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森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

サイエンス・カフェ  くじゅうの自然

2015年11月22日 | サイエンス・カフェ
サイエンス・カフェ 11月は 九重ふるさと自然学校の代表 川野智美さんをお迎えしました。


九重ふるさと自然学校は ご存じセブンイレブンが運営している団体です。 その資金は というと
お店にある募金箱。 一店舗 一日 平均 80円の募金があるそうです。 80円ですが お店の数×365日 で
3億円にもなるのだそうです。 こういうのも面白い。

赤谷プロジェクトは 観測機器はニコンさん、 伐採などの費用は楽天さんがスポンサーになってくれています。
なんで楽天が というと 楽天イーグルスのイーグルはイヌワシだそうで日本中のイヌワシ生息地を保護する運動もしています。

私らのNPOは委託事業費をやりくりして 陣屋の村の保全活動をしています。 企業やNPOの垣根が低くなって
仕事以外のやりたいこと(今回は自然保護)で横並びで協力できたらいいね。

で、自然学校の取り組み

やっぱり 子ども達との活動は欠かせません。

面白いなあと思ったのは 特定外来のオオハンゴンソウ

この一面にオオハンゴンソウが生えている場所を 野焼きしていったら どうなるか?

まだまだ 結果は出ていませんが たのしみな試みです。

九重といえば

ミヤマキリシマ    (なぜか ゆるキャラのミヤちゃんが全面に出ていますが 気にせんといて)

だんだん少なくなってきています。他の植物に押されてきている面もあります。 じゃあ他の植物を伐採して
ミヤマキリシマだけ残すようにするのが いいのかってのも 疑問です。

観光のための自然保護は おかしい。 特定外来は(まあいろいろありますが)駆除したい。
人間の生活の都合で 自然のあたり方に変化があった場合 そこに生きてきた生き物が翻弄されてしまう。
水田にしたら、 野焼きを毎年しているなら、  もう責任もって続けてほしい と思うけど

  しきらんのよねえ。  陣屋の村も元の里山の自然に戻そうと7年続けてきたけど あと何年続けられるだろう。

サイエンス・カフェ 番外編  化石掘りツアー

2015年11月01日 | サイエンス・カフェ
待ちに待った化石掘りツアー  昨年サイエンス・カフェで柳本先生のお話を聞いてからのみんなの願い
「私を 化石掘りにつれてって」 で 一年後に実現しました。
当日の集合場所には 時間に遅れる人など一人もなく 10分前には全員集合 原尻の瀧の駐車場から現地へ移動

みなさ~ん はやる気持ちは分かるけど 最初にちゃんと 先生のお話聞いてね
ここは中生代 白亜紀の地層が出てます。泥が固まってできた石です。
では 化石見つけ開始

それっと ガレキの山に登ります。  ここは採石場ですが 日曜で作業は休み。 A建設さんにお借りしております。
 (駐車場も貸して頂きました。 ありがとうございます。)

11時半にいったん集まりましょう という約束はどこへやら  みな黙々と石をひっくり返しています。

Mさん一家は こんなすてきなアンモナイトの化石を見つけました。 すごいです。
今回一番のみっけもんは イノセラムス 

この貝の化石です。 これは立派に標本として使えます。

最後にまとめをしていただきました。 みんな満足そう。 なんにも見つからなかった人はいなかったのです。
 え~ 私もちょこっと 貝の化石見つけました。 ちょっとウレシイ。

 あとでね 下見に来たときより獲物が多かったから A建設さんが 少し崖を削ってくれていたのではと
 柳本センセの話。 わあー 重ね重ねありがとうございます。 いろんな方々のご厚意で楽しく化石掘りツアーも
 終えることができました。 感謝します。

サイエンス・カフェ 大分の昆虫

2015年10月17日 | サイエンス・カフェ
10月のサイエンス・カフェは 大分昆虫同好会の三宅武先生をお迎えしました。

先生からは事前にパワポの資料を頂いているので 上映しながらのお話です。

日本には 30目 3万種も 種類がいるとか。 おーいですねえ。 大分県にいるカエルは 9種類ですわっ
で、大分県の昆虫史から始まって 地域別の昆虫たちの紹介
三宅先生は自らを「虫屋」と言われる。 虫屋のなかでも分かれていて チョウ屋 カメムシ屋 トンボ屋 それがさらに細かく、、、。 

地形やその場所にある動植物や 水や 人の生活によって 住む昆虫たちが違います。
 塩田にいるものも。

 空間と時間 気象条件 さまざまな要素で虫たちは変化します。
 大分にしかいない昆虫を見つけた話  何十年ぶりかで再確認された虫 
・・・・ここら辺の話からだんだんノってきて・・・ センセ 時間オーバー でも面白くて楽しくて引き込まれる話です。

