るい風景を思い浮かべ、希望や元気を届けてもらった気になって、みんなでよく歌った。

前奏の部分も軽快で気に入り、タララッタッタッー タラーララー‥‥と口ずさんだり、ハーモニカや木琴で楽しんだ。

みかんの花咲く丘は、終戦直後の弾まない気分を払拭してくれた。花にまつわる思い出の童謡だ。

この歌のモデルは、静岡県伊東市のミカン畑だとか。ミカンの花を見てみたいものだが、5月初旬に開花だとすると、もう実がついている頃だろうか。 

       

我が家のリンゴの木に花が咲き始めた。

サクランボやラフランスなどは、すでに開花しているが、リンゴは遅いので気になってなっていた。

赤い蕾から恥ずかしげに白い花びらが広がる頃の姿や生命力に感動する。

順調に実を結び、立派なリンゴに成長して欲しいと願っているのだが‥‥‥。


旭川の桜は見頃が終りそう- その2

2017-05-11 20:59:21 | くらし

5月9日には、旭山動物園とその隣の旭山公園に行ってみた。

        

旭山動物園内には桜の木は少ないが、それだけ満開の桜が目立った。桜が咲く動物園は一段と華やいでいた。

動物園のある旭山は、旭川では一番桜の本数が多く古くから桜の名所だ。

        

正門側から左の旭山の裾野に広がる桜の園には、旭山動物園の客も訪れていた。

平日なのに多くの花見客で賑わい、花見客が焼き肉などで静かに会食する光景は、穏やかな春の風物詩そのものだ。


神居古譚の桜は終っているだろうと思ったけれど、11日に行って見た。

自宅から15分で行ける神居古潭を度々訪れて、お気に入りのこの景色に見とれるが、桜が終わりかけのこの時期が最も気に入っている。

満開の時期を逸してはいるものいの、遅くに開花した桜と色付いた葉や、若葉と松の木が織りなす絶景を眺めて心が和んだ。晴天であれば、春の陽で輝くもっとすばらしい光景を眺めることができたのだが。

        

            

以前は、桜の名所として花見の時期に、旧国鉄神居古潭駅で下車して駅周辺や石狩川河畔で観桜を楽しんだものだ。

            

散った後で、色んな種類の木の葉が混合して、異なったスピードで黄緑から濃い緑に移り変わる頃が大好きだ。                


旭川の桜は見頃が終りそう

2017-05-10 22:39:49 | くらし

桜前線がゆっくり北上するので、地域によって桜の旬は異なるが、旭川では開花してから低温になり、満開まで桜が足踏みしていたのだろうか、満開になってから開花期が長く、見頃は終わりかけている。

5月6日に常盤公園と神楽岡公園に行ってみた。

      

曇天の常磐公園は花見をしている人は二組のみで、人影もまばら。

      

肌寒い中で神楽岡では20組くらいのグループが焼き肉などをしていた。

        

小さいけれどピンク色の美しい一本の桜の木に魅せられた。

 そして、我が家の桜は今日が満開となった。 

 

          

 白っぽい花で開花期が長く、だんだんと花の中心が赤く色付くのが特徴だが、種類は不明。

 

積雪などの自然条件で大木ではなく、枝っぷりも良くない北国の遅くに開花する桜だが、春を実感させてくれるし元気を届けてくれる。

やっと桜開花宣言

2017-05-05 23:26:06 | 自然観察

我が家の桜が一部開花したので、開花宣言ということになるが、昨年とほぼ同じ時期だ。

        

何となく恥ずかしげに、パッと開いていないが愛おしい気がする。

種類は不明で、花の盛りがすんでから葉が出る種類で、中富良野在住時代に家の周辺にあった苗木を移植した。

「はぎわらギャラリー」の庭で、30年経過して大きく育った2本が健在だから、毎春満開を鑑賞できる。

毎春開花するのに、今年はどうなのかと案じていまうが、蕾が見え出すとほっとする。

2本並んでいるのに、開花の時期が2~3日の差があるのが不思議に思っているが、それだけ開花時期が長いので、それはそれでいいのだ。

標高150mくらいの位置にある自宅の桜は、約1週間遅れで開花するから、桜の鑑賞時期長いのが嬉しい。

同じ時期に、おまけのように咲き出す黄色い花のカタクリの仲間も魅力的で癒される。

     4月23日ころ開花

 

既に早い時期には、葉に斑のないカタクリが咲いたが、花茎を食べられた痕跡があったので、野鼠の仕業かと、試みにネズミ捕りを仕掛けたところ、やっぱり野鼠がかかった。

なぜか、葉までネズミ捕り籠の中まで持ち込んでいた。カタクリは野鼠の鉱物なのか餌不足で止むなく食べたのかは、野鼠に聞いてみなければわからない。