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聖ピオ十世会創立者ルフェーブル大司教の伝記 12.1.9. 劇的な対立(その3)

2008年07月09日 | ルフェーブル大司教の伝記
第12章 公会議の嵐に直面して

I. 中央準備委員会委員


劇的な対立(その3)

 投票が続いた。ラテン系教父たち--イタリア系、スペイン系及びラテン・アメリカ系--は、このオッタヴィアーニの概要に賛成した。他方で、アメリカ、イギリス、ドイツ、オランダ及びフランスの教父たちは、ベアのプロジェクトを支持した。数字は真っ二つに半々となった。

 ルフェーブル大司教が説明するように、公会議前日、教会は基本的な主題、すなわち私たちの主イエズス・キリストの社会統治に関して分裂していた。私たちの主は、諸国に君臨しなければならないか? オッタヴィアーニ枢機卿は「そうだ!」と言った。 他の人々は「違う!」と言っていた。それで私はつぶやいた。「公会議がこんなふうに始まるのなら、公会議は果してどうなることだろうか?」

 ルフェーブル大司教は 1962年 7月 13日、コレーズの司教区民に自分の心配事を伝えた。

「何らの幻想も抱いてはなりません。闇の勢力は公会議を台無しにするために、或いは教会を崩壊させる方向に向かってし向けるために、ありとあらゆる手段を使うことでしょう。

 司教は信者たちに忠告した。

「聖霊降臨の前の使徒達のように、敬虔と礼拝、謙遜と沈潜と祈りの中に、私たちの霊魂を深く入れましょう。」

 それに大司教が思ったように、希望する理由が充分にあった。彼はこう言う。公会議の準備は「極めて真面目なものであり、聖伝に極めてよく一致していた」からだ。これによって「できるだけ長い間、近代の誤謬を教会の中から駆逐するために、誤謬を目の前に真理を宣言し」、この公会議が「現代世界を導く光り輝く雲」になることができるはずであったからだ。

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第12章 公会議の嵐に直面して
I. 中央準備委員会委員

【追加参考資料】日本におけるカトリック教会の司祭数の推移

2008年07月09日 | カトリック・ニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

【追加参考資料】■ 日本におけるカトリック教会の司祭数の推移をご紹介します。
(「カトペディア '92」を参考にしました。)

1971年 1,936人
1972年 1,901人
1973年 1,960人
1974年 1,917人
1975年 1,923人
1976年 1,966人
1977年 1,908人
1978年 1,905人
1979年 1,916人
1980年 1,853人
1981年 1,897人
1982年 1,849人
1983年 1,865人
1984年 1,838人
1985年 1,812人
1986年 1,816人
1987年 1,804人
1988年 1,814人
1989年 1,879人
1990年 1,784人
1991年 1,784人
1992年 1,793人
1993年 1,766人
1994年 1,728人
1995年 1,758人
1996年 1,736人
1997年 1,735人
1998年 1,719人
1999年 1,714人
2000年 1,694人
2001年 1,633人
2002年 1,658人
2003年 1,621人
2004年 1,597人
2005年 1,516人
2006年 1,523人
2007年 1,489人

【コメント】約20年の間に日本では400名のカトリック司祭が減少している。1990年から2000年まで10年で100人減少、2000年から2004年の間に4年で100人減少、2004年から2007年まで3年で100人減少。


■ 聖ピオ十世会の司祭

1988年 200人
2007年 480人

【コメント】約20年の間に聖ピオ十世会では280名のカトリック司祭が増加している。(20年間のうちルフェーブル大司教様をはじめ約10名ほどの会員が亡くなっている。) 多くの讒言、嫌がらせなどにも関わらず。

 主よ、我らを憐れみ給え!

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