toty日記

toty日記です。感想などいただけたら、喜びます。最近mixiに参加、気軽に声をかけてください。

東野圭吾、ウィンタースポーツを憂う

2009-03-17 22:41:52 | 
東野圭吾の、「夢はトリノをかけめぐる」

東野圭吾のミステリーは面白い。
あと、この人はあまりエッセーを書かないが
少ないそのエッセーの中で、

スノーボードに熱中しているさまが描かれているので、
私は、そこに親近感を抱いていたのだが、

今回の話は、彼の趣味が昂じた話として、
私にとっては、おおうけだった。

他の方の書評でも、ウィンタースポーツに対して思い入れがないと、
話についていけないとあったが、まさしく、そのとおり。

トリノオリンピックを、猫の夢吉変じた青年と、
編集者の黒衣氏と共に観戦する話だが、

夢吉におっさんと呼ばせて、普通だったらいいにくい、
自分の思っていることを全部披露している。

大いに気楽に読める。

だが、巻末の未来のクーリンピックの話は、
スキー関係者が漠然と抱いている将来への不安を
描いていて、ちょっとがっかりさせる。

みな、地球温暖化でウィンタースポーツがなくなってしまう日が
そう遠くないのではと、危惧している、そのことにふれている。

おすすめするとしたら、NIKOさん、S協会さんぐらいか.
人を選ぶ本かもしれない。


東野圭吾、ウィンタースポーツを憂う! クリック!