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平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

地震兵器

2022-01-23 17:48:06 | 地震

2022年1月23日【地震兵器】に改題

私は地震を専門のひとつに挙げている技術者なので根拠のないことをいうのは嫌なのですが、
3.11の地震は人為的なものではないかと疑っています。
三陸沖には日本海溝があって太平洋プレートが沈み込んでいます。
だから、いつも膨大なひずみエネルギーが溜まっています。
宇宙線などが引き金になって溜まったひずみエネルギーを解放し地震が起きます。
でも、プレートの動きはとまりませんから解放しても解放してもすぐに溜まります。
自然地震は、これを繰り返しているわけです。
人為的に引き金を引くことはできるのではないかと私は思います。
2009年9月下旬の出来事がどうにも納得できないのです。
あれは本当に調査なんですかね~。3.11の予行演習では?


【2017年2月20日記事:いま思うと、とても変、地震兵器かも】

地殻にひずみがたまっているだけでは地震は起きません。
引き金が必要です。
引き金は宇宙線であったり地下水であったりします。
アメリカではシェールオイルの採掘が原因で地震が多発しています
日本列島周辺の地殻には地震を発生させるのに十分なひずみが常に蓄積しているので、
引き金が引かれるとどこでも地震が起きます。
それでは、人為的にかつ意図的に巨大地震を発生させることは可能でしょうか?
私は可能であると思います。
明石海峡大橋の淡路側主塔の真下で兵庫県南部地震が起きました。
メインケーブルの架設が終って補剛桁をかけようとしていた矢先でした。
地震によって主塔が約1.0m移動しました。
計画では1990mであったセンタースパンが1.0m延びて1991mになりました。
地球の曲率まで考えて寸法を決めていたのがまったく無意味になりました。
明石海峡大橋の工事が地震を引き起こしたのでしょうか?
公式には否定されていますが、その可能性はあると思っています。
地震の原因がわからない、言い換えれば何が地震の引き金になるかわからない、のであれば、
明石海峡大橋の工事が引き金であった可能性を否定できないと思います。
さて、前置きはこれくらいにして、この記事で言いたいのは、地震兵器は実在するか?ということです。
なにやらオカルトめいていますが、あり得るのではないでしょうかね。
つぎの二つの記事は人為地震について書いたものです。
2009年の9月~10月に書いたのですが、これ、いま思うと地震兵器かもしれない。
地震を起こそうとして失敗したのか、もしくは地震兵器の実験をしていたのか…。
1年半年後に東北地方太平洋沖地震が起きてるし…。変だよな。

【2009年9月27日の記事】



左の画像は、9月25日午前9時から9月26日午前9時までの24時間に関東地方で発生した地震(大部分が無感地震)の分布です。
中央の画像は、発生時刻とマグニチュードを示しています。
発生時刻が横軸、マグニチュードが縦軸です。
発生時刻は画像の上から、
9月22日~9月23日
9月25日~9月26日
9月26日~9月27日
の順です。
23日~25日が抜けています。
そのときは、あまり気にも留めていなかったので、
画像に残していませんでした。
さて、これらのグラフに奇妙な特徴が見られます。
その特徴はつぎの二つです。

①1日周期で増減を繰り返す。
②正午頃に急増し、その時間帯を外れると減少する。

これを自然現象と呼ぶには違和感があります。
あまりにも不自然です。

【2009年9月29日の記事】

昼間に地震が増えるのは、相模灘で行われている①地質調査と②測量作業が原因のようです。

①地質調査
***
注)リンク切れのためURL削除
相模灘 ,
長さ約2000メートルの電線をえい航した作業船による地質調査
作業,9月21日-10月1日(予備2日-6日)毎日昼間のみ,
35-11-05N 139-35-59E
34-57-17N 139-09-29Eを結ぶ線上付近.
***

