地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

宮島未奈「成瀬」シリーズ

2024年02月24日 | 読書


 坪田譲治文学賞受賞作家・宮島未奈さんの「成瀬」シリーズ第二弾『成瀬は信じた道を行く』(新潮社刊)も既に発売されており、私はその「成瀬」シリーズの作品に登場するいろんな光景に思い出がある。

 デビュー作で受賞作の『成瀬は天下を取りに行く』では、今はなき大津市膳所の西武百貨店で開催された篠山紀信撮影の「山口百恵写真展」に行った思い出は既に書いた。

 その第一作では西武のユニホームを着て閉店間近の西武百貨店でテレビに映る成瀬を書いている。私は少しだけ東京で暮らしたことがあり、しかし「金帰月来」で、東京ドームの巨人戦すら見ることができなかった。その東京暮らしの思い出でとして見に行ったのが、所沢球場での西武戦。

 そして第二弾では、成瀬は「びわ湖大津観光大使」となり、琵琶湖をクルーズする観光船・ミシガンの案内役などを務める。そのミシガンにも乗船したことがある。

 いろんな思い出を思い起こさせてくれた宮島未奈さんの「成瀬」シリーズ、「第三弾までは書くと決めている」と、昨日の贈呈式で語られていた。その発売を楽しみに待とう。

 そして同時に、宮島未奈さんは渡辺淳一が好きで、恋愛小説も書いてみたいと語っていた。どんな恋愛小説を書くのか、とても楽しみ。早く読んでみたい。

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