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京都SFフェスティバル2009

 京都SFフェスティバル2009へ行く。喜多哲士、小浜徹也、三村美衣、山本弘、岡本俊弥、水鏡子、大野万紀、大森望、久しぶりの人といっぱい会う。ま、これら久しぶりの人らの顔を見るのが、参加目的の大きな割合を占めるのだが。見違えるほど変った人、いっこも変らん人。だいだい、質量が増大した人が多かったが。ひととおりあいさつする。

 企画その1 ベイリー追悼
 昨年10月に亡くなったバリントン・J・ベイリーの追悼企画。出演は
 山本弘
 大野万紀
 大森望
 ベイリーといえば、いわずとしれたワイド・スクリーン・バロック。壮麗、華麗、大層、大仰、大ぶろしき。アイデアの大安売り。ま、ベイリーはある意味、ミスターSFといっていいかも。SF少年がそのまま大きくなった。ただし、小説はヘタ。
 ベイリーは普通の勤め人にはなれんと自覚していて、SF作家以外にはなれんと思うとったとか。人ごととは思えんとは、某氏の言。

 企画その2 物語と工学
 物語とはなんぞや。出演
 新城カズマ
 円城塔
 似てそで似てないおふたかた。噛みあいそうで噛みあわない。妙な対談であった。円城氏がつっこんで、新城氏が軽く受ける。

 企画その3 岸本佐知子インタビュー
 年間日本SF傑作選にエッセイが収録された、翻訳家エッセイストの岸本佐知子氏に国書刊行会編集部の樽本周馬氏がインタビュー。
 SFはほとんど読んでいないという岸本氏。ふ~ん。翻訳は自分でやりたいのと、やってくれと依頼されるのの2種類あるのか。自分でやりたいけど、どこの出版社も引き受けてくれなくて、国書刊行会が最後の砦とのこと。
 この岸本さんって人、小生はしらなんだけど、おかしげな話がすきな、不思議なセンスの人だ。ラファティを訳して欲しいな。

 企画その4 想像力の文学とは何か
 早川書房の新シリーズ「想像力の文学」に関する企画。出演は
 遠藤徹
 平山瑞穂
 塩沢快浩
 遠藤、平山両氏に早川編集部の塩沢氏が問いかける。遠藤氏は論文を書いていたが、たまたま書いた「姉飼」でホラー大賞。平山氏は純文学のつもりでかいたら「ラス・マンチャス通信」がファンタジー大賞。
 お二方ともSFではない。早川には「Jコレクション」というSFのシリーズがある。それには違和感がある作品のシリーズをだしたかったから「想像力の文学」を出したとの早川の事情を塩沢氏は話す。
 ま、ようするに、SFでもないミステリーでもないホラーでもない、どの範疇にも入らないおかしげなモン、ということだろう。

 本会のあと、夜に合宿企画があるが、小生、例によって明日は出勤。本会だけの参加となった。
 久しぶりにマジにSFを考えるイベントに参加した。このイベントをやっている京都大学SF研究会。スタッフはほとんどが、小生がSF者になって以後に生まれたような連中やけど、学生やからあたりまえか、こんなイベントを毎年やるのは大変。小生たちも昔は星群祭をやってたから、ようわかるけど大変なんや。ともかくご苦労さん京大SF研の諸君。また来年も行くからね。


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広東風五目ソバ


 だいぶん涼しくなってきた。これからは、とろりとした、あんかけの汁ソバなんかがおいしい。日本風のラーメンもいいが、今朝は広東風の五目ソバを朝食とした。
 まず、スープ。これはいつものように鶏ガラでとった。味付けは塩とこしょう。醤油は使わない。麺はストレート麺を用意した。
 さて、具だ。豚バラ肉、イカ、干し椎茸、長ネギ、にんじんの5品目を使う。これで五目となる。
 豚バラ肉は酒、醤油、しょうが汁で下味を付ける。片栗粉をまぶして油通し。イカは短冊に切って、さっと湯通し。手早く。イカはもたもた加熱すると硬くなる。干し椎茸は一晩水につけて戻しておく。長ネギは斜め切り、にんじんは薄く半月に切る。
 油ならしした中華鍋に、炒め油を少し取り、にんにくとしょうが、長ネギの青い所をゆっくり加熱。油に香りをつける。いい香りがしてきたら取り出す。
 干し椎茸、にんじんをを炒める。長ネギ、にんにくとしょうがのみじん切りを加える。豚バラ肉を入れる。スープを注ぐ。オイスターソース、醤油、酒、酒、砂糖で味付け。味見をしてOKならば水溶き片栗粉でとろみをつける。最後にイカをいれれて、ごま油をふる。これでアンができた。
 どんぶりにゆでた麺を入れスープを注いで、あつあつのアンをかければできあがり。
 
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