毎年この時期になると、坪田譲治文学賞を探して結構たくさんの本を読む
退職して、時間ができたら読もうと思って、たくさんの本を購入している。しかしいつまで経っても、「夏目漱石全集」も「深澤七郎全集」も「大江健三郎小説」も「三浦哲郎自選全集」も「ギリシャ悲劇全集」も、その他書棚の膨大な本が、ページすら開かれないままでいる。
加えて、毎月膨大な本が出版されており、「読みたい」と思う書籍がたくさん出ている。しかし今は、買いたいという衝動を抑えてはいるものの、どうしても購入してしまう。書棚に本は増える一方だ。
ただそんな中で、このところはヤングアダルト系などを含めて、坪田譲治文学書を受賞しそうな本を探して、結構読んではいる。
以前、「坪田譲治文学賞」を仕事で担当していた際には、その候補作を読んで、だいたいの検討を立てて、五木寛之氏などによる「選考委員会」の席上の議論を興味深く聞いていた。しかし、私の予想はたいていの場合、外れた。そう、私は「運動音痴」に加えて、「文学オンチ」なのだ。
ともあれ、私が担当していた頃の日程では、来月には「選考委員会」が開催され、翌2月下旬には「贈呈式」が開催されると予想できる。とても楽しみな日々だ。だが、いろいろ読むのだが、どれが受賞作となるのか、全く予想もできないでいる自分が情けない。トホホだ。