平ねぎ数理工学研究所ブログ

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文藝春秋:コロナ後遺症 読者の疑問に答える

2024-04-30 20:11:00 | 新型コロナウイルス

 
【ワクチン後遺症の謎】多岐にわたる症例が報告されている理由を京都大学名誉教授・福島雅典氏に訊いた(聞き手:秋山千佳)

(秋山)今回、質問がたくさん寄せられた中には、難病の報告というのが多く挙げられていました。
    先生が冒頭におっしゃったようにVEXAS症候群という私も初めて聞くその病気があったりもしたんですが、
    それ以外にも、その複数あるものの一部をこれから読み上げてご紹介したいと思います。
    妻68歳がワクチン4回目接種後すぐヤコブ病を発症して亡くなりました。
    ヤコブはもう1人いらしてですね、これまで問題なく一人暮らししていた祖母86歳がヤコブ病と診断されました。
    ヤコブについてはまた後ほど伺います。
    ほかにも、全身性の炎症疾患である成人スティル病という難病と診断されましたという55歳男性の方、
    また健康だった息子36歳が、多発性硬化症と診断されましたという方、
    あるいは母80歳がワクチン接種後、急速進行性糸球体腎炎という難病を発症しましたという方、
    最後に3回目接種の2ヶ月後にコロナ感染、その2ヶ月後に痛みが出始め、全身性強皮症という難病だと診断されましたという方もいらっしゃいました。
    われわれ月刊文芸春秋という雑誌の編集部で質問を募集したというだけでこれだけの難病が報告されるというのは、
    ある意味異常事態かなというようにも感じたんですけれども、先生、なぜこれだけ多岐にわたる難病というのがこれだけ報告が集まってくる状況にあるんでしょうか?

(福島)これはね、スティル病も、多発性硬化症も、急速進行性糸球体腎炎も、全身性の強皮症も、例えばそれから糖尿病もありますよね、1型のね。

(秋山)はい、ありました。

(福島)日本ないし海外の学会、海外の論文で、全部拾えるものなんです。もうこのまさにこのmRNAワクチンを打った後にこういうことが起きてくる。
    それは新しい挑戦ですよ。基本的にね。だから難病とか何かって言っても、これ基本的には今申し上げたように、ヤコブ病は別として、
    スティル病とか多発性硬化症とかこういう糸球体腎炎とか全身性強皮症とか1型糖尿病も含めて、先ほどのものも含めてですね、これは基本的には自己免疫系の疾患なんです。
    基本的に自己免疫疾患として一括される。
    だから自己免疫的な障害が起こるっていうのは、私は海外の研究者と共同で、論文を追うという意味で、自己免疫という国際誌がありますので、そこへ出版しています。
    そこで、ありとあらゆることが起こるから、自己免疫疾患系の難病というのは全部起こっても全然不思議じゃないということです、基本的に。

(秋山)わかりました。その一端がこの質問にも表れているということなんだと思われますが、先生が先ほど来おっしゃっているように、
    ワクチンのその健康被害救済制度に申請をしてくださいという話に難病の方の場合も、と言うより難病の方こそぜひお願いしますということになってくるのかなということで、
    すみません事前にですね、福島先生からその申請の際に、このホームページを参考にするといいよということでちょっと画像を表示していただけますか。

    <画像表示>

    はい。これは先生が代表を務めておられるワクチン問題研究会のホームページのトップページです。
    トップページをちょっと下にスクロールするとこの画面が出てくるわけですね。
    先生ここの論文をその申請の際に参考になさるといいよということでよろしいでしょうか?

