小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

クリはひどい歯周病

2011-02-18 | 犬&猫との暮らし

 2月に入ってから、クリの下顎の切歯と犬歯の間に、2ミリくらいの濃いピンク色に盛り上がった腫れを見つけ、ぎょっとした。口腔内の腫瘍は悪性だとタチが悪く、進行も早い。
 口臭もひどい。クリの下くちびるをベロンと下げて確認すると、な、な、なんと下左切歯2本の歯ぐきが黒ずんでいるではないか。歯も少しグラついている!

 悪性黒色腫だったら、どうしよう! 

 そこで、先週、笹塚動物病院に連れて行った。副院長先生は「これは&%$#@だと思いますよ。悪性のものではないので、心配はないでしょう」とおっしゃったのだが、取りあえず黒色腫ではなかったのでホッとして、その出来物の名前は覚えられなかった。

 ただ、ひどい口臭や切歯のグラつきは重度の歯周病ということで、できることは歯石や歯垢の除去くらいしかないようなのだ。
 昨年5月に一度、歯石や歯垢を取ってもらったのだが、「そのあとこまめにケアをしていれば、少しは違っていたと思う」と言われ、ダメ飼い主であったとものすごく反省した。

 笹塚動物病院では歯石や歯垢を除去するのに全身麻酔は使わず、先生と看護師さん数人が協力しながら行う。時間もかかることなのであらかじめ予約を入れ、昨日がその処置日だったのだ。

 2頭を車に乗せて笹塚へ。クリが処置してもらっている間、私とブナは周辺を散歩したり、車の中でブナは寝そべり、私は本を読んだりして待つこと1時間20分弱。

 連絡を受けてクリを迎えに行くと、副院長先生が待合室の床に座り、クリをかまってくれていた。犬にストレスを与えないように、みんなが床に座わり込んで、クリを抑えながら処置してくれたようだ。こういうところ、好きだなあ。

 クリの歯はつい1時間半前に比べて、とてもきれいになっていた。奥歯近くの歯肉に潰瘍もできていたそうで、「それは痛かったと思う」と先生。「グラついている歯を抜いてしまおうか迷いましたが、飼い主さんに聞いてからじゃないと、と思って止めました」と言われたけど、歯茎がダメでグラついているのだから、本来は抜いてしまったほうが歯槽骨への炎症が食いとめられてよいらしい。

 クリはペットショップにいた生後4カ月まで栄養不良の状態で過ごし、生えてきた永久歯もヤニっ歯のように茶色かったのだから、もっと歯のケアに気を使ってあげればよかった。
 今となっては歯磨きペーストを用いて磨いてやっても、もう手遅れみたい。クリには痛い思いをさせることになって、本当にすまなかったと思う。これからは3カ月か4カ月に一度、処置に通うことを勧められた。

 そうしよう、そうしよう。歯が抜け去って固いフードが食べられなくなったら、ふやかしてあげるからね。

コメント
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