  ついには 宇宙の話 四次元の話  哲学のようなお話 まで 広がってきました。


お茶を頂きながら 次々に 質問にお答えしてくださいます。

 チョウは1頭 2頭 と数えるけど 他の昆虫も皆 こう数えるそうです。 知らんかった。

 物によって数え方が違うのは日本ぐらいなので 外国ではみな 同じ数え方だそうです。
 え~ 人も? 一人でなくて 1頭?  馬みたい  1匹? ブタじゃねえ

 1mmにも満たない小さな虫から 宇宙がみえる 生き物の始まりがわかる  

 サイエンス・カフェ堪能しました。   三宅先生ありがとうございます。

サイエンス・カフェ  外来植物

2015年09月19日 | サイエンス・カフェ
外来生物についてのシリーズ3回目(最終回)は 「外来植物」についてです。講師は瀬口氏
今やそこいら中に生えている植物 在来と外来 色分けしたら 場所によっては 外来ばかりということも

皆様 おなじみの花々

ヒガンバナなんぞは しっかり日本に住み着いていますが この方 室町時代か 縄文時代かに来られた方だそう
で、日本の文化の中にもはいりこんでます。 お彼岸に ヒガンバナ咲かないとつまらないよね。

そんでも どんどん 増え広がってどうなるのかしら

いろんな団体が 頑張って 駆除したりしています。 でもよっぽどちゃんとやらないと 2~3年で元通り。

2~3年前 下判田の里山にある 立小野川に ボタンウキクサ(ウオーターレタス)が大量発生してどうなることかと
思ったのですが 冬をこしきらんで 皆枯れました。 やれやれ
でもクレソンはしっかり居着いています。 時々頂いています。

 ススキを枯らすと言われて一時大騒ぎされていた セイタカアワダチソウ 無くなった訳ではないのですが そこそこになって
 いいんじゃないの という感じ


  外国から何が入ってくるか分からない   園芸種として、ペットとして 法面の吹き付け剤の 土留めの草として
  入って来ても どうなるか分からない   爆発的に増えるのか これは地域差もあるしね

  どっちにしても 水際で止めるしかありません。 これは法律をつくるしかありません。 法案ですよ。こっちはすんなり通ってほしい。

 では今 日本で生活している連中(外来種)をどうするか。意見はあちこち飛んで まとまりませんでした。
 元々の在来種の記録 外来種が入って来て どうなったかの記録 データがほとんどありません。ないと「外来種、どうして悪いのか」 とちゃんと言えないのです。

 今 自然観察会 をしているところは 記録を取りましょう。 できればモニタリングサイト1000の調査としてやろうね。

ということで 10月3日(土) 陣屋の村で モニ1000 発表・交流会です。誰が来てもOKです。 きてね

サイエンス・カフェ 水生生物

2015年08月30日 | サイエンス・カフェ
8月のサイエンス・カフェは 涼しい水辺 水生昆虫について です。 講師は 堀英樹さん。
プロジェクター用のパソコンの調子が悪い というか かなり古いので 新しく買い換えました。 パワポも2013を入れました。
で、用意してたら なんと言うことでしょう プロジェクターのランプが切れてしまったのです。 もうこればっかりはどうしようもなくて
パソコンの画面を見てもらうこととなりました。

水生昆虫といっても いろいろいるのですが
今回は カゲロウと カワゲラとトビケラについて 
専門用語が勉強不足というか あんまりカゲロウとか知らないので 話についてゆくのが大変でした。
参加者の魚釣り大好きなSさんが 釣り場のポイントで水中から羽化してくるカゲロウを見て フライを用意するという話は面白かったです。
で、そこにいるカゲロウそっくりに自作するそうです。 これはぜひ見せてもらいたいなあ。

難しい話も多いのですが そこは優しい堀さん 今西錦司の棲み分け論などの クイズをはさんでくれます。

カゲロウとかトビケラとか 自然観察会でも子どもたちにあんまし人気ないし 石をかえすともぞもぞ動いて きしょいとか 言われるんだよなあ
でもこの前 アップで写真を撮ると 目がくりっとして可愛いことが分かったので 少し反省して 勉強しよう

ところで今回 ステキなパンフレットを頂きました。別府市環境課で作られた物。
   実は今回の講師堀さんは別府市環境課にお勤めなのです。  ありがとうございます。

海辺の生き物の 図鑑です。

分かりやすいことと 基礎用語もちゃんとついていて 初心者には とってもお役立ち

 でこの冊子 森林づくりボランティア支援センターに多少在庫あります。欲しい方は来て下さい。