走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

なんで僕の時に

2007年03月12日 02時19分24秒 | その他
★★★ 心当たりありますか?

 今、私の職場ではさまざまな改善に向けて準備を始めています。
 よくよく今回の改善の必要性について考えてみると、約60年前に公民館の礎となる制度が出来上がり、時代の変化とともに今までにもさまざまな改善が行われてきたのです。
 でも、それは対処療法的なものだったのかも知れません。
 また、それを繰り返していくと根本的な治療が行われていませんから、どこかで制度疲労が発生します。
 それが、今、私たちが抱えている現状なのかもしれません。

 では、なぜ根治療をもっと早くしなかったのか?
 それは、する必要がなかったのかもしれません。
 右肩上がりに経済も人口も伸びていた時代、地域活動もお金に困らなかったはずですから、なんとか事業が出来たのだと思います。
 また、それを支えるだけの背景があったと思うのです。


★★☆ なんで僕の時に

 そして、今、私たちはさまざまな制度疲労を含めた根治療に立ち上がろうとしています。
 そんな時、ある部下から「なんで僕の時に...」というぼやきが出ました。

 この時に、この事態をどう捉えるかで後の職員生活が決まってくると思うのです。
 誰しも、人に嫌われたり、地味な仕事は嫌だと思います。
 嫌だからやりたくないで先送りする人間になるか、真正面から取り組める人間になるかで、その人の価値が決まると思うのです。
 あなたは、どちらですか?

 私は、元来、貧乏症のためか、つい向き合ってしまって、「しまった」と後で後悔するタイプです。
 でも、その時は既にスタートしていますから、後に引けないというのが真実なのです。
 つまり、自分で自分を追い込むタイプなのです。


★☆☆ ポジティブに捉えられますか?

 「つらいこと」を「楽しく」、「楽しいこと」を「より深く」。
 これは、去年、私が現職についた時に部下の人たちに話した中の一つのフレーズです。
 おそらく、ぼやいた部下はこのことをすっかり忘れていたのだろうと思います。
 
 そして、「楽しい」と思わすことが出来ない私の力不足かもしれません。

 どんなときにも、どんなところでも苦境に立たされることはあります。
 その時に、逃げないで立ち向かえるコツは、必死の形相で立ち向かうのではなく、少し肩の力を抜いて、「これはチャンスだ、自分自身が成長するチャンスをもらえたんだ。」と頭を切り替えれば、結構、クリアできるものです。

 クリアするのに、立ちはだかった壁を力まかせに倒すのではなく、素材が何でできているのか、厚みはどのくらいなのか、よく調べてから立ち向かう方が効率的と思いませんか。
 また、今の自分の力量でないとわかれば、その壁を打ち破ってくれる人が来るまで待つというのも得策かもしれませんね...

 そういえば、私の座右の銘は「他力本願、相手のふんどしで相撲をとる」です。