今回の信州の旅は、泊った宿も野菜中心の料理を食わせる宿で、昼は蕎麦を食べ、夜は郷土の野菜料理と地酒
という組み合わせで、湯治場で老体を癒す老人よろしく、体のケアーを中心にした毎日だった。
最後の日は、伊那谷を経由して遠山郷に行き、峠を越して、硯水泉の里経由で東京に帰るコースを選択。
伊那谷といえば、京都時代から友人の墓参りに通う道ずがら気になる場所で、隠居でもできるチャンスがあれば、
終の棲家にしたい候補地のひとつ。この土地で生まれ、鹿児島で後世を生きた椋鳩十(むくはとじゅう)さんの記念館
に立ち寄る。小学校の教科書なんかに彼の童話がでてくる。熊やうさぎ、きつね、さるなど人里近くで共生する
動物だちの物語は、まるで森に住む人になったような気分になった子どものころを思い出させる。
有名な「熊」の物語の舞台になったのが遠山郷で、山人(やまんど)たちとの交流で生まれた物語。
その山人を先祖にもつお店「星野屋」で、鹿や猪の料理を酒肴に地酒を飲んだ。やはりこのお店も元気なおばあちゃん
がいた。自然の中で自然に生き暮らす人たちは、やっぱり元気だ。自然のものを食べた「なまくさもの」は、なまくさくなく美味い。
遠山郷から浜松まで行く道が、がけ崩れで不通になり、小さな迂回道を通って浜松にいく道がけっこう狭くて
ガードレールもない道をトラックなどと交差しながらというはめになり、久しぶりに四国や九州の僻地へいく旅
の醍醐味を味わった。でもこれもまた旅。いばらの道もある。それがいい。9月のライブ・・
1日(日) 朗読劇『夢の刻 従文月の杜』
柴咲ほたる(朗読・エーエス企画) ・ 天城凛太郎(脚本)
難波 研(音楽&演奏 aim music development)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
13日(金)MUSICA LIBERA TOKYO演奏:山根孝司(クラリネット)・松岡美絵(ピアノ)・中竹英昭(ヴィオラ)19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き) |
16日(月・祭) 弾き語りシャンソンライブ演奏:・上原英里(ヴォーカル&ギター)19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・料理付き) |
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