近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 “はじめに”

2007年12月02日 | 歴史
本日から主題の通り、沖縄諸島を取上げる。
北海道から一足飛びに沖縄へ、地理的・気候的にも両極端に位置するが、縄文人から見れば、キット親近感を覚えるに違いない。

以前、弊ブログ「縄文人の謎・ロマン」や「アイヌ民族・文化」で触れたことだが、琉球人と縄文人・アイヌ人との類似性・共通性を思い知らされ、それぞれが“原日本人”を代表・継承しているように思える。

それぞれの類似性・共通性に関しては、骨格・風貌・生活文化スタイル・自然観・宗教観などをはじめ、形質人類学・解剖人類学の観点からも、琉球人・アイヌ人は“Y染色体遺伝子”が縄文人に類似し、叉“ミトコンドリアDNA”の血統調査でも、縄文人との類似性・共通性が指摘されている。



写真は、沖縄民謡を歌う、琉球系人と見られる沖縄女性。

沖縄諸島を舞台とした琉球人と北海道・東北を生活圏としたアイヌ人は、それぞれが日本本土から距離を置いたことで、弥生時代以降、“渡来系弥生人”との混血が進まなかったこともあり、琉球・アイヌの民族・文化の独自性を維持・存続して、縄文人的特徴を今日まで温存する結果となったと云える。

そこで「縄文人の謎・ロマン」・「アイヌ民族・文化」の延長として「沖縄の歴史・文化」を取上げ、琉球人の起源、民族・文化の歴史、文化の伝承・特徴などを吟味・考察する中で、今まで見てきた縄文人・アイヌ人との比較・対照をして見るのも、新たな発見に繫がるかもしれない。