Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

聖ピオ十世会「ロザリオの十字軍(日本)」の従軍司祭の言葉

2008年07月13日 | ロザリオの十字軍
アヴェ・マリア!

 以下のメッセージのものを「ロザリオの十字軍」に登録された十字軍の兄弟姉妹の皆様には、メールで発送させて頂きましたが、名前を登録してあるにもかかわらず、手違いで、或いはアドレスの変更のために、或いはその他の理由でお受け取りになることができなかった方、或いは以前にはメールアドレスを持っていなかったけれども新しく使うようになったという兄弟姉妹の皆様は、お手数ですが参加確認書をもう一度 thomasonoda @fsspx.mail-box.ne.jp 宛てにお送り下さいますようにお願い申し上げます。

* * * * * * * * 参加確認書 * * * * * * * *

私は、日本の回心のために祈るというロザリオの十字軍の趣旨に賛同し、この意向のために毎日ロザリオを1連唱え、ロザリオの十字軍に参加していることを再更新し確認します。
名前
住所
電話
e-mail (お持ちの方はどうぞ):
* * * * * * * * 参加確認書 * * * * * * * *


 お名前を登録してあるにもかかわらずお受け取りになることができなかった兄弟姉妹の皆様に、ここに内容をお知らせ致します。よろしくお願いします。

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭) sac. cath. ind.

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「ロザリオの十字軍」の従軍司祭の言葉


天主様のお望み

 天主様の御恵みによりロザリオの十字軍の結成から7年がたちましたが、つい最近の聖ピオ十世会総長フェレー司教様の呼びかけ(友人と恩人の皆さんへの手紙)と、日本では特に大阪の兄弟姉妹の皆様からロザリオの十字軍に参加したいという様々な声を受けて、私たちのロザリオの祈りの必要性をもう一度再確認したいと思います。

 特に2008年6月30日、ルフェーブル大司教様の4名の司教聖別20周年を迎え、日本のあらゆる小教区で40年前の通り聖伝のミサが復活するために、日本において聖ピオ十世会の聖伝のミサに与る方々の数が増えることが最善・最短の道であることをますます確信致しました。

 何故なら、今までの世界中での聖伝を守る闘いをみているかぎり、天主様の望む回答は、ルフェーブル大司教様、これしかないからです。日本が例外であることは出来ないからです。

 何故なら、教会の歴史を見ても、アリウス派の異端と戦って正統信仰を保持するために天主様は、聖アタナジオを送られ、聖アタナジオを通してそれをなす事を望まれたからです。聖ジャンヌダルクを通してのみフランスを勝利に導くことを天主様がお望みになり、フランス軍が聖ジャンヌダルクを無視しだしたときから負け始めたこともあったからです。シエナの聖カタリナを通して教皇様をアヴィニョンからローマに連れ戻すことを望まれたこともあったからです。

 天主様がそれを望んでおり、カトリック聖伝のために、ルフェーブル大司教様を私たちにおくられたのなら、それによるしかないからです。

 カトリック聖伝を代表するルフェーブル大司教様には、多くの不正義と讒言がなされました。しかもローマ当局によって。これらは、すなわち、カトリックの聖伝信仰に対する多くの不正義と讒言でした。これらの不正義が改められ、真理が讒言に取って代わられなければ、本当の意味でカトリック正統信仰が立ち戻ることにはなりません。

 その意味で、カトリック聖伝を不当に「破門」した「エクレジア・デイ」という名前を持つ委員会が、カトリック聖伝をカトリック教会に本当に復興させることは本性的にあり得ないのです。だから、天主様の望む回答は、エクレジア・デイではなく、ルフェーブル大司教様しかありえません。日本が例外であることは出来ません。

日本での聖ピオ十世会

 多くの方々が、日本のカトリック教会が反日になっている、政治団体になっているという現象に憂慮しておられます。残念ながら、多くの方々は表面的な現象に注意が留まっており、何故そうなったのか、という神学的な理由にまでまだ気が付いておられないのです。

 本当の問題は、信仰の問題、神学の問題です。何故、日本のカトリック教会が共産主義的になり反日になっているのか、何故教会が政治団体になっているのか、という疑問に対する神学的な理由(すなわち第二バチカン公会議の新しい教え)に気が付いておられないからです。

 残念ながら、今日の教皇様が昨日の教皇様の教えていたことと矛盾することを教えて実践するなら、昨日の教皇様を捨てて今日の教皇様の言う通りにすることが「従順」だと勘違いしている方が多くおられます。「教皇様に一致する」ということは、「歴代の教皇様たちの教えを支持して実践する(従ってエキュメニズム運動などはすることが出来ない)」ということに気が付いておられないのです。

 残念ながら、そのような人々は、聖ピオ十世会の「問題」とは、カトリック信仰の中核にある信仰の問題であることに気づいておられないのです。

 カトリック信仰を守ると言うことは、教会内部の権力抗争ではないのです。そのことを多くの方がカトリック教会を政治政党の一つのように考えて、パワーポリティクスでしかものを見ておられないようです。しかし、たとえ神学的理由が分からなくても、たとえパワーポリティクスのことだけを考えても、良く考えると、聖ピオ十世会の聖伝のミサに与ることが、実は日本の現代的な教会に対する最高の威嚇力を持った「ミサイル」であり(何故なら真理よりも強いものはないから)、聖ピオ十世会に力があればあるほど、他の一般小教区もそれに引きずられていく、それ以外の抵抗は、教会の正常化のために実は「威嚇」の力(ポリティカルな力にすぎないから)があまりにも弱すぎる、ということが理解できるでしょう。

