品川区小中一貫教育のエントリーで取り上げた、品川区独自の「教育指導要領」に基づき行われる小学校の英語授業の教科書がわかった。
タイトルはLet's Enjoy English Conversation。
…そのまんまのタイトルだと思うけど、作者の思いがこもったタイトルと言えるかな。ちょっとほめすぎか。
開発(発注)主体は品川区教育委員会・同英語部会、発行元が小学館プロダクションというところ。共同開発の形を取っている。
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小学生用英語「教科書」というと、昨年の全英連岐阜大会でも見かけたことがある。三省堂のキッズクラウン(KIDS CROWN)とか、その岐阜県版?のKIDS CROWN Gifuなどがそうだ。
今回の品川区の「英語教科書」は、法律的にはどんな扱いかわからないので、僕はあえてカッコをつけている。実質的には教科書(主教材)だが、文部科学省の教科書検定を経ていないので、ちょっと区別をしているつもり。でも、それを使い学習する児童にとっては、『だいじなきょうかしょ(大事な教科書)』だと思ってもらいたいし、そうであるべきだとも思う。
ページをめくると、知らないことがでている。
いくつかは知っているけど、アルファベットが26種類あること。
ローマ字と英語は違うものだと言うこと。
自分の身の回りや、自分の体の部分の名前。
あいさつのしかた、、、
何でもいい。どんなことでもいい。
知らないことを知って、何か(うれしいと)感じてもらえたらと思う。
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ウェブサイトで値段を見た。指導書(教師用マニュアル・指導材料集)+生徒用ワークシートで12,000円!
12年生、34年生、56年生で3セットになる。全部買うと30,000円。研究資料にするにはかなりする。でも、生徒用ワークシートだけを販売してほしいとは思わない。やせ我慢ではない。ワークシートだけ見ても、作者が何をさせたいかがわからないと考えるからだ。
それぞれの分冊の価格。現場の教師でないとびっくりするかもしれないが、それほどべらぼうな価格ではない。むしろ当然のような気もする。もちろん安くはないが、2年分の教材資料が12,000円。24ヶ月で月500円の計算になる。中高の教科指導用資料集とほぼ似たような価格である。アイディアはただではないのだ。
やっぱり、ほしいぞこれ。
4月には放送大学大学院にも入学するから、いろいろ物いりだ。でも、そんなときにこそ、「えいやっ」という気持ちが大事かな。。。
…まずは、電話して、資料をもらうことにしよう。