走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

生き生きとした風

2007年08月03日 22時53分19秒 | その他
☆☆☆ 誇れる元部下たち

 元部下、二人から電話がかかってきました。
 一人は、地域経済課の白石君、もう一人が市民課の宇都宮君。
 二人とも弾んだ声で電話をくれました。
 内容は、愛媛大学の遠藤先生の関連のセルフリーサイエンス社が本社を横浜から松山に移転するというものでした。

 二人の思い入れが深いのは、二人が愛媛大学に二年間づつ派遣され、松山市と愛媛大学の連携関係を構築するとともに、このセルフリーサイエンス社の誘致活動を粘り強く取り組んできたからです。
特に、初代の宇都宮君はまったくの白紙の状態の中でゼロからさまざまなことを組み立ててくれました。
不安なこと、先の見えない中での開拓。本当に苦労したと思います。
本当に苦労をかけました。
 そして、宇都宮君の後を継いだ白石君も、前任者と相談しながらつないでくれました。
彼らがとってきた行動には、決してスポットライトがあたることがありません。
でも、彼らの偉業はすごいことなんです。
なぜなら、研究機関的企業を誘致できたのは、松山市にとっては初めてのことだからです。
科学者もたくさんの情報や刺激が必要だということを聴いたことがあります。
ですから、地方都市への誘致がどれほど難しいか。
彼らとともに、その喜びを分かち合いたいと思います。
 そして、何もできませんが私の好きな詩を彼らに贈ります。
君たちは私の誇りであり、松山市の誇りです。

 眞に偉大だった人々のことを
 私はいつも考える。
 生命のために
 生命をかけて闘った人々の名前を
 心の底に情熱の炎を
 燃やしていた人々の名前を考える。
 太陽から生まれた彼らは
 太陽に向かってしばらく旅し、
 そのあとに彼らの名誉を示す
 生き生きとした風を残した。

 
 歴史を変えてきたのはいつも名もない人々です。