私たちのしなければならないこと

 聖ピオ十世会が世の終わりまでこのままで行くとは思いません。何故なら、将来、何十年後か分かりませんが、カトリック教会に聖伝は立ち戻るでしょうから。たとえ私たちが、それのために何かのよい働きをすることが出来なかったとしても、そうなるでしょう。

 「スンモールム・ポンティフィクム」を見ればよく分かるように「聖伝のミサは禁止されているから」「バチカンの許可がないから」と主張して、多くの人々は、司教様たちを含め、いままで約40年もの間、聖伝のミサを誤解して廃止し続けてきたのでした。いまでもそうです。客観的な事実は、教皇様が言った通りでした。「ミサ典礼の「特別な形式」である1962年のミサ典礼書の使用に関して、わたしは次のことに注目していただきたいと思います。すなわち、このミサ典礼書が法的な意味で廃止されたことは決してありません。したがって、このミサ典礼書は原則的にはつねに認められてきたということです。」

 もしも私たちが「教皇様が聖伝のミサを復興してくれるだろうから、その時が来るまで何もしないでただ待っている」という態度を取っていたら、その日は決してこなかったでしょう。カトリック教会において、十字架のいけにえは会食に取って代わられていたことでしょう。

 私たちは、カトリック信仰を守らなければなりません。聖伝のミサを守っていかなければなりません。それこそが、カトリック教会への真の愛の行為であり、教皇様にたいする真の従順だからです。何故なら、従順は信仰のためにあるのであって、従順のために信仰しているのではないからです。

 これと同様に、将来、ルフェーブル大司教様や聖ピオ十世会についてマスコミで流されているウソがばれてしまう時が来るでしょう。聖ピオ十世会は、ローマのいわゆる「公認」を得るでしょう。しかし、その間に、大部分の人々は信仰を失っているかも知れません。それではダメなのです。私たちは生き延びなければならない、信仰を守らなければならないのです。

 だから、日本のカトリック教会に聖伝のミサと聖伝の信仰が復活するためにも、本当の問題、中核の問題、信仰の問題に行かなければならないのです。本当の意味で「教皇様に一致」しなければならないのです。そして、日本多くの兄弟姉妹の皆様が聖ピオ十世会の聖伝のミサに与ることによって、他の一般小教区も聖伝に引っ張っていかなければならないのです。

 そこで、2008年6月30日より、特別の意向として日本において聖ピオ十世会の聖伝のミサに与る方々の数が250名を超すようにを付け加えたいと思います。(Credidimus Caritati のブログを愛読して下さる兄弟姉妹が皆、聖伝のミサに与って下されば250名になります。)

 愛する兄弟姉妹の皆様の寛大なご参加を願います。

2008年6月30日、

天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭) sac. cath. ind.

■意向

  • 日本が国として回心し、イエズス・キリストをまことの天主と認め礼拝し、日本がまことの天主イエズス・キリストの創立した母なるカトリック教会の愛する子となりますように。
  • 日本において無神論、拝金主義、不倫不道徳が撲滅されますように。
  • 日本のあらゆる小教区で40年前の通り聖伝のミサが復活しますように。
  • ルフェーブル大司教様と4名の司教様たちにかけられた「破門」が全く無効であったと教会法と正義に基づいてこれが撤回されますように


■特別の意向
日本において聖ピオ十世会の聖伝のミサに与る方々の数が250名を超すように。

■十字軍の会員の義務

上記の意向のために毎日ロザリオを1連唱えること。

■会員の資格

十字軍にはどなたでも参加できます。  

 詳しくは、ロザリオの十字軍へのお招き をご覧下さい。

●●● ロザリオの十字軍の会員の義務ではありませんが、ロザリオの祈りの報告を「従軍司祭」であるトマス小野田圭志神父にご報告して下さると、うれしく思います。(この結果を励ましのために兄弟姉妹の皆様にもお知らせすることに使わせて頂くかも知れません。)

●●● 2006年の8月から10月にかけて、聖ピオ十世会の総会とフェレー司教様の呼びかけに答えて、ロザリオの祈りを教皇様に捧げたように、特に、上記4つの意向と一つの特別の意向のために日本では「ロザリオの十字軍」は2008年8月から10月にかけて教皇様に4000環のロザリオの祈りを霊的花束としてお捧げするという意向をもっています。多くの愛する兄弟姉妹の皆様のご協力をお願いいたします!

沖縄での聖伝のミサ

2008年07月11日 | 聖伝のミサの予定
アヴェ・マリア!

沖縄での聖伝のミサ

愛する兄弟姉妹の皆様、

沖縄の嘉手納基地内で聖伝のミサが予定されています。
7月14日、15日、16日です。
詳しくは、thomasonoda @ fsspx.mail-box.ne.jp 宛てにご連絡下さい。
(メールを下さる場合には、@マークの前後のスペースを取り除いて下さい。)

Traditional Latin Mass in Okinawa

There will be Traditional Masses at Kadena Base in Okinawa on July 14, 15 and 16th.
For the more information please contact Fr Thomas Onoda at thomasonoda @ fsspx.mail-box.ne.jp
Thank you.

