阪神タイガースはなんとしても日本一になれ

　１０月になって、タイガースの試合の放送がなくてさみしい。ラジオ、インターネットなどで、勝ち負けはチェックしているが、テレビで観ていないので、このブログでは記事にしなかった。
　さて、これで４位ヤクルトとのゲーム差１で単独３位。残り試合も３試合となった。また、借金は5。（１０月６日午前現在）借金返済は不可能となったわけだ。
　クライマックスシリーズがあるおかげで、私たち阪神ファンは１０月になっても楽しめる。まさにクライマックスシリーズ様々というところだ。ここまで来た限りは、ぜひとも同シリーズにおいて、中日、巨人を撃破して、日本シリーズに進出してもらいたい。阪神ＶＳ楽天の日本シリーズなんて、新鮮な組み合わせで、観てみたいものだ。そして、最後には阪神タイガースが日本一となってもらいたい。
　借金を持っているチームは、クライマックスシリーズ出場を辞退すべきとの意見も見られるが、なに遠慮することはない。借金が有ろうが無かろうが、クライマックスシリーズに出て、余勢を駆って日本一、ついでに韓国１も破って、許されるのならば、アメリカ１も破って、阪神タイガースが世界１になればいい。借金をかかえて世界１なんて面白いじゃないか。
　これ、小生の半分本音だが、半分は皮肉だ。阪神ファンの小生が、この時期にこんなことをいうのは、恩知らずのアホといわれるかも知れないが、ほんとうはクライマックスシリーズなんて無い方が良いと思っている。
　だいたいが１年間の戦いを無視するがごとき、クライマックスシリーズなんてモノは、リーグ戦の本来の面白さを希釈するものではないだろうか。一シーズンを戦い、真に総合的な強さを持ったチームが日本一になるべきではないか。
今の制度では、３位に入れば日本一になる可能性がある。これでは、たまたま、１０月のこの時期に勢いがあって、短期決戦に強いチームが日本一になるかもしれない。
　消化試合のつまらなさを解消したといわれる。うん、今年の阪神ファンは確かに、その恩恵に浴した。しかし、真にそのチームのファンであるのなら、例えＢクラスに低迷しても、ひいきチームを応援する、他の楽しみがあるはずだ。ひいきチームが優勝することだけが、プロ野球を観る楽しみではないだろう。幸いというか、不幸というか、小生たち阪神ファンは消化試合の楽しみ方はたっぷりと知っているのだ。
　と、いうわけで、小生はクライマックスシリーズなんてものは不要と考える。だからこそタイガースには、クライマックスシリーズを勝ち抜き日本１になってもらいたい。借金をかかえたチームが日本一になる。これこそ、最大のクライマックスシリーズの存在を批判する事態ではないか。
　巨人、中日、阪神、日本ハム、楽天、ソフトバンク、日本一の可能性のあるチームが六つ。このうち借金があるのは阪神だけ。阪神は石にかじりついても日本一になって欲しい。クライマックスシリーズなんてバカなものを否定するためにも。そして来年こそ、そんなおかしげなシリーズに頼らず、実力で日本一になって欲しいものだ。