地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

温羅伝説と桃太郎

2014年08月03日 | 展覧会・講演会

「温羅伝説と桃太郎」に参加、「岡山と言えば桃太郎」の昭和5年説に一石が

 もう一昨日のこととなったが、22日に岡山シティミュージアムで開催された「温羅伝説と桃太郎」に参加した。この催しは、「シティミュージアム講座 第28回」として開催され、私も加入している「おかやま桃太郎の会」と同ミュージアムの共催だ。

 さて、今では「岡山と言えば桃太郎」と言われるようになっているが、その最初は昭和5(1930)年に難波金之助さんが『桃太郎の史実』を出版されたことに始まる。

 

 その昭和5年は、桃太郎三大伝説地と言われる愛知県犬山市、香川県高松市鬼無でも同じだ。ところが、この昭和5年説に、この日の講師の立石憲利さんが一石を投じた。岡山県美咲町打穴中、打穴下に桃太郎関連の地名があり、そのことを掲載されているのが昭和3年発行の『美保村誌』だそうだ。

 ところでこの日、立石さんはいつものように昔話「桃太郎」(山行き型)を語られたが、いつも語りの時に使われる羽織が新調されており、桃太郎がデザインされていた。

 なおこの日、元真備町教育委員長の中山薫さんによる「温羅伝説を読み解く」という講演があったが、時間の関係で失礼した。中山さんは、岡山文庫で「温羅伝説 -資料を読み解く-」(No284)を出版されており、それを読ませていただくこととしている。

 さて、この日会場には鬼面・鬼絵などの造形作家・眞鍋芳生さんの新作なども展示(販売)されていた。いつもステキな鬼や桃太郎だ。この日は、記念写真をお願いした。

 にしても、シティミュージアムが主催すると会場は満席、用意した資料が不足した。私たちの「おかやま桃太郎の会」単独開催ではこうはいかない。たくさんの方に、岡山と桃太郎を聞いていただいて嬉しかった。

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