(福島)ここにね、今申し上げたように、今回質問されてきた疾患とか症状に関しては、海外の総説がたくさん出ています。
    それも全部ここにアクセスすれば、総説をダウンロードできます。日本語でダウンロードできます。全部翻訳しておきましたから。
    それから、日本の学会でそれらがワクチン接種後の副反応なり(みんな副反応という言葉を使ってます)有害事象として報告されてます。
    ですから、今の難病・希少疾患についても報告がほとんどありますね。ほとんどあるんですよ。
    多発性硬化症については学会の報告はなかったけど論文はたくさん出てます。総説までありますね。
    ですからそういうのをちゃんと冷静に見て、まずそういうことを訴えて、この別刷りは日本全国に配りました。
    衆議院参議院の代議士の先生方にも全部配りましたし、厚労省にも配った。文科省にも配りました。それから、全国の医師会の主だった先生方にも配りました。
    それから、各自治体の首長ですね、市長さんとかそういうところも全部配りました。それはきちっと読んで理解されるかどうか知りませんよ。
    論文に書いたのかって、論文に全部出してても読まない。
    読んでもらわないから話にならないけど、文芸春秋さんのところでこうやって記事にしていただければみんな目について、それで論文出したのかって言われて。
    論文出してたって読まないじゃ話にならないわけですから、ちゃんと読んでください。
    それでしかも英語はねみんな面倒だと思うから全部翻訳をつけておきましたから。ちゃんと見て、それでさらに言います。
    三千数百を多分それを超えてると思いますが、論文が出てますから、それも見れるように準備します。
    これにはね、お金かかるわけですよ、やっぱりね。われわれ手弁当と、それから志ある方からの寄付で、ワクチン問題研究会として鋭意やってるわけですね。
    だからSNSで勝手なことをほざくのはいいよ。だけど、いっぱい患者さんはいるんですよ。ワクチンのために一生おかしくなっちゃった人も何人もいる。
    死んだ方はおそらく氷山の一角と数えれば、何千人いるかわかんないわけですよ。
    それをね。あの武見大臣は4倍ぐらいのスピードで上げてやってるっていうけどもね、やっぱりね、被害の認定が下りるまで2年ぐらいかかっちゃうんですよ。
    だから、そういうのをどういうふうにしてどれぐらいのことが世界中で認識されてるか、日本の学会でも先生方は真面目に学会発表をきちっとしてるわけです。
    希少難病で、希少難病が起こってしまうということ自体が、おかしな話なわけですよ。ワクチンを打った後そういうふうに発生するんだから、
    有害事象として自発報告・学会等で発表あれば、これは副作用として認識して、正面から向き合わないといけないんです。
    それは医者の義務、科学者の義務、行政の義務なんです。ヤコブ病に関しては、フランスのリュック・モンタニエ、ノーベル賞、HIVのね。
    AIDSのウイルスの発見でノーベル賞もらったモンタニエ博士の遺書的な論文で明らかにされた。
    フランスで29名だったか28名だったかのヤコブ病で電撃的に発症して亡くなってしまう。
    通常、ヤコブ病というのはですね、非常に早く早いコースの人もいるんですが、大まかにはですね、年の単位で経過していくんですね。
    それで今、例えば今でも未だに発症する薬剤と言えるものがあるんです。人硬膜の移植をかつて手術で整形外科とか脳外科でやったことがあるんですね。
    それで人硬膜がプリオンヤコブ病の原因の病原体、タンパク質ですけどねこれは。
    非常に特殊なタンパクでそれに汚染されていて、それを移植した人があって、ヤコブ病、これを私が疫学的な調査をして、
    将来どれぐらい発病するかという予測を京大に着任したときにすぐにやったんですね。
    そうしたら、大体手術受けてから2、3年ぐらいで発病する。それから次に5、6年で発病する。
    その次に10年ぐらい経って。今でも未だにまだ発生コンスタントしてますから。結局ね、非常に早く発病する、中間、それから非常に遅いと。
    だけど、モンタニエ博士らが報告したヤコブ病は電撃的なんですよ。