Or visit here: CHerry Blossoms

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【関連記事】


聖ピオ十世会創立者ルフェーブル大司教の伝記 12.1.9. 劇的な対立(その3)

2008年07月09日 | ルフェーブル大司教の伝記
第12章 公会議の嵐に直面して

I. 中央準備委員会委員


劇的な対立(その3)

 投票が続いた。ラテン系教父たち--イタリア系、スペイン系及びラテン・アメリカ系--は、このオッタヴィアーニの概要に賛成した。他方で、アメリカ、イギリス、ドイツ、オランダ及びフランスの教父たちは、ベアのプロジェクトを支持した。数字は真っ二つに半々となった。

 ルフェーブル大司教が説明するように、公会議前日、教会は基本的な主題、すなわち私たちの主イエズス・キリストの社会統治に関して分裂していた。私たちの主は、諸国に君臨しなければならないか? オッタヴィアーニ枢機卿は「そうだ!」と言った。 他の人々は「違う!」と言っていた。それで私はつぶやいた。「公会議がこんなふうに始まるのなら、公会議は果してどうなることだろうか?」

 ルフェーブル大司教は 1962年 7月 13日、コレーズの司教区民に自分の心配事を伝えた。

「何らの幻想も抱いてはなりません。闇の勢力は公会議を台無しにするために、或いは教会を崩壊させる方向に向かってし向けるために、ありとあらゆる手段を使うことでしょう。

 司教は信者たちに忠告した。

「聖霊降臨の前の使徒達のように、敬虔と礼拝、謙遜と沈潜と祈りの中に、私たちの霊魂を深く入れましょう。」

 それに大司教が思ったように、希望する理由が充分にあった。彼はこう言う。公会議の準備は「極めて真面目なものであり、聖伝に極めてよく一致していた」からだ。これによって「できるだけ長い間、近代の誤謬を教会の中から駆逐するために、誤謬を目の前に真理を宣言し」、この公会議が「現代世界を導く光り輝く雲」になることができるはずであったからだ。

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第12章 公会議の嵐に直面して
I. 中央準備委員会委員

【追加参考資料】日本におけるカトリック教会の司祭数の推移

2008年07月09日 | カトリック・ニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

【追加参考資料】■ 日本におけるカトリック教会の司祭数の推移をご紹介します。
(「カトペディア '92」を参考にしました。)

1971年 1,936人
1972年 1,901人
1973年 1,960人
1974年 1,917人
1975年 1,923人
1976年 1,966人
1977年 1,908人
1978年 1,905人
1979年 1,916人
1980年 1,853人
1981年 1,897人
1982年 1,849人
1983年 1,865人
1984年 1,838人
1985年 1,812人
1986年 1,816人
1987年 1,804人
1988年 1,814人
1989年 1,879人
1990年 1,784人
1991年 1,784人
1992年 1,793人
1993年 1,766人
1994年 1,728人
1995年 1,758人
1996年 1,736人
1997年 1,735人
1998年 1,719人
1999年 1,714人
2000年 1,694人
2001年 1,633人
2002年 1,658人
2003年 1,621人
2004年 1,597人
2005年 1,516人
2006年 1,523人
2007年 1,489人

【コメント】約20年の間に日本では400名のカトリック司祭が減少している。1990年から2000年まで10年で100人減少、2000年から2004年の間に4年で100人減少、2004年から2007年まで3年で100人減少。


■ 聖ピオ十世会の司祭

1988年 200人
2007年 480人

【コメント】約20年の間に聖ピオ十世会では280名のカトリック司祭が増加している。(20年間のうちルフェーブル大司教様をはじめ約10名ほどの会員が亡くなっている。) 多くの讒言、嫌がらせなどにも関わらず。

 主よ、我らを憐れみ給え!

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【関連記事】


【参考:統計資料】聖ピオ十世会の神学生の数の推移&日本の司祭数の推移

2008年07月08日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

【参考資料】資料を探した結果、聖ピオ十世会の神学生の数が少しだけ分かりましたので、お知らせします。(フィリピンには資料不足で、今のところこれぐらいしか分かりません。)

■ 聖ピオ十世会の神学生の数の推移

1994年 159人
1997年 176人
2003年 173人
2006年 182人
2008年 180人


【参考資料】■ 日本におけるカトリック教会の司祭数の推移

1992年 1,793人
1993年 1,766人
1994年 1,728人
1995年 1,758人
1996年 1,736人
1997年 1,735人
1998年 1,719人
1999年 1,714人
2000年 1,694人
2001年 1,633人
2002年 1,658人
2003年 1,621人
2004年 1,597人
2005年 1,516人
2006年 1,523人
2007年 1,489人
(15年間に約300名の司祭の減少、司祭総数の内の約2割の司祭数の減少)

■ 日本における神学校学生

2007年 99人

【参考資料】

カトリック教会現勢 2007年1月~12月

カトリック教会現勢 2006年1月~12月

カトリック教会現勢 2005年

カトリック教会現勢 2004年

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【関連記事】

ラテン語のミサ典書(トリエント・ミサ典書、昔のミサ典書)の申込先について

2008年07月07日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 ラテン語のミサ典書の申込先について、thomasonoda @ fsspx.mail-box.ne.jp と書きましたが、コンピューターによるスパム・メールを避けるために thomasonodaと@マークの間、また@と fsspx.mail-box.ne.jpとの間にスペースがおいてあります。

 大変恐縮ですが、スペースを取ってからメールを下さいますようによろしくお願いします。

天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭) sac. cath. ind.

