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森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

サイエンス・カフェ 人は自然を造れるか

2017年05月22日 | サイエンス・カフェ
今年度最初のサイエンス・カフェは 瀬口さんの「人は自然を造れるか」

も、難しいテーマです。  でも最近とても気になってるテーマでもあるのです。

まずは 自然って何?  赤で太い文字なんかは 瀬口さんの思い入れがたっぷり
で、あちこちで行われている「自然再生」って何でしょう。 「半自然再生」といった方が いいのでは

大分のスポーツ公園でも 公園化の前に鳴り物入りで 「コピー植栽地」という工事がされたのですが

実際のところは どうなんでしょう。
行政の行う「ステレオタイプ」の自然化工事について。 なんか「破壊」に近いよね。
自然再生といいながら 実は 攪乱ではないの というような事例。
話は 大分県内で行われている様々な活動についてもおよび、当然ですが 結論が出るような話ではありません。

でも こまめに皆で話し合ってないと タガが緩んじゃうよね。 自然観察指導員なんだからねっ。
 おかしいものにはおかしいとはっきり言える 見識が必要だなとも感じ入りました。

サイエンス・カフェ シカが自然を食いつくす

2017年02月21日 | サイエンス・カフェ
2月のサイエンス・カフェは シカの食害について 講師は日本自然保護協会の足立さん

前回のブログで 外来種のことを書いたけど 在来種だって 自然破壊をするのだ。
もうショックもいいとこで  自然破壊は 人間だけではなく 外来種も 在来種も みんなで取り組んでいるので太刀打ちできません。


あ、シカの話ね。

在来の動物による食害は多々あるのだけど イノシシやサルは根こそぎ食べるということがないので 地面が更地になったりはしないのです。

そして どんどん植物を食べる。今まで食べないと言われていた植物(忌避植物)も食べるようになった。(地域差があったりします)」

調査すると 植物の種類が 半分に減っています。 冗談ではありません。


これはテンの糞の分析調査。 甘いもん好きのテンが イチゴを食べてない!のではなくて イチゴがなくなったのです。
ついでにテンはカマキリの卵も大好物だそうです。知らんかった。サクサクして食感がいいのかも。
シカが食い荒らして ほかの動物も当然迷惑しています。

 生態系が変化しているのです。 植物がなくなると 動物や昆虫 菌類 みんな変わっていきます。

このような 森がいたるところに出てきています。

林床には いまのところシカの食べないマムシグサだけ。 不気味じゃ。
風景もどんどん変わる。

草刈りをきちんとするようになったのではなくて シカが増えたせいです。
私たち自然観察指導員は何ができるのか? 当然話はそこに行きます。

 シカを捕まえたり ネット張ったりは到底無理。  、、、湯布院の若杉牧野の大変だったあの作業、、、。

農業や林業被害は対策が取られていますが 自然の森や山の植物被害については国や県はお金も何もしてくれません。
(いや自分らですると言えば助成金を出してくれるのですが、うちのNPOもうとっても大変だった。もうしきらんなあ)

とりあえず 現状をきちんと調査して把握すること、その現状を広く知ってもらうこと、がまずは取り組めること。

 で、具体的な話は宿題となりました。 宿題の報告はいたしますよ。

乙津川で鳥見  サイエンス・カフェ フィールド編

2017年01月22日 | サイエンス・カフェ
サイエンス・カフェもネタがなくなって、、てなこともなくて 冬は鳥見 バードウオッチングであります。
講師の江口さんの縄張り 乙津川の水辺の楽校に集合

寒くても 皆さんお出ましで 鳥見だよ。 心配だった風も弱まって 鳥見日和。

最初に顔見世 タヒバリさん。 ヒバリのようでヒバリでない。セキレイの仲間だそうです。 目が点

川の中州では カルガモさんがお昼寝中 上から猛禽類がこなければ 安全地帯ですからねえ。

一応 猛禽類ですけど~とトビがクルクル こんしはカモとか食べきらんのよ。 

サギも 飛びます。 黄色い靴下さんはコサギです。 サギって種類多いし遠くにいると 大も中も小もわからんけど 足を見せてくれるといいですね。
この岸辺のあたりで つぎつぎに鳥を見れます。マガモ、コガモ、カイツブリ  コサギ、アオサギ カラスもブトとホソ2種

バンも葦原でゴソゴソ  体に白い線が入っている方が バンだそうです。

で、嘴が白で 白い線が入ってない方が オオバン  

 本日の鳥合わせ 全部で24種 この場所で24種とは野鳥の会のYさんによれば かなりの数だそうです。オオバン振る舞いや!   、、言うと思った?

