長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

山口へいってきたちゃ 2 極上のすしねたが泳ぐ海

2015-08-25 08:22:25 | Weblog

宇部でコンサートがある前日、唐戸市場で「そばのお弟子さま」たちと待ち合わせをし、

それからレンタカーで山陰を走った。帰省する時に、何度も通った道。観光ずれしていない道。

萩までいく手前に「角島」という島がある。美しい海に橋がかかっていて、舟でなく、車でエメラルドグリーン

の海の上を走っていける。知る人ぞ知るような島になったけど、まわりに素敵なスポットが三つあり、

ちょっと文化的な梯子をした。「香月泰男」「金子みすづ」「村田清風」の記念館。

三人とも、界隈の自然や風俗をこよなく愛した人たち。生き方や作品にそれが吐露されていていい。超おすすめスポット。

昼ごはんは、少し手前で「おかげさまで40周年 今年で閉店します」と店内に決意の張り紙をしている小さなお店。

6月にきた時、この張り紙を見て「もう一回きます」とおばちゃんと約束をして、「ほぼぶらじる」を渡して握手をした。

今回いったら、今年で閉店します、の決意のこもった太い筆文字の横に、細いサインペンで、「来年もうにがとれたら、やります」

と書いてあり、みんなで拍手をした。帰りに「またくる」約束そした。「珈琲のお返しちゃ」といって、おばあちゃんが海でとって、乾燥させてくれた

ひじきをいただいた。店の名前もおばあちゃんの名前も知らないけれど、原始的ぶつぶつ交換で、こころ豊かな気分になった。

ここのウニの味は、筆舌が及ばん。東京にはもってこれないし、おとりよせもできん。その時、海でとれたら、夢のような夕餉になる。それだけ、

というのがいい。最近、山口の地酒が全国区の人気もんがでてきた。身土不二、というけど、地酒はその土地でとれたものとあわせて飲む

のが一番いい。フォアグラやきいたことのない横文字のもんやらとあわせて、ワイングラスで飲みながら、ボリボリするみたいなセンズリ飲み

が流行っているみたいやけど、♪あぶったイカでいい。ウニもいい。夏なら、アジのたたきでもいい。

今日の夜は「タイムドメイン」

仲間と、飲みたい酒、酒肴、CDを持ち寄って、ワイワイいいながら酒を飲む日。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