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聖ピオ十世会創立者ルフェーブル大司教の伝記 12.1.9. 劇的な対立(その2)

2008年07月07日 | ルフェーブル大司教の伝記
第12章 公会議の嵐に直面して

I. 中央準備委員会委員


劇的な対立(その2)

 枢機卿たちが次々に発言し、彼らは二つの陣営に分かたれた。

 フリンクスは「教会はこれ以上、宗教的誤謬の拡散を阻止し、カトリック信仰を保護する世俗的腕がもはや必要ない」と考えた。彼は「現世の共通善が危険でなければ、国家は他の宗教が広がることを阻むことができない」と付け加えた。

 マーレイ神父のインスピレーションを受けたレジェー(Léger)は「人格をもつものだけが宗教を告白することができ、国家はそれが出来ない、国家は機関である。・・・国家には真の宗教を見分ける資格がない」と博学的に説明できると信じた。

 これに対立して、現実主義者のオッタヴィアーニ枢機卿は「信教の自由はプロテスタントたちにラテン・アメリカを征服するための武器を与える」と預言した。

 ルッフィニはこうに宣言した「自由は、それ自体では、真理と善徳のためであって、誤謬や悪徳のためではない」。「国家に関すること、そしてベア枢機卿が肯定したこと、つまり国家はそれ自体として宗教を認識することが出来ないししてはならないことは、極めて間違っていると思う。」

 ララオナは、私たちだけが享受する自由を、非カトリックが持っていると認めてやるることで、彼らをカトリックに引き寄せることができると思うことはまことに「奇抜だ」と判断した。

 最後にブラウンはこうに言った。「レオ十三世が勅書 Immortale Deiで解説した教理が偶然的な教理だと考えるのは、私には幼稚に見える。」


 ルッフィーニ枢機卿は「教皇聖下に問い合わせてこの問題が解決されること」を要求した。しかしながら、彼らは投票することにした。そこで、ルフェーブル大司教は次のような意見を投票した。

「信教の自由に関して:反対 ・・・例えば、この間違いを「精神錯乱」(Denzinger 1690)と呼んだピオ九世ように歴代教皇たちが荘厳に排斥した誤った原理に基盤を置いているから。」

「教会に関しての九-十章: 賛成。しかし、基礎的な原則に対しては、回勅 Quas Primas のように王たるキリストにもっと多く参照して解説することができただろう。・・・私たち公会議の目的は、キリストを万人に告げ知らせること、そしてキリストを、個人と家族と職業同業者団体また他の民間団体の救いと生命である真のキリストを、正真正銘に告げ知らせることが出来るのはカトリック教会だけに属することを断言することである。

信教の自由に関する概要はキリストを告げ知らせていない。従って、間違っていると思われる。神学委員会の概要は、正真正銘の教理を命題として説明してある。この概要はこの教理の目的、すなわちキリストの統治以外の何ものでもないその目的をよく明示していない。・・・救いと命の源であるキリストの観点から、全ての基本的真理は、いわゆる「司牧的に」表現されうるだろう、そしてこのやり方によって、世俗主義(laicisme)、自然一本主義(naturalsime)、物質主義 (materialisme) などの誤謬さえが排除される。」

 この超自然的な高みに立つ独創的な発言は、最も高い原理にこの始まった論争を置いてくれるものだった。しかし中央準備委員会の教父たちの心を打つだけだった。知恵の精神に満たされた男が立ち上がって、人権ではなく王たるキリストの権利を宣言したのだから。

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第12章 公会議の嵐に直面して
I. 中央準備委員会委員

聖ピオ十世会の統計1988年から2008年の間に

2008年07月07日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア!

Merci, Monseigneur!


 愛する兄弟姉妹の皆様、
 聖ピオ十世会の統計をお知らせ致します。(La croissance de la Fraternité Sacerdotale Saint-Pie X)

● 聖ピオ十世会

 1988年のルフェーブル大司教様の司教聖別の直前には、
司祭:200名、ブラザー(修道士)30名
フランス管区では、司祭55名、(小修道院、学校など25箇所に配属)

 2008年、6月29日付けで、
司祭:480名、ブラザー(修道士)100名
フランス管区では、司祭130名、(小修道院、学校など40箇所に配属)


● その間にフランスのカトリック教会では

1988年
自分をカトリック信者と言う人の割合:80%
そのカトリック信者のうち毎週主日にミサに行く人の割合:18%
洗礼:49万人(出生数77万)
司祭:3万四千人
司祭叙階:約100名
終生助祭:500名

2008年
自分をカトリック信者と言う人の割合:50%
そのカトリック信者のうち毎週主日にミサに行く人の割合:7%
洗礼:34万人(出生数77万)
司祭:2万人
司祭叙階:約100名
終生助祭:2100名

(ラ・クロワ紙2007年11月13日号によると、2014年には65歳以下のカトリック司祭は4500名しか残らないと推定されている。)


聖伝のカトリックの学校


1987-1988年
聖ピオ十世会はフランスにおいて11校を有し、800名の生徒が在籍。

2007-2008年
聖ピオ十世会はフランスにおいて23校を有し、1640名の生徒が在籍。
(さらにこれとは別に、聖伝の女子ドミニコ会修道女によって経営されている聖伝の女子校は、11校あり1500名の生徒がいる。)

ルフェーブル大司教様、感謝します。
DEO GRATIAS !

