Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

現代アートのつもりで展覧会

2009-05-21 23:24:23 | Arts
23日から29日まで抽象作品による「萩原常良展」をはぎわらギャラリーで開きます。

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木版画で風景など具象作品の発表が多いので「なんじゃ!これっ」と思われることでしょう。

20~30歳代ころは日本の美術界では一般的な傾向だった抽象絵画の流れに乗っていたので、普通にこれが現代絵画だと思って描いていました。

だから、基本的には具象画を描く場合も、発想は抽象感覚なのだと今でも思っています。

そもそも古代とか現代とかアートにおける時代の区分けは馴染まないのかもしれません。

どの時代でも前衛絵画とか前衛美術運動はあります。

抽象作品は前衛美術だとして、個人で発表する「個展」より、群れを組んだグループや団体としての「美術運動」の方が注目され評価されることが、現在でも一般的です。

現代は、表現のジャンル分けにこだわらず、表現素材や絵の具など何でも有りの自由な創作活動が一般的だとすれば、美術作家を画家・彫刻家・版画家・工芸家などと限定で呼称するのは無意味でしょう。

一般的なアンケートなどでは、職業の分類に画家なんていうのはありませんから・・・・。

美術作家の誰もが、アイディアなど発想の段階でペーパーに絵や図でメモします。これは構想図とかラフスケッチなどの他に、発表するためにではない絵で表す場合が多いと思います。

兎に角、絵を描いているのだから「エカキ」でいいのかも。

大きくくるんだ美術界の中だけで通用するだけでは、一般大衆に美術に親しんでもらえませんから、最近は「大衆絵師」と自己紹介して、笑いをとることがあります。

大衆絵師が創った、遊び心でちょっとした仕掛けや目の錯覚を狙った面白い現代アート?を、ご覧ください。