注文してからかなりの日数を経て届いた『TPP反対の大義』。これからじっくり読み込もうと思っていた矢先、久しぶりにカメラマンのカサハラさんから電話があった。
同書の話をすると「ぼくも買って読み始めている」とのこと。お互いに読了したら、TPPの話ももっとはずむことでしょう。
それから、最近読んだ本の話になった。カサハラさんとは時々本の貸し借りをしている。思い出したように電話で面白かった本や感銘を受けた本の話をし、そののちお互いに勝手に送り付け合っているという感じ。
カサハラさんは昨今の一連の検察の暴挙は「氷山の一角」と切り捨て、興味深く読んだ本の話をしてくれた。その中に鈴木宗男氏が著した『汚名』があった。
そして、その手の書籍を読み進めていくうちに「謝りたいと思った人がいる」と言う。「だれ?」と聞くと「松山千春だ」と言った。
「鈴木宗男の支援をマスコミが取り上げた当初、『ナンダ、こいつ?』と思っていたけど、だれが何と言おうと初めから一貫した姿勢を崩さず、ブレていなかった。松山千春に『ナンダ、こいつ』と思ったことを謝りたい」
なんて言うから思わず笑っちゃったけど、その『汚名』も読んでみたくなった。
数日後、カサハラさんから小包が届いた。荷をほどくと、これらの本が……。
中には漫画家でもあり江戸風俗研究家でもあり、その方面のエッセイを多数残した杉浦日向子さんの本もあった。好きだったのになあ、若くして亡くなられ、非常に残念。
また、文化放送の朝の番組でよく耳にしている上杉隆さんの著書もあった。精力的に執筆活動を行い、メディア批判を展開している上杉さんだが、ラジオでは意外にひょうきんな一面が伝わり、楽しく聞いている。
ここのところ読みたいと思った本を衝動買いしていて(ストレスが溜まってるのかしら?)、机の上に山積みになっているのだけど、これから3月半ばまで確実に忙殺されるであろう仕事があれこれと……。貧乏ヒマなし状態に果てはないのだ。
すぐには読み切れないと思うから、しばらく貸しておいてね、カサハラさん。