【追記】神学生の数を調べてみましたが、手元に資料がなく調べ切れませんでした。

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【関連記事】

ソウルのローソク・デモと天主教正義具現司祭団と黙示録13章

2008年07月07日 | カトリック・ニュースなど
アヴェ・マリア!


愛する兄弟姉妹の皆様、

 聖ピオ十世会の司祭館はソウル駅の近く、歩いて5分ほどのところにあります。東大門にある聖堂までは普段はソウル駅から地下鉄4号線に乗って行きます。

 6月のソウルのミッションでは、或るフランスの家族が約3年の韓国滞在の後にフランスに転勤になったのでお別れの夕食会がありました。それが終わって司祭館に車で送ってもらいましたが、デモで交通制限があり大変でした。

[Image]


 6月29日の主日にも夕食の後に車で送ってもらいましたが、やっぱりデモで大変でした。その翌日の新聞の報道によれば暴力的なデモになり先鋭化しているとのことです。非暴力を叫んでいたキャンドル集会参加者たちは、新聞社への襲撃、機動隊員や民間人への無差別暴行など、覆面とマスクで顔を隠し、レンガ・石・ビンなどを持った少数の革命家たちが指導するようになっています。

(「戦争反対!」という奴がこれを暴力で主張する、よくある話。どこでもあるように最初にグリーン(「市民団体」)が、次に赤(共産主義者)が、最後に赤軍がやってくるというパターンです。「宗教界と市民団体代表、国会議員が行進の一番前に立ち、数千人の"平和実践行動団"」がカモフラージュをして、革命のための「闘争」が指導されるのです。最初はナイーブに始まったロシアでの血の日曜日のデモもそうでした。)

 これは牛肉というよりも(米国からの牛肉は小売りで発売されるとともに瞬く間に売り切れた)、保守政権に対する左派勢力の抵抗(国民はよくそれを知っている)です。何故なら、米国産牛肉の輸入再開は盧武鉉前大統領が行ったものだからです。また以前盧武鉉政権で権力を握っていた人々が街頭集会に加わっているからです。また10年間の左翼政権の失敗によってもたらされた所得格差拡大と経済的困難に対する不満と一部の反米感情とを利用してなされたものでした。何故なら、アジア通貨危機以降最悪といわれている経済事情の悪化(雇用低迷、物価上昇)が韓国を襲っているからです。

 こうして、誇張された報道と左派勢力(いわゆる市民団体)とが暴力デモを扇動しているのですが、残念ながら、報道によれば、これらに乗って実際に行動を起こしたのは「天主教正義具現司祭団」なのだそうです。

 黙示録の第13章を思い出します。(聖書によれば「海」というのは移り変わる世俗のこの世を現すシンボルで、固定して動かない「地」というのはカトリック教会、天主の教会のことを意味しています。)つまり、見かけは天主の「子羊」のようですが、話す内容・教える内容は「竜」の教える内容そのままの獣を思い出します。

「海から一つのけものがのぼるのを見た。それは十の角と七つの頭とをもっていて、角には十の冠、頭には冒演の名があった。・・・私は、他のけものが地からのぼるのを見た。それは、小羊のような二本の角をもっていたが、竜のように話していた。またそれは、さきのけものにつかえて、あらゆるところに、その覇権の地を定め、致命傷をいやされた先のけものを礼拝するため、地とそこに住む者を連れてきた。」


朝鮮日報より

 「公安政権」と書かれたプラカードとろうそくを手に、李明博(イ・ミョンバク)大統領の退陣を求める市民らの先頭に立つ天主教正義具現全国司祭団のメンバーたち。
 その様子を見て、涙を浮かべながら李大統領が一言。「神父さま、言いたいこと、言えないこと、全て言いたい放題なのに、何が公安政権なのですか?」


カトリック大阪教区・松浦司教が、3月8日にソウルで講演
カトリック大阪教区・松浦司教が、3月8日にソウルで講演


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聖ピオ十世会創立者ルフェーブル大司教の伝記 12.1.8. 劇的な対立

2008年07月06日 | ルフェーブル大司教の伝記
第12章 公会議の嵐に直面して

I. 中央準備委員会委員

劇的な対立

 最終会議の二日前の 6月 19日、中央委員会は対立関係にある二つの概要を討論することになっていた。

 最初は、神学委員会が準備し、オッタヴィアーニ枢機卿によって直接作成された「教会論 De Ecclesia」の第九章「教会と国家との関係と宗教的寛容」に関するものだった。本文 9ページに加えてピオ九世からピオ十二世までの教皇の教えから抜粋した引用文がたくさん付いている末尾注が 14ページあった。

 第二のものは、ベア枢機卿のキリスト教一致のための事務局によって草稿され、「信教の自由」という題目が付いていた。本文 15ページに 5ページの末尾注があったが教会教導権の文章に対しては何らの言及もなかった。

 ルフェーブル大司教はこの二つの文書をあらかじめ受けていたが、こう思った。「第一のはカトリック聖伝だ、しかし二番目はいったい何なのだ? これは自由主義、フランス革命、人権宣言文であり、これを教会の中に持ち込もうとしている! 全くあり得ない話だ! 会議中に何が起こるかよく注意しなければならない。」