②測量作業
注)リンク切れのためURL削除
***
三管区地域航行警報 番号 119」 21日1620 」
本州南岸,相模灘,
長さ約2000メートルの電線を曳航した
観測船「第十二海工丸」により,
9月22日から10月6日の間,昼間のみ,測量作業が実施されます.
区域は
(1)ホ 35-11-06 ト 139-35-59
(2)ホ 34-57-17 ト 139-09-29
を結ぶ線上付近です.」
***


貼付画像がその証拠です。
この画像は「防災科学技術研究所Hi-net神奈川県相模6観測点」における9月29日午後3時~4時の連続波形です。
縦軸が分(0分~60分)、横軸が秒(0秒~60秒)です。
ほぼ20秒間隔で弾性波が放射されているのが分かります。
このような波は21日以前には見られません。
22日になって突然現れています。
上記に示す調査作業工程と一致していることから、調査が原因であるのは間違いないと思われます。

【2009年10月01日の記事】


左の画像は9月26日の地震分布、右の画像は10月1日の地震分布です。
あっと言う間に静かになりました。
海底地質調査(9月21日~10月1日)が終ったようです。

ただ、少し腑に落ちないのは、
調査が原因であるとすれば、その影響範囲が広すぎることです。
駿河湾の地震も、陸上の地震も消えています。


日向灘の地震

2022-01-22 20:46:11 | 地震

この場所で起きる典型的な地震です。
1968年4月1日に、ほぼ同じ場所でM7.5の地震が起きています。
私はこのときの地震をよくおぼえています。広島でもよく揺れました。

この場所でよく起きるタイプの地震なので、南海トラフなんか関係ないと思いますがね。
なんでも南海トラフに結び付けるのはどうかと思いますよ。

加速度波形と応答スペクトルをみてみましょう。

・観測点

K-NET大分(OIT010)

・震度

計測震度5.22 震度5強

・加速度波形



・加速度応答スペクトル

減衰定数 h=0.05

UD波は面白い波ですね。
途中で周期が伸びていますよ。
これ、何でしょうか。

UD波をwavelet変換してみましょう。
wavelet変換は、非定常性の強い波形の周波数特性を調べるのに便利です。

横軸は時間軸(s)で、縦軸は周波数軸(Hz)です。
17秒あたりで周期が伸びているのがわかります。
何が起きたのでしょう?



追記 2022.01.22

広島市の揺れを調べてみましょう。

・観測点

K-NET広島(HRS013)

・震度

計測震度2.79 震度3

・加速度波形


・加速度応答スペクトル

減衰定数 h=0.05

継続時間が長いでしょ。
岩盤と地表面の間で重複反射を繰り返すので、波がなかなか消えないんです。

卓越周期がはっきり現れていて、Tg=0.89(sec)です。

これは、せん断棒の固有周期計算式から、概略つぎのように計算されます。



茨城県南部の地震

2021-10-28 10:54:25 | 地震

・観測点

K-NET岩井(IBR015)

・震度

計測震度=3.74 震度4

・加速度波形



・加速度応答スペクトル

 

福徳岡ノ場の噴火や阿蘇山の噴火などマントルの動きが活発化しているのではないですかね。
こういうときには大きな地震が起きやすいので気をつけたほうがよいですね。


千葉県北西部の地震

2021-10-08 16:22:17 | 地震

・観測点

KiK-net横浜(KNGH10)

・震度

計測震度=4.70 震度5弱

・加速度波形



・加速度応答スペクトル



地震があったらしいですね。
今朝TVをみてびっくり(@_@;)
でも、M6.1ならたいした地震じゃないです。
これくらいの地震を怖がっていては首都圏には住めません。

上記の波はKiK-netで採れたものですが、横浜市にはK-NETの観測点もあります。
そちらもみてみましょう。

・観測点

K-NET横浜(KNG002)

・震度

計測震度=4.40 震度4

・加速度波形

・加速度応答スペクトル

全然違うでしょ。
こちらには長周期成分がけっこう含まれていて、あと揺れが見えるでしょ。
あと揺れは表面波なんです。これが高層ビルにはきついのです。
なぜこのような違いがでるかというと、地盤が違うんですよね。
簡単に言うと、KiK-net横浜の地盤は硬くてK-NET横浜の地盤は軟らかいんです。

