天真庵のオープンエアーな場所に、青い魚の干物網がぶらさがっている。
一昨日つくった干し芋がいい具合になってきた。上二段に芋、下には長崎産のアジを
開いて寝せてある。魚釣りをする人間には、朝飯前だが、自分で鯵を開くのも面白い。
内臓を取り出す瞬間にそのアジの味がわかる、くらい、臓物のおさまり具合は大事だ。
塩梅というけど、塩かげんで、スーパーで開いて売っているレベルから料亭の味まで、
の幅がでてくる。
塩梅といえば、昨日2010年に、三重の「早春」の10年古酒でつけた梅酒の梅で
ジャムを作った。梅肉は10年たっているので、種を出しやすく、ストーブの上で
ゆっくりあたため、少し水気をたし、砂糖と蜂蜜を加えて、できあがり。今朝は
ヨーグルトに入れて食べた。酒のつまみにもよさげな味。これもまた意気な「春の味」。
今日は日曜日なので16時で閉店。それから蕎麦打ち教室。
明日は「卵かけごはん」 朝から「蕎麦打ち教室」もあり。
夜は「福の会」 福という字は、田んぼでとれた穀物を、神棚に供える、意味の象形文字
からなっている。自然に感謝し、神に成果物を具える、手向ける。人が太古の昔から
あたり前のように行ってきた営みの中にこそ「福」がある。
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