長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

昨日は師走みたいにあせって走った。

2008-12-18 09:46:38 | Weblog
昨日は朝から雨だった。
傘をさして、豆やまで豆を買いにいった。
正月用の黒豆ではない。味噌をつくる大豆でもない。
珈琲の「生豆」。いつもは、電話して宅急便でおくって
もらうのだが、ときどきは気分転換と情報収集をかねて
現場にでむく。

帰りに駅前のガード下の古色蒼然とした器やの建物の玄関に
「建物が老朽化したので、閉店セールをします。
古伊万里、唐津など原価でお譲りします」みたいなことが
書いてあった。ちょうど隣のブティック、というかブチック
みたいなお店の主人がお店を開けようとしていたので、
「隣の器やさんは、まだやっていますか?開店は
何時ですか?」と聞いたら、不機嫌そうに、「張り紙に
書いてあるでしょう」と答えられた。
ここで切れるとせっかくの縁がきれるので、気をもちなおし、
張り紙を見ると「10時半から」と書いてあった。
30分くらいあったので、鳥肉をかったり、野菜を買ったりして
10時25分くらいに戻ってきたら、お店はまだ、うんともすんとも
していない。たぶんお店の二階に住んでいるのだろうと思い、張り紙
に書いてある電話番号にかけ、「今日は何時ころあけるのですか?」
と聞いたら、「十一時には開店します」と不機嫌な声。
しかたないので、近くの「なかう」でうどんを食べ、11時5分
前にもどると、やっと店を開きかけていた。
「さっき電話したものです。奥を見せてください」というと
「開店の準備にあと30分かかる」という。
かなり「きれ」かけたけど、ウィンドウ越しに中を見る。
古伊万里や「骨董」らいきものは、どこにもない。そんじょそこらに
ある大量生産ものばかり・・・・
お店の人たちだけが骨董だった。荒唐無稽な話だけど、それから
自分のお店の開店のために、走ったこと、走ったこと。
師走を実感した1日。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