 正にこれが起こった。オッタヴィアーニ枢機卿は自分の概要を紹介し始め、あからさまに対立するベア枢機卿の概要を攻撃した。

「カトリック国家とカトリック以外の宗教との関係に関する教理を解説するにおいて、聖なる教会会議 (公会議のこと) が教会の論争の余地がない教理、言い換えるとカトリック教会に固有の教理に従うべきであること、また、非カトリックの人々を満足させる、あるいは彼らの要求に屈服するような教理には従ってはならないということを認識しなければならないと思われます。ですから、非カトリックとの接触の影響を強く受けていると感じさせる「キリスト教一致のための事務局」が提案した草案を議題の題目から排除しなければならないと思います。」

 この影響を例証するために何種類かの事例を提示した後、オッタヴィアーニ枢機卿は自分の概要を紹介した。その概要の中心になる関心事は、カトリック信仰の保護及び真の宗教において市民の満場一致に基盤を置いた現世的共通善の保全だった。次に彼は国民の様々に異なる状況を区別した。すなわちまったくカトリックである国家、多様な宗教がある国家そして非カトリック国家である。

 第一の場合、真の宗教に対する社会的公認及び保護とともに教会と国家の一致において原則は完全に適応されること、そして必要な場合には、誤てる宗教に対する幾らかの黙認もあり得る。

 二番目の場合、教会は国家が自然法に違わないようなすべての宗教に対して認める共通の権利を享受する。

 三番目の場合、教会はただ活動する自由のみを要求する。

 ベア枢機卿は自分の順番になると立ち上がって信教の自由に関する自分の概念を説明した。彼によれば、すべての場合とすべての人々、はなはだしくは「信仰に関して道を間違っている人々」にも適用される信教の自由に関する概念だった。

 カトリック教会はこの瞬間まで自分の子らの権利のみを支持してきた。これからは教会がすべての宗教に帰依するための権利を要求することになるのだろうか? ベア枢機卿がすぐさま説明したように、その通りだ。彼は次のようにこの問題のエキュメニカルな意義を強調した。

「これは、今日、非カトリックの人々が極めて興味を抱いている問題です。彼らは何度も何度もカトリック教会を非難してこう言います。カトリックは多数派であるときには非寛容であり、少数派であるときは信教の自由を要求する、と。このような反論は非カトリックの人々を教会に導くためのあらゆる努力をまったく毀損します。事務局がその責任に基づいてこの概要を草稿しつつ、事務局はそのような状況を念頭に置いて、教会の信教の自由に関する義務がなんなのか、そしてそれをどのようにその義務を遂行しなければならないのかを自問自答したのです。」

 オッタヴィアーニの言葉がどれ程正しかったことか! ベア枢機卿が言ったように、この概要は本当に非カトリックの人々の主張を満足させるために捏造されたのだった。しかも、彼ら非カトリックの要求がカトリック教理になることを望んでいた。オッタヴィアーニがそのような計画を受け入れて協調することがどうしてできただろうか? 更に、ベアの概要を読むと、オッタヴィアーニにはそのまったく主観主義的哲学が見えてきていた。この主観主義哲学は、健全なトミズム哲学の現実主義の対極をいくものであった。


 ベアの概要によれば、誠実な人は天主の御旨を行おうとのぞむ、ところで人は自分の良心を通じて天主の御旨を知る、従って、「宗教に関して自分の良心に従う権利」がある、と言う。ところで、更にベア枢機卿によれば、人間の本性は人間が各自、自分の良心を外的にそして集団的に表明することを要求する、従って、人間は自分の宗教を、一人であろうが団体であろうが表明することを、いかなるものにも邪魔されない権利がある、但し、これが社会の3分の1あるいは全体の権利に対立する場合はそのかぎりではない。最後にこの信教の自由は「力強い法によって制裁され、宗教の社会的平等として表明されなければならない」と主張した。

 かくして、限りなく粗悪に表現された良心の自由の名前で、カトリック国家ではそうなった。

 以前のカトリック世界での -- そして多くの国でまだ適用されている -- どこにでも見られた反対の実践を前に自分の主張を正当化しようとして、ベア枢機卿はあらかじめこう言っておくことをためらわなかった。「現在の状況では、いかなる国も固有の意味で「カトリック」ということが出来ない・・・いかなる国もその他の国々と離れた一つだけのものとして考えることが出来ない」と。このことは、信教の自由の共通国際体制を提案していた。その他については彼はこう付け加えた。「国家は、それ自体として、超自然の秩序の存在もその効力も認識することができない」と。

 最後に、在位中の教皇は「現代化 (aggiornamento)」を望んでいた、「つまり、現代の生活条件に順応すること、過去可能であったことつまり他の社会学的構造において必要であったことををもう一度確立することではない」のだ。

 ベアはこう言って言葉を結んだ。

「私たちの二つの文書...は、文書番号第3番と 第8番で紹介された基本的要素に対して意見が同じではありません。あなたたちのこの集まりが判決を下さなければなりません。」


 自分が 20年間も教えて来た教会の公法になされるベア枢機卿の歴史的相対主義にいらいらしたオッタヴィアーニ枢機卿は、対立を明らかに強調して言い返すのがよいと考えた。

「キリスト教一致のための事務局の委員会は、それが教理委員会の教理と一致するか否かが分かるようにその概要 (これは「社会学」のみならず教理に関わるものであるから、何故ならこの「社会学」は教義に基礎を持っているから)を教理委員会に提出しなければなりませんでした。
正に今、私たちは私たちが同意できないことがあること、しかも私たちが教義に関することで同意していないことを見ています!」

