近所に大きなショッピングモールがある。
そのモールの一角に幼児が靴を脱いで遊ぶ場所がある。土日に出かけると、どこにこんなに乳幼児がいたのかと思うほどわんさかいる。
遊んでいたり、母親と話している(会話とは言えない、とにかく音声コミュニケーション)のを、ちょっと離れた場所にすわり、何とはなしに見聞きする。何となく観察しているとおもしろい。こんな風に運動能力が鍛えられていくのか、言葉を覚えていくのかと考える。すごく不思議。人間ってホントにスゴイ。
…あまりじーっとは見ませんよ。危ない人みたいだから。
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この、こどもの遊び場のすぐそばに、本屋さんがある。
この前の休みに、ちょっと前から読みたいと思っていた本を探しにでかけた。育児書の書棚で見つけることができた。手にとって、パラパラとページをめくる。買おうか、買うまいかなんて考えながら。。。
しばらくして、左ヒザになにかがぶつかった。
コツン。。。あれ?
最初はどこかにぶつけたかと思った。
もう一回。コツコツ。。。あれ?
下を見ると、2歳くらいの男の子が僕のヒザをつついていた。何か話している。
どうしたんだろう。声をかけてみる。
「な・あ・に?
声をかけると、男の子が顔を上げた。びっくりしている。どうもお父ちゃんと間違えられたらしい。大きな目。声も出ない。あまり、話しかけて泣かれても困るなと思った。
迷子ではないようだ。周りを見渡すと、すぐそばにお父さんらしき人がいて、気づいて駆け寄ってきた。
「すみません
「どうも
お父さんと僕のはいているジーンズが似ていた。
やっぱり間違えたんだろう。
親は子どもがいなくなって、ちょっとした恐怖。
子どもはパパだと思った人がそうじゃなくて、かなりパニック。
僕は、誘拐犯にされるんじゃなかろうかと思い(苦笑)、ドキドキ。。。
あとで、ヒザのちょっと上(腿あたりの高さ)に目線が来るように、しゃがみ込んでみた。
視界が信じられないほど狭く、周りが見えなかった。
子どもってこんな地面(床面)の近くしか見えないんだ。。。 ちょっとした発見だった。
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探していたのが、『0~4歳 わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児』という本だったのが、ちょっとできすぎのようなハプニングでした。
今回のブログの素材(イラスト)は、School Icons CLUBによります。