長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

美味求真

2010-06-18 07:26:21 | Weblog
今、発売中のBRUTUSの内容が「美味求真」。びみぐしん、というらしい。
大分出身の政治家で、木下謙次郎という人が「美味求真」という食の本を書き、ベストセラーになったということだ。煎茶のお稽古をしているときに、「かぼす大使」を
自認する女子に教えてもらった。彼女の縁で、来月から天真庵の二階に
大分の別府から、竹職人さんたちがきて、「竹細工の教室」をやることになった。

奇しくも、今回のこのBRUTUSに、天真庵も紹介されている。
66pから4ページに渡って、「Dan & John」という特集があり、
2人の外人さんが、新しいIXYを持って、東京下町を散策している記事がある。
最初のページは、ふたりが、お店の前のプランターのところで、座っている
写真だ。次の見開きページは、お店の外観や、お店の中の様子が
写っている。すべてが、そのカメラで撮影したもの。
Danさんたちも、なかなかおもしろい人たちだったが、壇一雄さんや、
水上勉さんたちの記事も、なかなかおもしろかった。

ぼくの蕎麦の師匠、達磨の高橋さんの座右の銘が
「上求菩提 下化衆生」(じょうぐぼだい げげしゅじょう)。今回の
美味求真を見て、それを連想した。
上を向いて、毎日修行をして菩提(悟り)を求め、下はその教えを
説いて民を幸せにする、みたいな意味。彼が弟子をとるか否かを
悩んでいた時に、この言葉と出会い、弟子に教える、という道を
選んだらしい。そして、その末席に自分がいる、という縁をいただいた。
天恩感謝。

今日は「スケッチの会」。みんな1歩1歩前進して、うまくなってきた。上求菩提 下化衆生・・・・なにごとにもあてはまる。いい言葉だ。



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