・土質柱状図

>KiK-net横浜

>K-NET横浜

 

蛇足 

>これしゃべっていいの?
>これしゃべっていい?
>しゃべっていいか教えて 
>はいOKです 
>あーーーーー


少し心配

2021-08-09 18:31:27 | 地震

HARVEST EQMAP

PHP新書「地震予報」フォローページ
たしかに推定領域で小さな地震が増えてきたような気はします。
たぶん大丈夫だろうと思いますが少し心配ですね。

地震予知は従来の方法(ひずみ異常を観測する)ではできません。
串田さんの方法(電磁場異常を観測する)はよくわかりません。
よくわからないけれど、たぶん、できないのではないかと思います。


巨大地震の科学と防災

2021-06-06 11:03:12 | 地震

金森博雄:巨大地震の科学と防災、朝日新聞出版

amazonから昨日届いたので一気に読みました。面白いかったです。
金森さんは地震学の分野ではたいへん高名で、
地震研究者や耐震技術者なら金森さんを知らない人はいないでしょう。
そのような立派な学者なのですが、地震応答については詳しくなさそうなので、
逆の意味(=こんなことも知らないの?)でびっくりしました。




>地上の揺れはわずかだったのに、52階建てのビルの上層階が長く大きく揺れました(図7-5)。
このビルの固有周期は6秒でした。6秒周期の地震波が地下の岩盤に近い観測点と堆積層の上で
30倍近くも違っていたのです。なぜ、それほど違うのか。まだこのしくみはわかっていません。
これは早急にきちんと解明する必要がある問題だと思います。専門家に聞いてみましたが、まだ
きちんとわかっていないようです。

例えば調和地動入力を仮定すると、建物が共振状態にあるときには応答倍率は1/(2h)になります。
hは減衰定数です。h=0.01では応答倍率は1/(2×0.01)=50です。不思議なことは何もないです。
専門家に尋ねられたようですが、その専門家は大先生に向って「先生、それ当たり前ですよ」とは
言い難かったので適当にあしらったのではないでしょうか。

根拠なくケチをつけるのは気が引けるので、大阪平野で採れた地震波を使ってシミュレーションしてみましょう。
ただし、棋聖戦が大変なことになっているので(まだ11時なのにもう50手!)対局が終わってからにします。

あ、そうか。
「地下の岩盤の揺れと堆積層の上の揺れが30倍違うのが不思議」という意味なのですね。
それならわかります。でも、紛らわしいですよね。
それを言いたいのなら、なぜWTCビルの揺れを示す必要があるのでしょうか。
実はこの本は金森先生への長時間インタビューをもとに、二人の構成者(瀬川、林)が執筆したものです。
先生が直接書いていないので紛らわしくなったのかもしれません。


藤井棋聖完勝
つづきやります。
WTCビルはこんな場所にあるのですね。



WTCビルの一つ隣の人工島にKiK-net此花(OSKH02)観測点があります。




東北地方太平洋沖地震の波が採れています。
地盤条件はだいたい同じじゃないかと思います。

(つづく)



福島県沖の地震

2021-05-15 08:14:03 | 地震


昨日(5/14)福島県沖で地震がありました。
M6.0ですから大きな地震ではないけれど、普段から防災に気をつけておくのがよいですね。
3.11でひずみエネルギを解放したから大丈夫とは言えないので。

東北沖で地震が起きるたびに、これは3.11の余震だとか、今後10年間は気をつけろとか言う自称専門家がいますが、
どうしてそんなことが言えるのですかね。
地殻のどの部分にひずみエネルギが溜まって、どれぐらいの時間が経てば解放されるかは、誰にもわからないはずです。
いまの地震学のレベルはその程度ですよ。

さて、EQMAPをみると、福島県沖と宮城県沖の中間に空白域があるのがわかります。
私も自称専門家のはしくれなので根拠なしですが、ここが滑り始めると少し危ないかもしれません。