四度目の3.11に黙祷をささげる

2015年3月11日、午後2時46分。私どもの職場では総員起立して、黙祷をささげました。
あの時に逝ってしまわれた方に、災害故に健康を害し亡くなられた方に、哀悼の意をささげます。
苦しみを抱えて、それでも頑張ってこられた方々に、お疲れ様でしたと、申し上げたく存じます。

あの日から4度目の「3.11」が巡りきてしまいました。
道路だけは整った町。
津波を防ぐ地表かさ上げのために、津波を生き残った木々を切り払い、家の土台跡を取り払わなくてはならない町。
誰も帰ることが叶わない、時間が止まってしまった地域。

笑ったり話したりするにも、隣の人の苦しみを慮って、遠慮しなければと思う暮らし。
復興という言葉の遠さに、苦しむ人の姿。
いつまでも続く風評被害に、もがくような産業の姿。

でも、東京にはオリンピックが誘致され、どこかの原発は稼働することが決まったという。
経済は復調にあり、海外からの旅行者はうなぎのぼりだと聞こえてくる。
それなのに．．．いったい、いつになったら、前のように暮らせるのかって思う人々は、時間が過ぎるのが苦しいだろうと、切なく思います。

4度目の3.11。
原発事故の影響地と、そうでない場所との間に、復旧の差は歴然としてある。
どうやって、それをうめていけるのか。忘れずに、そのことを考えて、私は今日、この記事を書いています。


今日、何か応援したいとか、復興はどうなったかと考える人に、使って欲しいツールがありました。
●Yahoo! JAPAN 「3.11」検索プロジェクト
「3.11 検索は応援になる」
今日、Yahooの検索ツールで、「3.11」を検索すると、Yahoo!検索チームから、一人につき10円を、Yahooが支援する団体への寄付金として、提供されるとのことです。
（リンクの動作を確認しました。危険なリンクではありませんでした。）

そして、もう一つ。私は今日、大事なことを教えてもらいました。

●YouTubeに投稿されている南三陸町の方々の笑顔の動画です。
"HAPPY MINAMISANRIKU MIYAGI JAPAN -Pharrell Williams-"
（リンクは張りませんが、検索ですぐヒットします。）

様々な団体が、楽曲Happyに合わせて踊る投稿作品を沢山みました。
これは南三陸町の町民の方が踊る姿です。
製作者の方は、支援してくださった方たちに、「ありがとう」を伝えたくて作ったといわれました。
そして、もう一つ、この動画を投稿した理由があるそうです。

復興を目指して、がんばる町おこしの姿を、ずっと発信してきたけれど．．．それだけじゃ、だめなんじゃないかって。
南三陸町で、いろいろあっても、笑顔で、幸せでいる姿をみれば、出て行った人も帰ってきてくれるんじゃないかと思った。この町で暮らそうって、人が思って、きてくれるんじゃないかと願った、と。

その言葉に胸を打たれました。
うんうん。眉間に縦じわ寄せて、復興めざして頑張ろう、だけじゃなくて。笑ったり、泣いたりしながら、踊って、皆でやっているよって、思うことの大切さ、を感じました。

頑張るけど、笑顔で暮らそう！東北。一緒にやり抜きましょう、行動します。
過労死予備群 拝 （2015/3/11記）