昨日は煎茶のお稽古に表参道にいく。
ひるごはんを、押上猫庫でささっと食べて、大塚まで寄り道。
老夫婦でやっている古美術店にいく。ここは、ぼくの煎茶道具の先生。
いろいろなことを仕込んでいただいた。その足で元・ガン研があったガン研通り
を明治通りの交差点まで歩く。池袋時代の天真庵があったところに近い。
そこの角に酒屋がある。「角」という。毎日のようにいろいろなお客さん
が勉強会や展覧会などにきていたので、不通の家やお店なんかよりもお酒
をたくさん注文したところ。とくに賀茂鶴の樽酒がうまくて、よく買っていた。
「今日は寒いので賀茂鶴の樽酒を燗にして飲もう」と思って、ひさしぶりに
「っちわっす」とお店に入ったら、女主人がいなくて、ときどき手伝っていた
弟さんが「ひさしぶり」と返事をしてくれた。「姉は3年前に旅立ちました」とのこと。
賀茂鶴の樽酒を一本買って、リュックに無理やりいれて、池袋駅まで歩き、
山手腺で渋谷の雑踏を歩き、途中にいつもの古本屋で、煎茶の本などを買い、
まるでホームレスのおじさんみたいに、荷物いっぱいでよたつきながら、煎茶の教室
までたどりつく。昨日は玉露の「盆手前」。品評会用の高級な玉露を堪能した。
お菓子は「旅枕」
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