<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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その日私は、千葉県八千代にある下請けさんの工場を訪れるために「東葉高速線」に乗っていた。

昼間ということもあり、車内はガラガラ。
でもこのガラガラは昼間といこと以外にも、運賃がクソ高い、ということも原因しているのではないかと思われてならなかった。

そもそも「高速線」とか「高速鉄道」というのは料金が一般の鉄道より高い場合が多い。
私の地元、大阪の堺市内を走る「泉北高速鉄道」もそのひとつ。
接続している南海電鉄よりも何割も割高。
もしかすると「高速」は「高額」の間違いではないかと思われてしかたがない。

東葉高速線もメトロ東西線の延長路線でしかないわけだから、もっと安くしてはいかがだろう。
西船橋から私は八千代中央というところまで乗車したのだが、所要時間が17分で運賃が550円。
距離にして12kmぐらいだろうから、もし私が自家用車を持っていたら絶対に電車を利用しない料金設定だ。

「アホ高やな~」
と呟いて車窓を眺めると、田園地帯に新興住宅街。
泉北高速鉄道からの景色とそっくりだ。

で、ぼんやりとドアの上のLED表示器を見るとそこには個人名が......。

「飯山満」

次はイイヤマミツルか。
千葉の大地主の名前かな。
阪急の小林駅に似ているな。

などと思っていたが、「イイヤマミツル」なんて駅あるんかいな。
と関西弁で突っ込んでいたのだった。
「次は飯山満」というのに違和感を覚え、注意してみると英語表記は「HASAMA」とある。

「はさま」駅。

これは読めん。

大阪にも放出だとか鴫野だとか天下茶屋なんていう難読な駅が数々あるが「いいやまみつる」を「はさま」と読むとは知らんかった。

なお西船橋の次の駅「東海神」駅もフリガナ無しでは読めなかった。
ひがしかいじん。

駅名の由来を知りたいと思ったのは言うまでもない。



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