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森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

サイエンス・カフェ おんせん県大分

2016年10月15日 | サイエンス・カフェ
今日のサイエンス・カフェは お水の専門家 炭本氏 再び  ということで温泉がテーマです。

参加者がとても少なくて 残念でしたけど お話はとても面白かったです。

まず各自のテーブルに配られたのは 汲んできたばかりの温泉水。  飲料可のもの。 この飲料可というのがミソ
「眠気覚ましにどうぞ」と 炭本氏 そうです。知ってる人は皆知ってる 塚野鉱泉の水です。
まじぃ~~   炭酸水に硫黄と鉄分が溶け込んで しょっぱいような生臭い水なのだ。 胃腸によいそうです。

まずは温泉のでき方から。
ここでもびっくり。温泉って地下のマグマにあっためられた地下水が出てくるのだけだと思っていた。
なんと 地面の下の方はあたたかいので(40度C) そこで雨水が地下水になり、暖められて出てくるのもあり。
もう一つは 「化石海水」  初めて聞きましたわ。
海水が地面の中に閉じ込められて そこをボーリングすると出てくる。 なんかやたら塩分濃度の濃い温泉だそうです。
大分にも一カ所あって 一般公開はしていないので 入れません。 でそこで何をしているかというと この塩水から塩を作って販売しているそうです。
こうなると 温泉と言えるのか 訳わかりません。
では 温泉とは というと 25度C以下でも いろいろ溶け込んでいたらOKなのね。 25度cって水やん。

大分には すべての種類の温泉が たくさんのお湯とともに湧き出ていて 日本一なので おんせん県って言ってもいいよね。
別府のように 隣の温泉では水質が違うとか よくあるのだけど
 ほかの県ではあまりなくて お湯が出ているのも一カ所でそこからみんな引いているので質も同じといのが 多いのだそうです。
すごい 自慢していいのねと 思ったのですが 炭本さんのお話はこれからがミソ
大分んしは 体にいいと聞くと温泉水を大量に飲んだり 治療のためにどんどん温泉につかったりしてますが これが要注意です。

大体温泉水の飲料は 一日に500mmリットルが限度。一回には150~200mlにしときなさいよ という指針があるそうです。
ましてや ヒ素やらラドン入りは 論外です。
また入浴の際 入ってはいけない人についても 決まりがあって 熱がある人 病気の人 とかまあ考えれば当然なのですが
温泉に入ったら 治る という考えはなんというか 当たり前の話にもなっていて病気だからこそ温泉に入るとなっています。

大分はあまりにも温泉が多くて 昔から利用してるので なんだか野放しだなあ 
弊害とかないのか少し心配になりました。 でもこれから寒くなるとやはり温泉であったまりたい。隣の2丁目(我が家は3丁目)にも
温泉があるので歩いていけるのだ。また入りに行こう。  成分分析表も貼ってあるはずだから ちゃんと読もう。 

サイエンス・カフェ 大分の貝類

2016年05月24日 | サイエンス・カフェ
5月のサイエンス・カフェは 大分の貝のお話。 濱田先生に来ていただきました。
会場には すてきな貝の標本を用意してくださいました。・・・のに 写真取り忘れた。

本来は 4月の予定だったのですが 地震の次の日なので 余震が怖くて 今月に仕切り直し。

貝も種類がとても多いのです。 2400種って 覚えきらんが。
スライドで 次から次へと美しい貝達

時々 美味しいかとかの説明が入ります。

これは 珊瑚についている貝の説明。 センセはあらゆる手段で貝を手に入れていらっしゃいます。
珊瑚礁や岩についてるのは ドライバではがす。
浅瀬の砂浜は掘るってのはふつう。  底引き網で引っかけたり ダイバーに採ってきてもらったり
(水深20mとか 10mの所にいるという貝もおるそうです。)

漁港に行って わけてもらったり。 お肉は食べないのでとにかく標本(貝殻の状態のよい物)になるのを集めるのが1番とか。
貝によっては ごっそりいただけるのもあるそうで 参加者はお土産に貝の標本をいただきました。

アメフラシやウミウシも 貝(貝殻が無くなった)ですよ。 この連中はとっても綺麗ですね。大好きです。
  丑年の年賀状にウミウシの絵を描いたぐらいです。・・・大変不評でした。

で、貝は海や川にだけいるわけではないのです。  そうです! でんでんむし(陸貝)登場!

カタツムリはこんなに種類が(これで全部ではありません)大分におるのです。
で、先生が指している 「ナメクジ」これが今少なくなっています。

 なめくじなんて 庭にぎょうさんおる というアナタ よくよく見て下さい。背中の柄が スジ1本ではなくて
 丸い輪とスジ2本だったら それはチャコウラナメクジ ナメクジ世界の よそもん(外来種)であります。

 ので本物の「ナメクジ」にであったら暖かい目で見てやってください。 けっして塩などふりかけんでね。

サイエンス・カフェ 鳥の話

2016年02月20日 | サイエンス・カフェ
今日のサイエンス・カフェは 日本野鳥の会 大分県支部の幸さんに講師に来ていただきました。

主に ブッポソウと サンコウチョウについて 話していただきました。

ブッポウソウ 綺麗ですねえ。 大分県に留鳥としているなんて 知らなかったです。
で、この鳥は 奥さんになって欲しい方に セミやらトンボやらプレゼントし、 メスが受け取れば婚約成立。
プレゼントの内容や 相手によっては 受け取らないこともあるそうです。
  まっ こんなこんまい虫 いらないわよっ アタシも安く見られたモンね フンっ  とかは思わないで
  子育てするのに ちゃんと 十分なご飯を運んでくれるかどうか みきわめて いるんでしょうねえ