 かくして、ルフェーブル大司教が論評したように、彼らはそこに、こうして、二人とも立ち上がって対立していた、その他の私たちは座ったまま、対立していた二人の枢機卿を、極めて基本的な命題に関して譲り合おうとしない著名な枢機卿を見つめていた。
(つづく)

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第12章 公会議の嵐に直面して
I. 中央準備委員会委員

カストゥリヨン・オヨス枢機卿の「最後通牒」について Concerning the Ultimatum

2008年07月05日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、
 カストゥリヨン・オヨス枢機卿の「最後通牒」についての報道発表をお知らせします。

カストゥリヨン・オヨス枢機卿の「最後通牒」について


 2008年6月4日、エクレジア・デイ教皇庁立委員会委員長であるダリオ・カストゥリヨン・オヨス枢機卿の要請により、聖ピオ十世会総長ベルナール・フェレー司教は、第二総長補佐アラン・マルク・ネリ神父と共にローマに行った。

 面会の間、聖ピオ十世会総長フェレー司教に、最後通牒の形でメモランドゥムが手渡され、6月末までに回答を要求した。6月23日、慣習に反して、イタリアの日刊紙イル・ジョルナーレ誌はこの最後通牒の存在を明かし、翌日にはウェッブ・サイト版にその内容を公表した。直後にこの情報は国際的にマスメディアによって取り上げられ、最後通牒の緊急性にマスメディアのプレッシャーが加えられた。

 カストゥリヨン・オヨス枢機卿の文書は、5つの要求を文書化していた。6月末前に肯定的な答えを求めると共に、聖ピオ十世会はフェレー司教のその人において、次の点を約束しなければならないとされた。(1)「教皇の寛大さにつり合った応答」、(2)「教皇その人に対する尊敬を欠きそして教会の愛に対して否定的であるようないかなる公的な活動」、(3)「教皇よりも優れた教導権を持つと主張し、聖ピオ十世会を教会と対立させるように提示しないこと」、(4)「全き教会の愛において誠実に且つキリストの代理者の権威への尊敬において行動する意志を示すこと」

 これを見ると文言化された要求の、曖昧とは言わないまでも極めて一般的な性格が、特に最後通牒の緊急性と対照をなしている。これらの条件は、特定の限定された点について約束すると言うよりも、むしろ後の対話を上手くさせるための環境を作ることを目的としているように思われる。聖ピオ十世会は、この対話が教義のレベルでなされること、また全ての問題にわたってなしたいと願っている。もしも全ての事柄について話し合うことが避けられた場合、慌てて作った聖ピオ十世会の教会法上の立場を危険にするかも知れない。聖ピオ十世会は、1988年の破門の教令がまず撤回されることがそのような対話の穏やかさをよりよく作り上げるだろうと考える。

 聖ピオ十世会は、教皇よりも優れた教導権を行使しようなどとは主張していないし、教会と対立させることを求めてはいない。創立者に従って、聖ピオ十世会は受けたことつまり「常に、どこでも、全ての人々によって信じられていたこと」を伝えようとしているだけである。聖ピオ十世会は1975年9月24日にパウロ六世にマルセル・ルフェーブル大司教がなした信仰宣言を自分のものとする。「信仰においてその兄弟たちを固める任務をイエズス・キリストが委ねられたのは、そして聖パウロのティモテオへの言葉によれば、それぞれの司教たちが信仰の遺産を忠実に守っているか注意するようにイエズス・キリストが求めたのは、キリストの代理者である教皇にである。」

 フェレー司教が、2008年6月26日木曜日の教皇ベネディクト十六世への手紙の中で最後通牒に返答したのは、以上の意味内容のことである。カストゥリヨン・オヨス枢機卿は翌日この手紙を受け取ったことを確認しただけであった。

 更に詳細の情報が入るまで私たちはコメントしない。

アラン・ロランス神父様

From DICI traduction par l'abbé Thomas ONODA

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Au sujet de l’ultimatum du cardinal Castrillón Hoyos


Le 4 juin 2008, à la demande du cardinal Dario Castrillón Hoyos, président de la Commission pontificale Ecclesia Dei, le supérieur général de la Fraternité Saint-Pie X, Mgr Bernard Fellay, s’est rendu à Rome accompagné du 2nd assistant général, l’abbé Alain-Marc Nély.

Au cours de l’entretien, il lui a été remis un memorandum sous forme d’ultimatum, exigeant une réponse pour la fin du mois de juin. Le 23 juin, contrairement aux usages, le quotidien italien Il Giornale révélait l’existence de cet ultimatum et en livrait le contenu, le lendemain, dans son édition électronique. L’information était reprise les jours suivants par l’ensemble de la presse internationale. Ainsi, à l’urgence de l’ultimatum s’ajoutait une pression médiatique.

Le document du cardinal Castrillón Hoyos formulait cinq exigences : outre une réponse positive réclamée avant la fin juin, la Fraternité Saint-Pie X, en la personne de son supérieur général, devait s’engager (1) à « une réponse proportionnée à la générosité du pape » ; (2) à « éviter toute intervention publique qui ne respecte pas la personne du Saint Père et qui serait négative pour la charité ecclésiale » ; (3) à « éviter la prétention d’un magistère supérieur au Saint Père et à ne pas proposer la Fraternité en contraposition avec l’Eglise » ; (4) à « démontrer la volonté d’agir honnêtement en toute charité ecclésiale et dans le respect de l’autorité du Vicaire du Christ ».

