toty日記

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劇団イボンヌの公演

2016-06-10 00:17:58 | 歌・コンサートなど
ハレルヤ会を指導していただいている先生が参加なさっているので、
感想を。

テノール歌手としてご出演なさっている中村さん、
劇団イボンヌでの活躍を拝見するのは

二回目です。
前回のことは、ここに書きました。

その時に頂いた感想で、「歌舞伎座で第九」のもともとのきっかけを作ってくださった
へっぽこチェリストさんから

昔、イボンヌの制作をなさっていた方から
飲みながら、よく話を聞いたと、教えていただき、世の中狭いもんだなと
思ったことでした。



で、公演があった武蔵小山って、多分、昔の本籍があったあたり。
でも、歩くのは初めてのアーケード街、
昔ながらの品揃えで、市民的なお店が並んでいる。

駅から、10分ほど歩く。
会場は、品川区にあるスクエア荏原ひらつかホール。

ネット上で、練習風景の様子が読めたり、
内容の予告がかなりあったので
出演者もスタッフも、なんか知った人の気がする。

今回のタイトルは、「ドヴォルザークの新世界」

コメディーを役者とクラシック音楽の演奏者と歌手と
踊りとでの融合。

演奏者が舞台の上に乗っている(オーケストラピットではない)。
暗闇の中での演奏とか、その姿も舞台上で絵になる。
出入りといい、普段の音楽活動だけの場面とは勝手が違いそう。


カホンのリズムに乗せた群舞。
カホンは小松さんでしょうか?
このアンサンブル、素敵です。

インディアンが銃殺される場面の
銃の音と、倒れる人物の緊迫感。

アメリカ国歌で登場するカルテット。
手を胸にあて、その迫力。



平日の昼間なのに(←これ、フィナーレで出演の皆さんが強調していた)
いっぱいのお客さんも、

出演者それぞれの知り合いが多いと考えると
他のジャンルのパフォーマンスを、見られて、聞けて
お客さんの中でも、きっと新しい発見があったんだろうなと、考える。

クラシックファンで、笑う場面に遭遇することはそうはない。

ダンスシーンを生で見る人も少ないに違いない。

最後にも、笑わせて、親しみを持って終わった舞台だった。
楽しかった。

今日が最終日。
お時間のある方は、是非。

ついでに、
この劇団の募集要項の中にあった、「求める人材」が面白い。

1.劇団の理念に共感できる方
2.俳優、声楽家、演奏家のコラボレーションに刺激を感じる方
3.自らのジャンルに捉われず、プライドを捨てられる方
4.ファンをしっかり獲得できる方、またファンを獲得したいというその意識の強い方
5.演劇、クラシック音楽、オペラの敷居を下げたいと「社会の現状に憂いを感じている方
6.挨拶がしっかり出来る方
7.東京イボンヌを観て「面白い」と心が躍る方
8.絶対に売れてやると野心に満ちている方
9.有言実行の方
10.恥多き人生を送っている方

 私はと考えても表現者じゃないから。でも、7は確か。


気付いたことを、いくつか。

プログラムの主宰者の写真は、ちょっといつもと違っておすまししていた。

作曲家をとりあげて、劇にするこの劇団のやり方に
指揮者だけど、最近読んでドラマを感じた、
「戦火のマエストロ 近衛秀麿」も劇にならないかなと思ったこと。

脚本担当の方(佐々木さんとおっしゃったと思う)のお知らせにコメントしたのは
ココペリのこと。

さがゆきさんと林正樹さんのユニット「ココペリ」をご紹介したのだが
ココペリのCDは、売り切れなんですって(林さん談)。

我が母の教えたまいし歌のあと、遠慮がちにパラパラと拍手が入り
あ、途中で拍手してもいいんだと、全体に拍手が拡がった。

お客さん、きっと慣れてきたらもっと反応していいんだと
変わってくるかな?

おかしなところでも、みんなが声をあげて笑うというより
小さく、くすっと笑っていた。

クラシックの、ブラボーおじさんみたいに
慣れ過ぎるのも困るけど。


最後に、中村先生、頑張ってました。
その先生に教わっていること、贅沢なんだなと思います。


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