(秋山)それは、先生、モンタニエ博士が報告した症例というのは、そのワクチンをこの新型コロナワクチンの接種後に発症した事例ということですね。

(福島)異常な事例なんです。それがフランスで起きたけど、やっぱりね、早くあっという間に診断がつかないうちに亡くなっちゃってる人が多分たくさん埋もれてると思います。
    日本でも今回文芸春秋の4月号で少し紹介された方は、私のところにメールを下さって、それですぐに被害届を出しなさいっていうことをアドバイスしたら、
    ちゃんと被害届を出されました。そうしたらその地域でもやっぱり他にヤコブ病がいたらしいという話でしたし、今回も2通来るってのはおかしな話ですよ。
    ヤコブ病は100万人に1人の頻度なんですよ。ALSは10万人に2人ぐらい。ワクチンによる死亡も10万人に2人ぐらいです。だからALSは結構多い病気だけどヤコブ病は少ない。
    少ない病気が、地域で2人も出るなんてのは、これはねおかしな話です。きちっと厚労省は調べなければいけない。
    前回の文芸春秋の4月号でも私言いましたように、これはすぐに難病の課長さんにすぐあのモンタニエ博士の論文を送りました。
    それでこの検査はですね、長崎大学の西田教授がやるんです、基本的に。
    それで確定診断する。日本はヤコブ病の研究、それから態勢サーベイランスについては世界のトップなんですよ。
    だから、ここで急速に発病するヤコブ病については厚労省は即座にねサーベイランスできちっとする必要があるけど、今申し上げたように、
    診断つかないまんま、訳わからんまんま亡くなった方がいるかもしれない。
    だから、ワクチン打った後の死亡例は全例調査しなさい、と言って武見大臣に要望書を出した次第ですね。ここの通りはこういうことです。

(秋山)はい、わかりました。ただ、そのヤコブ病に関してだけでも編集部の方にそれこそ4月号の記事があったからこそだとは思うんですけれども、
    福島先生が文芸春秋4月号でそういうワクチン接種後に電撃的に発症する新型ヤコブ病と呼ぶべきものが起きているよということを報告なさったことによって、
    それを読まれた方のうち私のその家族もそうだということで、その2人の方が今回質問ということで寄せてくださったということでした。
    今、福島先生がおっしゃったように、4月号の記事に出てくる方も、その地域の中で他にももう1人ヤコブ病の方がいた、
    要するに、狭い地域で2人も同時期に発症してるのは異常だっていうお話をなさってたということだったんですが、
    今回質問としてくださった方のうちのお1人もやはり奥様が亡くなられた方ですね、もう同時期に、
    その地域の中で同じようにヤコブ病を発症した人がいたという報告をしてくれています。
    ですので、おそらくこれはわれわれが知っている状況というのは氷山の一角なんじゃないかなということですよね、先生。

(福島)氷山の一角でないことを願うんですけど、ヤコブ病は今申し上げたように硬膜移植したときにヤコブ病で大騒ぎになったんです、世界中でね。
    それで、ところが未だにまだ硬膜移植後のヤコブ病が発生するんですよ、ポツンポツン。

(秋山)はい。

(福島)その頻度は、私はその時点で2000年の時点で予言しておいた。2020年までにおそらく160名を超えるぐらいのヤコブ病が発生するだろうと。
    これはね、ちゃんとこの発生をきちっととらえれば、予測できるんですよ。
    それで私が怖いと思ってるのは、すぐに亡くならないでこれが慢性化する人、
    慢性化っていうのが、だいぶ経ってから、今の硬膜のときもすぐ早く発病する人と、何年も経ってからすると非常に長い年月があるわけです。
    非常に長い年月になるとヤコブ病は認知症と区別つかない。
    ですから、非常に典型的な症状で出るんですから、医者はね、大抵は病気を知ってれば診断をつけられる。
    だけどここで重要なことはね、電撃的な形のヤコブ病は亡くなっちゃったからわかんないかもしれないけど、これから出てくる可能性については絶対否定できない。


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