走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

工場も九州に集まっている!

2011年09月21日 18時22分42秒 | つぶやき
 3・11以降、中小企業も含めて企業の生産拠点が海外に流出していると書いたが、国内に目を向けると国内の生産拠点が九州に移っているというのである。

 半導体が活況を呈していた頃、九州は九州バレーと呼ばれ国内の製造拠点にもなっていた。
 しかし台湾や韓国などの台頭によって、少し薄れてきたような気がしていた。

 そして、九州新幹線の全線開通をそれほど大げさには捉えていなかったが、よくよく考えれば(九州新幹線の全線開通は)ビジネス客も大いに行き交うようになる。
 実はこのことの方が、観光客が増えるよりも痛手になるからである。
 なぜなら、キャッシュフロー的に考えると観光客がリピーターとして戻ってくる周期よりもビジネスマンの方が戻ってくる周期のほうがはるかに短いし、回数が多いからである。
 つまり、地域経済への貢献が高いということである。

 だからこそ、小泉内閣の時まで観光客数と云っていた表現を交流人口と言い換えるようにしたのである。

 そして、何よりも九州の方が四国よりも一体感で上を行っているような気がする。
 くどいようだが九州新幹線の全線開通は、さまざまなシーンで対岸にいる私たちにとっては脅威になる。

 私自身、九州新幹線の全線開通にこだわる理由があまりわかっていなかった。
 しかし、戦略的に見ると中長期戦略的にさまざまな分野でメリットがあると判断され、産学官が一体となって活動を続けられてきたことがわかる。
 なにしろ、一自治体や一政治家のレベルでは実現しないからである。

 当然、地元負担もかなりのものであろう。
 ただ、その一点だけを捉えて是々非々を問うても仕方あるまい。

 それによってもたらされる経済効果や中長期的に見てさまざまな産業や企業を誘致できれば、雇用が生まれ、消費につながるからである。
 そして、何よりも九州という舞台から人的資源の流出を減らすことができる。
 このことが地方にとっては何よりも変えがたいことである。

 本当に羨ましい限りである。

 ただ、私の地域は風水害が少ない。
 今回、台風の被害にあわれ、甚大な被害にあわれた方々にはお見舞いを申し上げます。
 そして、台風の進路(一部には暖流の流れに影響されるという説がある)の右側が被害がひどいことを考えると、松山は確率的には左側に位置(暖流が流れ込まない瀬戸内は台風が横切ることが少ない(前回の台風は例外です))している。
 さらに、四国山脈が自然の防波堤になってくれるおかげで被害が思ったより少ないのである。(その分、雨が少ないと揶揄されるが...)
 
 企業の皆さん、工場は無理でも研究機関や本社機能の一部をリスク管理上考えるなら松山は最適なところですよ~!!

 


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