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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

うなぎ

2014-06-23 20:34:04 | 料理のサイエンス
学生のころ貧乏旅行をしていて、浜名湖駅で時間つぶしのため、線路をあてどもなくぶらついたことがあった。
そのとき、線路で見かけたのが干からびたうなぎ。
さすが、うなぎの名産地と思ったのだが、なぜ、線路に?・・・長く疑問だった。
鉄道で搬送中に水槽から逃げ出した?

どうやら、ウナギは表面の皮膚に保湿性があるので、陸地を移動して他の水源地へと行くことが可能なようだ。
つまり、ウナギの冒険。当時、浜名湖の線路で目撃した干からびたウナギの死体は、新天地を目指した個体が旅の途中、力尽きて行き倒れになったものなのかもしれない。

ウナギはマリアナ諸島西側の海で産卵する。孵化した幼魚(レプトケファルス)は、北赤道海流に乗って西の方角へ流れていく。
黒潮に運ばれた個体は、数週間でシラスウナギに成長、日本の河川付近へと到着。
養殖ウナギは、このシラスウナギを捕獲して育てたものだ。
河川や河口、湖沼などで大きく成長したウナギは、5~6年で産卵のためまた外海へと戻って行く。
つまり、シラスウナギを乱獲すれば、産卵できるウナギはいなくなり、種の絶滅を迎えることとなる。
実際、乱獲でシラスウナギは1970年代の1~5%にまで激減し、先日、国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定された。
これを受けて、水産庁はウナギの年間養殖量を規制する方向で検討を開始。ニホンウナギの捕獲や養殖を行う中国、韓国、台湾などとの共通ルール化を目指し、
本格的な調整に入る。

チェコスロバキアの映画に「黄金のウナギ(1979)」がある。
「黄金のウナギ」とは大量に川を上るウナギの白い腹が陽光をあびて金色に輝くさまのことだ。
第二次世界大戦下のチェコスロヴァキア。田舎の祖母の家に疎開してきた一家の物語。
ドイツ軍が侵攻し、ユダヤ系の父と、年長の兄たちは収容所送りとなる。
父のためと釣ったウナギは燻製となって別れの食卓に。
占領軍に魚釣りを全面禁止にされるなか、母、そして、祖母までもナチに連行されてしまう。
おじさんに預けられた少年は、2人で釣ったウナギが黄金色に輝いて帰還するのを祈ってそれを川に放つ。


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