走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

後世に残る仕事

2008年04月19日 23時45分45秒 | その他
 三番町の桜

 今日の愛媛新聞8面に三番町通りのサトザクラ「関山(かんざん)」と「一葉(いちよう)」が紹介されていました。
 このサトザクラは、以前あったポプラが老木化し、中には虫に食われ倒れるものが出てきたのを契機に植え替えました。
 この桜は、2004年から約310本が植えられているとのことです。
 
 でも、特筆すべきことは街路樹に「桜」を選んだことです。
当時の担当部長は変わった人で、大学の専攻が農学部だけあって植物には造詣が深く、街路樹には不適切だと言われていた「桜」をあえてチョイスしたのです。
 なぜ桜が不適切かというと、花びらが散った時の清掃や虫がつきやすいなどから周辺住民からの苦情が多いだろうと懸念からでした。
 でも、ソメイヨシノのように花びらが一枚づつ散らない桜もあるのです。
 そして、この部長はあえて「桜」を植えさせました。

 私は、この部長に役所に入ったときに11年仕えたことがあります。
とても厳しい人でした。
でも、この先輩の言うとおりしていたら間違いないという安心感がありました。
しかし、自らが挑戦しない姿勢でも見せたなら、かなり叱責されました。
そのせいか、部下たちにも同様のことを求めてしまいます。

 私は、今もこの人を尊敬しています。
そして、何よりもこの季節、三番町を通るのが楽しみでなりません。