サイエンス・カフェ 大分の両生類

2016年11月19日 | サイエンス・カフェ
おひさしぶりぃ いろいろ忙しかったのだよ。
今朝がたのすごい雷も 午後にはいい天気になって 今日はサイエンス・カフェ  待ちに待った 両生類ですぞ!

講師は 日野先生。 サンショウウオやカエルの調査・研究をされてます。

つぶらな瞳のシュレーゲルアオガエル君から始まりです。

オタマはこんなもの 食べてます。 あのグルグル巻きは腸なのです。
プランクトンをたくさん生み出す環境が大事です。 大人になると 昆虫とかクモなどを食べます。
何を食べてるのか調べるのに お腹を切り裂いたりは致しません。 口から突っ込んで胃袋出してひっくり返して中身を出して また元に戻す。
私はしたことがありませんが こんなことをされても カエルは死なないそうです。 ケロッとしているそうです。


大分といえば オオイタサンショウウオ!

標準産地とは 初めて見つかって名前が付いた生き物が 見つかった場所のことをいうそうです。
佐伯の城山で どなたが見つけたのでしょうか。 よくぞオオイタサンショウウオとつけてくれました。
 宮崎にも熊本にも四国にもちょこっとですが 生息しているそうです。

オオイタサンショウウオは 大分では あっちこっちにいるので 絶滅危惧種なのに あまり大切にされて無いような気がします。
そして 主に環境の変化で やはり数が少なくなっています。気がついたら いなくなったでは困ります。 産卵のある場所は 壊さないようにしてくださいね。
壊れたら できれば元通りにしてほしい。 休耕田は 産卵池に改良してほしい。・・・・・したらカエルもたくさん卵を産めるし。
などなど いろんな思いが頭を巡ります。  12月になるとオオイタサンショウウオの産卵が始まります。県民の森の池では 雄がもうやってきています。
下判田の休耕田も穴掘りしなくっちゃ!

大分にいるのはオオイタサンショウウオばかりではありません。

カスミサンショウウオ やら

名前改め ソボサンショウウオ 
ほかにもブチサンショウウオなど 何種類もいるのです。 オオサンショウウオもいるしね。
北九州まで行けば 会えるそうで 是非にも行きたいものです。

お話は尽きず 時間を少々オーバーしてしまいました。日野先生 ありがとうございました 
これから ヤマアカガエルやオオイタサンショウウオの産卵の時期になります。  また同じ場所に来てくれるよう がんばろな。

サイエンス・カフェ 大分の両生類

2016年11月19日 | サイエンス・カフェ

おひさしぶりぃ いろいろ忙しかったのだよ。 今朝がたのすごい雷も 午後にはいい天気になって 今日はサイエンス・カフェ  待ちに待った 両生類ですぞ! 講師は 日野先生。 サンショウウオやカエルの調査・研究をされてます。 つぶらな瞳のシュレーゲルアオガエル君から始まりです。 オタマはこんなもの 食べてます。 あのグルグル巻きは腸なのです。 プランクトンをたくさん生み出す環境が大事です。  大人になると 昆虫とかクモなどを食べます。 何を食べてるのか調べるのに お腹を切り裂いたりは致しません。 口から突っ込んで胃袋出してひっくり返して中身を出して また元に戻す。 私はしたことがありませんが こんなことをされても カエルは死なないそうです。 ケロッとしているそうです。 大分といえば オオイタサンショウウオ! 標準産地とは 初めて見つかって名前が付いた生き物が 見つかった場所のことをいうそうです。 佐伯の城山で どなたが見つけたのでしょうか。 よくぞオオイタサンショウウオとつけてくれました。  宮崎にも熊本にも四国にもちょこっとですが 生息しているそうです。 オオイタサンショウウオは 大分では あっちこっちにいるので 絶滅危惧種なのに あまり大切にされて無いような気がします。 そして 主に環境の変化で やはり数が少なくなっています。気がついたら いなくなったでは困ります。 産卵のある場所は 壊さないようにしてくださいね。 壊れたら できれば元通りにしてほしい。 休耕田は 産卵池に改良してほしい。・・・・・したらカエルもたくさん卵を産めるし。 などなど いろんな思いが頭を巡ります。   12月になるとオオイタサンショウウオの産卵が始まります。県民の森の池では 雄がもうやってきています。 下判田の休耕田も穴掘りしなくっちゃ! 大分にいるのはオオイタサンショウウオばかりではありません。 カスミサンショウウオ やら 名前改め ソボサンショウウオ  ほかにもブチサンショウウオなど 何種類もいるのです。 オオサンショウウオもいるしね。 北九州まで行けば 会えるそうで 是非にも行きたいものです。 お話は尽きず 時間を少々オーバーしてしまいました。日野先生 ありがとうございました  これから ヤマアカガエルやオオイタサンショウウオの産卵の時期になります。  また同じ場所に来てくれるよう がんばろな。