On remarquera que le caractère très général, pour ne pas dire vague, des exigences formulées tranche singulièrement avec l’urgence d’un ultimatum. Ces conditions semblent viser à obtenir un climat favorable à un dialogue ultérieur, plutôt que des engagements précis sur des points déterminés. La Fraternité Saint-Pie X souhaite que ce dialogue se situe au niveau doctrinal et prenne en compte toutes les questions qui, si elles étaient éludées, feraient courir le risque de rendre caduc un statut canonique établi dans la précipitation. Elle pense que le retrait préalable des décrets d’excommunication de 1988 favoriserait la sérénité d’un tel dialogue.

La Fraternité Saint-Pie X n’a pas la prétention d’exercer un magistère supérieur à celui du Saint Père, ni ne cherche à s’opposer à l’Eglise. A la suite de son fondateur, elle entend transmettre ce qu’elle a reçu, c’est-à-dire « ce qui a été cru toujours, partout et par tous ». Elle fait sienne la profession de foi que Mgr Marcel Lefebvre adressait à Paul VI, le 24 septembre 1975 : « C’est à son Vicaire que Jésus-Christ a confié la charge de confirmer ses frères dans la foi et qu’Il demande de veiller à ce que chaque évêque garde fidèlement le dépôt, selon les paroles de saint Paul à Timothée ».

C’est en ce sens que Mgr Fellay a répondu à l’ultimatum dans une lettre au pape Benoît XVI, le jeudi 26 juin 2008. Le cardinal Castrillón Hoyos a simplement accusé réception de cette réponse, le lendemain.

Jusqu’à plus ample informé, il ne sera pas fait de commentaire.

Abbé Alain Lorans

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ルルドの聖母御出現150周年 : 聖ピオ十世会によるルルド巡礼の動画紹介

2008年07月04日 | カトリック・ニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、
 今年は、ルルドの聖母御出現150周年ですね。ルルドの聖母マリア動画を紹介致します。


True History of Lourdes & St. Bernadette Excerpt 1.

この後半部分に聖ピオ十世会フランス管区が毎年行っているルルドの巡礼の様子があります。

True History of Lourdes & St. Bernadette Excerpt 2.

途中で聖ピオ十世会フランス管区が毎年行っているルルドでの聖伝のミサのようすがあります。

True History of Lourdes & St Bernadette Excerpt 3.



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聖ピオ十世会(FSSPX/SSPX)ツァイツコーフェンの神学校での叙階式(2008年6月28日)

2008年07月04日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 聖ピオ十世会(FSSPX/SSPX)ドイツのツァイツコーフェンの神学校での叙階式(2008年6月28日)の様子をご紹介します。新司祭のために兄弟姉妹の皆様のお祈りをお願いいたします。


Priesterweihe in Zaitzkofen (28. Juni 2008)

聖ピオ十世会(SSPX)ドイツのツァイツコーフェンの神学校での司祭叙階式(2008年6月28日)

聖ピオ十世会(SSPX)ドイツのツァイツコーフェンの神学校での司祭叙階式(2008年6月28日)

聖ピオ十世会(SSPX)ドイツのツァイツコーフェンの神学校での司祭叙階式(2008年6月28日)

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【関連記事】


2008年6月27日聖ピオ十世会(SSPX)のエコンの神学校で司祭叙階式の動画

2008年07月03日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 2008年6月27日、聖ピオ十世会のエコンの神学校(スイス)で8名の司祭叙階と10名の助祭叙階がありました。その神学生や司祭たちの入場の動画をご紹介します。
 15年前の叙階式を懐かしく思い出します。

Econe 2008


 新司祭たちのために兄弟姉妹の皆様のお祈りをお願いいたします。

 その他にも、ビデオクリップ:2008年6月27日、聖ピオ十世会のエコンの神学校での叙階式ダウンロードがあります。

 これと同じものが、DailyMotion Ordinations écone 2008 にもあります。


【おまけ その1】フラヴィニーの神学校とエコンの神学校で一緒に学んだ一年先輩のフロリアン・アブラハモヴィッチ神父様です。オーストリアのウィーン出身のチェロを弾く音楽家で、ドイツ語を母国語としフランス人のようにフランス語を話していました。休暇中にウィーンの彼の家に遊びに行ったことを懐かしく思い出します。
Don Floriano Abrahamowicz intervistato da Anno Zero



【おまけ その2】フラヴィニーの神学校とエコンの神学校で一緒に学んだ一年後輩だったルイジ・モンカレロ神父様です。イタリア出身のエンジニアで、聖ピオ十世会ブラザー(修道士)になるために入会したのですが、その明晰な頭脳のためにすぐにブラザーではなく司祭になるように、長上から言われました。懐かしく思います。

Don Luigi Moncalero al Gay Pride del 2000



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聖ピオ十世会ドイツ管区の広報誌の最新号をご紹介します

2008年07月02日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、
 聖ピオ十世会ドイツ管区の広報誌の最新号をご紹介します。


聖ピオ十世会ドイツ管区広報 2008年7月号 Mitteilungsblatt vom Juli 2008
Mitteilungsblatt vom Juli 2008


 広報誌2008年7月号の「広報誌特集 フランスでの聖伝 第2部 Mitteilungsblatt Spezial, die Tradition in Frankreich」は、6月号の続きで注目に値する記事だと思います。

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