<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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先日世界経済フォーラムから発表された男女平等ランキングで衝撃が走った。
日本が世界第153カ国中、121位なのだという。
これは先進7カ国でもダントツの最下位であり、中国や韓国よりも劣るのだという。
いったいどのような基準で統計を出したのか。
なかなか欧州的考え方に基づいたものということができるのではない。
少なくもと我が家では当てはまらないランクなのである。

日経ビジネスの記事によると、統計要因の1つが中等教育を受けている人の数。
なんと日本は女性が48.8%で男性は51.2%なんだと。
二人に一人が小学校しか卒業していないらしい。
このデータはいったいいつの時代の統計なのか。
大いに疑問がある。
少なくとも、これも我が家では当てはまらないものなのだ。
実にいい加減な統計なのである。

この日経の鋭い指摘の一方、調査結果をそのまま重要視しているのがNHK。
かの「皆様の公共放送」は自分で考えることをしないのかという報道姿勢なのだ。
なんでも政治分野において女性の参画が極端に少ないのが問題であるという。
本当にそうだろうか。
しかもその理由が政治の世界は男性社会で女性議員の成立を阻害していると言うニュアンスなのだ。
このようなわけのわからない自分で考えない報道姿勢は公共放送なのに職員の年収が公務員を上回ったりするために生じた勘違いと世間とかけ離れた感覚がそうさせてしまうのだろうか。

でも、なぜ日本では女性議員が少ないのか。
そんなものはよくよく考えて見なくても分かることだ。

例えば日本のフィギュアスケートの選手層が厚いのは、
伊藤みどり、
渡部絵美、
村主章枝、
安藤美姫、
浅田真央、
など錚々たるメンバーが世界を舞台に活躍してきているからで、男子でもそれは同じで高橋大輔や織田信成がいるからでもある。

一方、政界を見てみると、

土井たか子。
福島瑞穂。
蓮舫。
辻元清美。
豊田真由子。
小西小百合。
片山さつき。
などなど。

誰が議員をやってみたいと思うだろうか。
女性で政治家を目指す人が少ない理由は明白なのである。


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