長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

長寿食はなんといってもお寺ごはん

2015-10-01 08:20:55 | Weblog

昨日は近くのお寺で珈琲会を頼まれて、いつもように、手回しの焙煎機を

がらがらまわして、珈琲豆を焙煎した。ダメ豆をよけたりすのに、ざるにいれて外で

ギンピなどを飛ばしていると、近くの小学生が前を通りかかって「これな~に」というので、

あつあつの豆を手の平にのせ、「食ってみろ」といい、「おいしい」とお世辞をいわれた後、

「これができたての珈琲や。大人になったっら飲みにおいで」といった。

お寺の境内には、いろいろな茶花が上手に植えてあり、この寺の「品格」みたいなものを

感じる。玄関に入ると、茶掛けに、白いむくげが投げ入れてある。正面には籠には矢羽すすき。

無駄なものがなく凛とした空間がみごとだ。

今日はまた違うお寺にいく。何年か前にそこで「蕎麦打ち」をやり、その縁でベトナムで蕎麦打ち

をやったり、すし職人のKさんが「気骨の鮨会」をやる仏縁をいただいた。そのKさんが本日

「柚子胡椒つくり」の指南をやってくれるのだ。彼の産まれた佐賀県のふるさとの近くに祐徳稲荷という

のがあり、昔から「柚子胡椒」作りの名人が多い。

佐賀といえば、煎茶の中興の祖、「売茶翁」のふるさと。今月は織田流煎茶道が、彼を偲ぶ茶会を

京都黄檗参山万福寺でやる。隠元和尚がこの寺に中国からやってきて、いんげんやカボチャなどの野菜

を伝え、普茶料理(ふちゃ)を広げた。書・茶・精進料理の「ふるさと」である。二階でやる「普茶料理」は

原理原則にしばられず、肉や卵料理があったり、「おちゃけ」もでたりするけど、根底にある「こころ」は

はずしていないと思っている。ときどきお客さんといっしょに飲んで、はめははずしているけど・・

明日は「ねんどの会」 こねるのまいかさんが作る「似顔絵」みたいなねんどが好評だ。

中学2年になったゆずのも依頼中。誰でもマーキングするように写真をばしゃばしゃ撮れる時代だけど、

違う形で残す、というのもいいもんだ。

 


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