小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

早く見つかれ、脱走ワンコ

2018-02-25 | 犬&猫との暮らし
広島県の動物保護団体ピースワンコ・ジャパン
(母体はピースウィング・ジャパンというNPO法人)の施設から
2月21日、保護犬12頭が脱走したというニュースが流れた。



ピースワンコを知っている人たちは一様にぎょっとしたに違いない。

というのも、ピースワンコでは基本的に不妊(避妊・去勢)をせず、
譲渡先の判断に委ねる形を取っているため、
譲渡前、あるいは譲渡先でも不妊をしないまま逃げ出してしまった場合、
ワンコたちは交配自由な状態になり、
望まれない繁殖が行われる可能性があるからだ。

「逃げ出したのはいずれも体長1メートル未満の雑種」
と書いてあったけれど、「体長1メートル」というと相当大きいですよ。
犬の体長というのは胸骨端から坐骨端まで、胸からお尻までですからね。
かなり大型のワンコが含まれていたということかしら。

24日の朝までに6頭が捕獲されたそうですが、
残りの6頭は、どこをうろついているのだろう。
愛護センターや保護団体の施設の中に比べたら、
外はまだまだ寒いだろうし、簡単にエサにもありつけないだろう。

「殺処分ゼロ活動施設」という書き方も、なんだかなあ……。
ピースワンコでは、1,500頭を20名のスタッフで見ていたと聞き、
その厳しい状況にため息が出た。

そもそも、なぜこんなに多くの犬猫が
愛護センターに収容されたり、保護団体が引き取られるのか、
その理由を見定めて、元をたださなければ、
「殺処分ゼロ」の数値目標が虚しくはためくばかりで、
自治体も保護活動団体も、現状から逃れられないのではないかな。

店頭での生体販売の禁止やシリアスブリーダー以外の自家繁殖の自粛、
これらの徹底が必要なのはいうまでもないでしょう。

保護活動をやっている人達だって、そこに保護されている犬猫だって、
もう、いっぱいいっぱいですよ。

カヤの出身団体のボランティアさんの話を聞いても、
何年も前から、あまり状況は変わっていないように思う。


トリミング後のカヤのしっぽ。短さが目立つなあ。

こんな不要な断尾は、もうやめたほうがいいですよね。
断尾や断耳が、誰のために、何にためにあるのか、私にはまったくわかりません。
ワンコのために、必要なことでしょうか。

断尾や断耳に限らず、私たちの生活の中で、
本当に必要なのかどうか、改めて考えてみるべきことって、
意外とたくさんあるのではないでしょうかね。

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