走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

やっちまった!

2011年10月20日 02時20分56秒 | つぶやき

 テレビを見ていて、今、中国が製造業を労働集約型から自動化へ大きく転換しようとしているという。

 思えば1989年11月10日ベルリンの壁が崩壊して以降、それまで流入することのなかった東側の低賃金の労働力がセキを切ったように(西側諸国に)流入した。
そのことで、国際競争は熾烈化し、安い賃金の労働力を求め、西側諸国は製造拠点を積極的に動かし始める。

 結果的には、わが国などは空洞化現象が始まり、自動化の進展とあいまって雇用創出・拡大の魅力が製造業からなくなり始めた。

 中国は、「一人っ子政策」により日本以上に超高齢化社会が急速に訪れるだろうと予想されている。
 また、いくら人口が多いといっても国内市場だけではあれほどの民を食べさせることは出来ないであろう。
そのためには、国際競争力をもっと向上させるとともに維持し続けなければならない。

 国家として体をなすためには、中国という国は大きすぎるであろう。

 何が言いたいかというと、GDPが日本を追い越したといっても、日本の10倍以上にならなければ継続していくことは難しいと思うのである。
もっとわかりやすくいうと、中国にとって超高齢化社会の訪れは社会保障制度を簡単に揺るがすということであろう。
そのためには下座さえする少子化政策を転換しなければならないが、現実的ではないとすると生産力を高めながら世界の国々から外貨を稼がない限り国家として維持できないのではないかと思う。

 しかし、世界の国々がそれを許しておく余裕がなくなった。

 EUは、バルブ崩壊時の日本の様相を呈している。
 アメリカもリーマンショック以来、復活の奇跡は起きていない。

 さらに、EUの崩壊は発展国へ投資している資金を回収する方向に向かっていくだろうから、右肩上がりのベクトルが加工し始めるであろう。

 つまり、地球規模で大不況の嵐が吹き荒れるのである。

 こういうとき、人類の歴史は大きな戦争を起こしている。

 そういうことにならないよう祈るだけである。

 そして、平和ボケしている能天気に近い国家が、経済も防衛も、そして社会保障も真剣にならなければ国民の未来は暗いと思う。
 
 


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