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近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

大坂の伝統上方文化 タニマチ文化

2007年02月14日 | 文化
タニマチ文化と云えば、相撲を思い浮かべるが、相撲は単なるスポーツということではなく、文化・社会を統合した伝統文化として、町民文化と共に発達してきた。



写真は、大阪府立体育館で開催される、大相撲大阪場所の光景。
タニマチ文化は、スポーツ・イベント・演芸などの興行には欠かせないものとして、商都・大坂で生まれた。

「タニマチ」の語源は、谷町の豪商がスポンサーをしたことに由来するらしい。
そこには、伝統を守ろうとする力が一つになって、初めて守られるもの。
採算を度外視してでも、もしかして消えてしまうかもしれない文化を守ろうとする企業・スポンサーが必要条件である。

長期間にわたるデフレ不況の中で、メセナ的企業活動がすっかり停滞・消滅してしまった。メセナ活動の源流は、タニマチ文化保全活動にあると考える。

企業と文化との係わり合い、企業の社会的評価の在り方、文化支援活動の社会性等々から、古きよき伝統・タニマチ文化の保存は、採算とは別の次元で捉えられるべきあると考える。

採算が引きあうかどうかの経済的価値判断基準を超えた、社会性評価基準が企業内は勿論のこと、企業の社会性を重んじる、資本・投資社会で問われていると考える。

企業の存在価値は、株主への投資還元実績のみならず、社会的存在価値をも合わせて評価されるべきであり、企業サイドも大いにPRして、世間の認識・投資家の客観的評価をしてもらう必要がある。

大阪には、上方歌舞伎・文楽・浪花節・上方漫才・上方落語・能楽・宝塚歌劇・茶道など伝統芸能が多いだけに、タニマチ文化・庶民文化を守るタニマチ精神の発揚が、今後とも益々必要になること間違いないと信ずる。
「なんぎやな!」



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