飛ぶときに見える この白い模様が特徴だとか きれいですねえ
 バッタやら セミやら トンボやら カタツムリやら  ・・カエルも食べるそうです。

ブッポウソウは オスとメスの見分けがつかないほどよく似ています。 似ている鳥はだいたいイクメンで
抱卵なんかも交代でするそうです。
オスのほうがやたらケバイのは イクメンではないそうです。   未婚のかた 参考になりましたか?

サンコウチョウ

しっぽが長いのは オスだけ、、。 日本にやってきて子育てをするので
日本が故郷だよねえ。 我が職場 高尾山にも来るそうで  あの長々しい しっぽ 欲しいなあ。

どちらも 絶滅危惧種がかかっているのですが 野鳥を保護するのはなかなか難しいようです。
営巣の場所がなくなる ので 巣箱を沢山作っても その巣箱の周りで子育てできるほどの食料が調達できなければ
巣箱も用をなしません。
巣箱の話 バードテーブルの話 鳥見が趣味の人は遠くからお金をかけても鳥見に来るという話
大分にトキを呼ぶ話 外国産のトキやコウノトリの話  話は終わらないまま 時間になってしまいました。
自然保護の立場で 鳥について 考えたいと思いました。

サイエンス・カフェ 番匠川の魚

2016年01月17日 | サイエンス・カフェ
年明けてのサイエンスカフェは 魚の話  大分の川でも清流ランキングに入る番匠川
番匠川おさかな館の館長の立川さんに来ていただきました。

清流なので 魚種は多いし 川もさらさら流れているに違いないとか 勝手に思っていたのですが
やっぱし 思い込みでした。

こんなに堰があって 魚道もいくつか造ってあるのですが とても使えそうにない物とか なかなか魚が昇ったり下ったりするのは
大変のようです。
また番匠川は大分でも 黒潮の影響を受けて

河口には いろんな魚がいます。

だだ 川は魚の種類が少ないのだそうです。それは今をさかのぼること 1万年前
海の水深が浅くて 大陸とつながっていたころ 隔離されてしまったので 魚の種類が少ないのだそうです。
生物が多様にいるほど自然度が高い とかんたんにくくっていたのですが 昔のまま よそからの魚が
あまり入ってこないで 昔からの自然の状態を守ってきたのですねえ。 なんかすごい

でほかにも いろんなタイプの魚の分類を習って 時々川を上る海の魚がいるとのこと。
どうやら身体の表面についた寄生虫を落とすためらしい とか びっくりです。

川を三面張りにすることで 生き物たちは大変なダメージを受けました。
生活の安全のため(大洪水対策)でこういう施策をされるのなら 地域の住民の安全といわれたら もうどうにもしょうがないです。

その中での自然観察会は 自然保護とつながるのだろうか という大変な問題も出されました。

まとにかく 暖かくなったら 番匠川でみなで観察会をしようということになりました。 おとなの川遊び ですな。こうご期待

 おさかな館のホームページはとても楽しいです。 ぜひのぞいて見てください。おさかな館

サイエンス・カフェ みんなで考える上野の森の手入れと自然保護

2015年12月13日 | サイエンス・カフェ
今年最後のサイエンス・カフェは 大分市のど真ん中にある「上野の森公園」の話です。
ここは街中にありながら 結構自然いっぱいのところ。 この公園を10年も手入れをしている
「おおいた上野の森の会」の池松さんからの 問題提起
「上野の森の手入れと自然保護」

会のメンバーの方も参加

街中公園って ホントは 都会でであえる自然の場所 で大事な場所なんですが  
自然のままであって欲しい というのと 訪れた人が いいなあと思う公園というのは 少しばかりずれがあるようです。

10年前の上野の森は ゴミがすてられたり ヤブになっていたり、、 見かねて会の活動が始まります。

で、少しづつ片付けて 手入れして でも木を大きく切ったりは 市の許可が下りなかったりしてしていません。
で、木を切ってもう少し明るい森にしたい。 でもそれって 自然を壊すことになるの?
手入れをして守る 自然保護もあるはず。

上野の森の公園に来る人達は どんな公園がいいと思っているのか? これも気になるところ。


どっかで 折り合いをつけて やっていきたい。

公園っぽいところ と 自然の森を守っているところとゾーンわけしたら どうでしょう?

意見交換では なかなか話が進まなかったけど Iさんから
いつだって これが正解というのは無くて 時間がたつとまた変わっていく。
やってみて 結果がでるのも時間がかかる。 
自然が相手なのだから もとにもどせないようなやり方は避けて 少しずつ試行錯誤しながら やっていくしかないのでは
とい意見がでました。

具体的なことについては 来年9月 シンポジウムをひらきます。講師は倉本宣氏。 
 
 手入れと自然保護を街中公園でする! これはオモシロイと思いますよ。みんな来てね。