月曜日の朝は「卵かけごはん」
昨日は、そばが一時半に売り切れ、そば豆腐もすぐに売り切れ、
それからガレットとかそばがきをかき続け、けっこうハードな日曜日だった。
お味噌は5人がつくられた。知ってる家族のような人たちばかりが、その家族の一年ぶんの「命のもと」を
作るお手伝い。仕込んだ味噌は、その日の新聞で包んでもってかえってもらっている。5人になると
自分ちの新聞では間にあわないので、近所の新聞店の主人のところにいって、「あまったのちょうだい」
といってもらってくる。新聞店の斜めまえに老人ホームができた。その主人もぼくと同じ世代なので、じっと
そのホームをながめながら、「いつかお世話になるのかね。その前にころっと死にたいね」なんて会話をしながら
笑った。天真庵の二階には、生井さんの絵を飾っている。落ちたつばきの花の絵の横に
「へたっくそな毎日 いつも四つん這い でもそのお陰で 落ちつばきの花 真近に楽しめる」と書いてある。
床の間には、大徳寺の高僧の「梅」の書。昨日は裏千家のえらい先生が味噌をつくりにきて、両方の掛け軸を見て、
「大徳寺もいいけど、市井の生井さんのこれは、すごすぎ」と絶賛されておられた。
生井厳さんの個展は、本日まで、吾妻橋の「ギャラリー アビアント」でやっている。ぜひごらんあそばせ。
今日の夜は「論語の会」(順受の会) 教科書では大塩平八郎の乱、が有名。
日本の陽明学は、中江藤樹が祖。その祖を蘇し、実践的な儒学者として、少し過激ではあるが、
民の窮状を見て見ぬふりできず、考えたあげくおこして、腹を切った哲の先人。この会では
2度目になるが、学ぶところ多し。