全英連参加者のブログ

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麻生太郎、ワキが甘い。

2006-01-14 07:31:51 | 気になる 政治・政治家

 小泉純一郎の次の総理大臣候補の一人麻生太郎さん。おじいさんが吉田茂という、サラブレッドである。
 夕刊フジの記事にもでていたが、ご本人は、「生まれはいいが、育ちは悪い」と自称しているそうだ。育ちが悪いかどうかは知らないが、それにしても、ちょっとワキが甘いんじゃなかろうか。どうもこの御仁、言葉が足りなかったり、一言余計だったりするようだ。

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 「(脳出血で倒れた)イスラエルのシャロン首相の容体が極めて悪く、会議途中で葬式になると意味がないので延期した」

 地元・福岡県飯塚市の集会で、シドニーで予定されていた日米豪閣僚級安全保障対話が延期されたことに関連し、こう述べたそうである。
 そうかもしれないけど、言って大丈夫なことと、そうじゃないことが、この人故郷に帰るとどうも怪しく(苦笑)なる。S村代議士のように、「代議士とフリーターは紙一重(本人がTVで言っていた)」とか言い放つ人間とは違い、もう65歳。分別も経験もある年齢だろう。分別、なくちゃダメでしょう。品格って大事だよ。
 ご本人は、「ニュースで出てくる人の容体が自分の日程に関係する経験をして、改めて外相は大変だと認識している」とも述べている。外務大臣のポストが、自分の都合だけではどうにもならないものであることを実感しているとは思うけど、その割には、余計なことを言っているんじゃなかろうか。

 この人は、12月にも中国の軍事力増強についてコメントを出していた。みんなわかっていることをあえて言うならば、周りが、「言わざるを得ないよな」と思えるタイミングで言わなければまずい。信念でもひらめきでもかまわないが、結果として、与党内で波風立てるのは、政権の力を毀損する可能性を増やすことになり、自分の立場も弱くする。政治家としての発言としても、大臣としては避けるべきことだろう。
 物言わぬ政治家では困りものだし、あっちこっちから文句ばかり言われ国民にストレスがたまっているのも事実である。でも、その上で使う言葉を考え、時と場所を選べるのがリーダーになるべき人間の義務、資質だろう。
 前にも、「1民族、ほかの国にはない」という、自国内の問題についても…僕から考えると…ちょっと勉強不足なことを言っている。あのときも故郷だった。
 故郷に帰ってワキが甘くなる。50年前ならば大丈夫でも、今はそうではない。特別好きな政治家ではないが、次の総理になる可能性があるのだ。しっかりすべきである。


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